アンケート分析してみた!
給付型奨学金等のこれからの展望と財源について

各政党・国会議員のみなさんからいただいた奨学金制度に関するアンケートを分析し、概要をまとめてみました!「+α」の部分では、回答に関連することや現在の動きをまとめています!

多くの政党と国会議員が、学ぶ意欲のある学生すべてへの給付型奨学金の拡充を掲げていました!

  • 「成績基準をなくすよう求めていきます。」 (日本共産党)

また、高等教育やその他の教育課程の無償化・学費の減額も訴えています!

  • 「教育無償化実現に向けた法案づくりに党として取り組んでいます。」 (民進党 古川議員)
  • 「大学への補助金を増額し、学費をあげなくても済むように求めていきます。」 (日本共産党 武田議員)
  • 「幼児教育から高等教育までの無償化を憲法に明文化するよう努力していきます。」 (日本維新の会)
+α(給付型奨学金の受給基準について)

〜2017年度先行実施分〜

①私立の大学等に自宅外から通学する住民税非課税世帯の人、又は生活保護受給世帯の人
②児童養護施設等に入所していたなど、社会的養護を必要とする人
①で十分に満足できる高い学習成績を収めている人、②で優れた学習成績を収める見込がある人

〜2018年度本格実施分〜

2017年度先行実施分の基準で自宅から通学する人も含まれます。また、各高等学校が教育目標を踏まえた推薦基準を定め、それに見合った人が推薦されます。

+α(教育の無償化について)

現在、憲法を改正して教育を無償化しようという動きがあります。

〜政府が提案する憲法改正の4つのポイント〜

  • 自衛隊の明記
  • 教育の無償化
  • 緊急事態条項
  • 参議院選挙区の合区解消

これに対し、憲法を改正せずとも対応できる(教育基本法の改正)という意見もあります。

給付型奨学金等の制度改善や教育の無償化を目指すにもお金がかかります。
まずは、本当に困っている人を助けたい…という意見もありました!

  • 「経済的理由により就学が著しく困難な学生、子どもを第一に考え、しっかり見極める必要がある。」(無所属クラブ 行田議員)

財源をどのように作るかについては、以下のような意見がありました!

  • 予算の使い方を見直す(例:軍事費の削減)
  • 税金の集め方を見直す(例:法人税など大企業優遇税別制の見直し)
  • 教育機関の経営を効率化し、必要金額を減少させる

まとめ

これからの展望については、

  • 給付型奨学金制度を拡充する
  • 大学への補助金を増額するなどして学費を減額する
  • 教育を無償化する

といった、教育の改善・充実を目指す声がたくさん聞かれました!

私たちは、ただこれらを求めるだけでなく、「自分たちの学ぶ姿勢」や「高等教育機関のあり方」についてもしっかりと考えていく必要があります。また、現在の奨学金制度の認知も広めていくことも大切です。