2023年度 第1回 社会的課題委員会 開催報告

開催概要

日時:
2023年2月19日(日) 
10:00~17:00
場所:
オンライン

全国社会的課題委員会とは

以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった選出された委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です

目指したい姿

  • 地球市民の一人として、大学コミュニティを通じて持続可能な社会を実現していく組合員
  • 持続可能な社会の実現に向けて、知り・知らせ・考え・話し合い・行動するきっかけをつくる大学生協
  • 持続可能な社会の実現に向けて、大学生協の取り組みを社会に発信し、社会を変えていく大学生協

委員会の位置づけは

  • 組合員が広く社会に目を向け、知り・知らせ・考え・話し合い・行動できる機会づくりについて考える
  • 各大学生協が社会的課題についての取り組みがより一層行われるための活動提案を検討する
  • 組合員の生活を取り巻く社会的課題について、事例や知恵を結集させ、どうよりよくしていけるかを考える

議題

⓪ チーム別協議

a.環境チーム

  • 第1回目の顔合わせとして自己紹介を行いました。また、環境チームの目指す姿やあり方などを提起し、3~5月の間に環境チームとしてどんなことが出来るか話し合いました。そして環境チームとしてどんなことをしたいかということの行動宣言を行いました。最後に、環境活動について学習する場はどのようにあるべきかを話し合い、全国環境セミナーに代わる新しい学びの場について考えました。

b.平和・国際貢献チーム

  • 最初に自己紹介をした後、大学生協が平和について考える意義について考えました。「より良い生活と平和のため」に民主主義の原則にのっとって考えていくことが大切だと話すことができました。後半は、PeaceNow!プロジェクトの推進や選挙・国際貢献など幅広い視点から平和について考えました。「自分の地域(北海道)でも平和セミナーをやってみたい」、「日本は主権が国民にあるから、その権利を行使しないのはもったいない。もっと投票に行くべき」など、自分の考えを他のチームメンバーにしっかりと共有することができていました。

c.激甚災害支援・防災チーム

  • はじめにチームについての説明をし、今年度どんなことを頑張っていきたいか、「防災」に対する個人の認識について意見交換しました。なかなか活動までのハードルが高い現状、楽しみながら活動に取り組んでもらえるヒントを見つけていきたいということを確認しました。MottaCaや連合会HP「防災の心得」を各ブロックでどのように活用していけるか、3.11に合わせた発信などについても検討を行い、今後激甚災害支援・防災チームで推進していく準備ができました。

d.消費者チーム

  • まず消費者分野の推進を通して、実現していく組合員の姿や今年度、全国として消費者被害防止とリスク講座に力を入れていくことを共有しました。次に、現状把握するために、昨年の消費者分野の取り組みと今回提出された地域報告に目を通しました。その後に、消費者被害防止に向けて何ができるか協議しました。そこでは「大学生のリスクについて、共済と一緒に消費者リスクについて説明するように促していきたい」などの意見を共有し合うことが出来ました。最後に5月の消費者月間にむけての取り組みを話し合いました。

① 地域報告・階層別委員会報告

  • 各地域の取り組みについて交流しました。たくさんの質問が飛び交い、今後の活動に活かされる有意義な時間になりました。

注目した取り組みとポイント

岩手大学生協「総代ミーティングでフードロスについて学習」
総代ミーティングの場を活用し、総代と一緒に食堂のフードロス問題を考えることができました。日本を取り巻くフードロス問題から、大学生協の現状を総代に知ってもらいました。クイズ形式で総代に興味を持ってもらいやすくしたことで、大学生協の抱える問題を簡単に、わかりやすく総代に知ってもらうことができました。


名古屋市立大学生協「服の回収企画」
「キャップdeワクチン」というシステムを利用することで、古着をワクチンに変えることができることを利用し、組合員から古着を回収しました。1人暮らしなどをしていても着なくなる服などは出てくるので、ただ捨てるだけでなく国際貢献につなげることができるのはとても素敵でした。


立命館生協(衣笠キャンパス)「知っトク!防災」
自分の身は自分で守るという目的のもと、消化器や防災スリッパ 作成の体験、ハザードマップの掲示、災害時に有効な知識をまとめた資料配布を行いました。参加者が正しい防災の知識を獲得し、 災害を自分事として捉えることが出来ていました。

② 年間の社会的課題の推進について

「23年度の社会的課題をどう推進していくのか?」

  • 2023年度の社会的課題のテーマは、
    「年間を通して、社会的課題を意識していきましょう。」
    「社会的課題×店舗の取り組みを軸に進めていきましょう。」
    になりました。このテーマを基に各階層別ブロックで何ができるか協議しました。またほかに力を入れていきたいことや全国として推進していきたい「食ロス」についての協議することが出来ました。

③ 平和について

「大学生協が平和について考える意義とは?」

  • 大学生協の理念は「組合員のよりよい生活と平和」。この理念が生まれた歴史や背景を学び、私たちがなぜ平和について推進するかを学びました。後半は具体的に私たちがどのように推進していきたいかについて議論しました。Peace Now!を吸心していくかはもちろん、大学生ならではのアカデミックな視点からもたくさんの意見が生まれていました