未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

楢原泰一さんインタビュー

◎活動で大切にしていること〜自分に置き換えて考えることですね。それを考えてもらえるような活動をするようにしています。〜

楢原泰一さんインタビュー

菊池
私は“Peace Now!”に参加したのは長崎が初めてでした。その時も全然知識がなくて、どういうふうに関わったらいいのか、議論そのものにまず意見が持てないなというふうに最初思っていたのですけれども、やはり現地に行って自分が何か感じるのはすごく影響が大きいなと思っています。
今も印象に残っているのは、式典のときに何の音もない中で1分間黙とうをするということ。蝉の鳴き声と、じりじりとすごく天気が良いときで、このときに爆撃機が来る音がして、〝それ〟が落ちてきて、気付かないうちに一気にそういうことが起こったということを想像すると、核の問題が自分にものすごく迫ってくるというか、それがあってやっと議論に少し足を踏み込めたと記憶しています。

楢原
まったくその通りで、自分の普段の暮らしの中でどう位置づけるかとか、もし自分がそこにいたらどうなっていただろうかとか考えることがすごく大事ですよね。私も被爆体験伝承講話や、ヒロシマピースボランティアをしていますが、どちらにしてもそうなのです。被爆者は今も大変な思いをして生きているのですよ。今も終わっていないのですよ。だから、皆さんがここにいたらどう思いますか、ちょっと考えてみましょうというふうに、自分に置き換えて考えてもらうようにしています。また、それを考えてもらえるような話をするようにしています。それはすごく大事だと思います。そうしないと、“Peace Now!”のような場所では特に、議論は深まっていかないと思います。

被爆体験伝承講話:被爆者の体験を後世に語り継ぐために広島市が行っている事業で、現在50名の方が伝承者として認定されている。

ヒロシマピースボランティア:広島平和記念資料館や平和公園をガイドする資料館直轄のグループ。

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