未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

三浦俊章

三浦 俊章
政治・外交の取材専門
戦後70年企画のキャップ

守真弓

守 真弓
文化くらし報道部、
出版業界担当
戦後70年チーム所属

西本秀

西本 秀
社会部
戦後70年チーム所属

渡邊花

渡邊 花
桜美林大学4年リベラルアーツ学群国際協力専攻

加藤有貴

加藤 有貴
山梨大学教育学部数学学科 卒業済み

◎自分の学生時代と今の大学生〜わかりやすく、短く伝えるということが非常にもてはやされている〜

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

渡邊
まず始めに、皆さんの大学時代、主に20歳の頃のお話をお聞かせください。


学生のときは国際政治専攻で、朝鮮半島についての勉強や、語学留学で中国に留学していました。

三浦
僕の頃は米ソ冷戦まっただなかだったので、核が使われるかもしれないという危機を感じて国際政治について勉強し始めました。

西本
ベルリンの壁崩壊や天安門事件の頃、大学に入りました。国際政治の学科も増えてきて注目が集まっていた頃でした。でも自分はあまり勉強していませんでしたね…むしろ僕は社会人になって、米軍基地問題や広島の原爆について取材していって、徐々に関心が高まりました。

渡邊
今の大学生とご自身の大学生時代に何か変わったところは感じられますか?

三浦
非常勤講師で大学の教壇に立っているんですけど、一番感じるのは2つあって、1つは先生が学生にとてもサービスしているなぁと。パワーポイント、リアクションペーパー、レジュメを配ったり…。私の頃は先生が参考文献の本の名前が大量に書かれた紙を最初に配って、後は先生がずっと話して、それをノートに写すという授業でした。今の学生さんはうらやましいなぁと思う反面、教えててすごく疲れるなぁと思います。自分で資料など探して調べるという意識が減っているんじゃないかと感じます。
2つ目には、学生の反応聞いていて、自分が細かく順々に話していたことを「要するにこういうことでしょ」という風に短く要約したがる。私が話していた内容で一つ心に響いたことがあるとすぐにわかった気になり、物事を深く理解できないかなと…。マスメディアもそうで、わかりやすく、短く伝えるということが非常にもてはやされている。つまり、解説というのがもてはやされているという現状は、現代の人に食べやすくしないと食べてもらえない。だからこちら側も食べやすくしようとしているんです。本当はもっとごつごつしたものを投げて、それから自分で調べたり、自主的に追求していってほしいと感じます。
とても便利だし、いいこともあるけどそういう荒々しいような素朴な好奇心やがむしゃらに勉強するっていう姿勢がなくて寂しいなぁと思います。

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

西本
今年のお正月に早稲田大学の日中関係に関心のある大学生に取材をして記事を書いたのですが、皆さん素直でした。僕らの頃と違って、インターネット普及が進んでますし、情報も多いし発信もできる環境にいるため、可能性もチャンスもあってうらやましいなと思います。最近では若者が右傾化していると言われていましたが、僕が取材した学生さんたちはそんな印象は受けませんでした。好奇心も旺盛だし。


すごいメディア不信があるな、と感じます。既存のものを信じないという点ではいいと思うんですが、ネットの情報の方は信頼をしているように感じて、情報の受け取り方が私の世代とは全然違うと思います。

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