国際活動

日韓大学生協学生交流セミナー2012

(2012年7月12日~16日、東京)

協同組合の源流と今を学び、未来を語り合ったセミナー

2012年7月12日~16日に東京で日韓学生交流セミナーが開催されました。このセミナーは毎年お互いの国で持ち回りで開催されており、今年は日本開催でした。韓国からは学生11名と韓国連合会の職員2名が参加、日本からは学生6名の参加(事務局・協力者・受入大学生協で交流した学生・職員などをあわせると30名以上)がありました。プログラムでは、日本女子大学生協、東京学芸大学生協、賀川豊彦記念 松沢資料館などを訪れ、ともに学び、そして学生どうしの交流も大いに行われました。

神戸から参加した学生の感想

私が日韓セミナーに参加して1番印象に残ったのは、韓国の学生さんたちの積極的な姿勢です。意見交流の時間になると、自分たちの意見や疑問をどんどん出してくれたので、私自身も積極的に意見を出すことができました。さらに、その積極性は学生委員の活動においても同じで、韓国ではまだまだ認知度の低い大学生協をみんなに知ってもらおうと奮闘している姿に刺激を受けました。

また、日韓セミナー全体を通して韓国の学生さんとの交流はものすごく楽しかったです。最初は、共通語が英語だったので意志疎通できるかどうか不安でしたが、実際一緒に行動していると言葉はそれほど重要ではなく、同じものを見聞きし、感じて、同じ時間を共有することで自然と意思疎通がとれ、素晴らしい時間が過ごせました。特にセミナー2日目の夜にみんなで行ったお好み焼き屋さんでは、韓国と日本の共通の俳優や人気のあるアニメや映画について話をしたことでお互いの距離が近くなり、セミナー最終日での活発な意見交流に繋がったと思います。

今回、韓国の大学生協の現状を知れたことで、自分の中で改めて日本の大学生協について考えることができました。日本では大学生協は認知度も加入率も高めで、制度も整っていて、組合員さんたちのニーズにもある程度応えられていると思います。ですが、それに満足して成長を止めるのではなく、常に「大学生協」とは何か、私たちに何ができるのかを考えながらこれからも生協学生委員として活動していきたいと思います。

阪神ブロック学生事務局(神戸市外国語大学) 畑恵利華

来年は韓国でアジア学生セミナーの開催を予定しています。日本、韓国だけではなく、アジアの学生にも参加をよびかけ、各国での大学生協の活動の促進に向けて活発な議論が行われることが期待されています。


日韓の大学生協に関する報告を行う。写真は梨花女子大学生協(韓国)の参加者


日本の協同組合運動の父 賀川豊彦氏について学ぶ(松沢資料館)


日本の「産直」に関する報告をもとにグループ討論


10周年を迎えた日韓大学生協学生交流セミナー
(東京学芸大学生協にて)