昨年10月4日~5日にかけて、多摩永山情報教育センター、丸紅多摩センター研修所にて全国院生セミナー2014を開催しました。
院生に対する組合員活動を考えるセミナーとして
の4点を獲得目標として設定しました。
参加者は37人となり、多くの方と一緒に院生活動について考えることができました。次に、企画の内容について紹介します。
大学院に進学してから生協活動に関わりはじめた参加者もいることから、まずは大学生協の成り立ちや考え方、仕組みについて学びました。その後、大学院生と学部生の違いについてグループで考え、生協との関わり方について考えました。
大学院生生活実態調査(院調)やひとことカード、自分たちの生活について記入した事前記入用紙などを用いて、自分たちの生活の現状、理想について考えました。交友関係が狭い、食生活が乱れがち、ストレスを感じることが多いなど、学部生とは異なる現状をあらためて振り返り、それらに対する理想を考えました。
その後、現状を少しでも理想に近づけられるような活動のアイデアを出し合いました。お金がない院生の雇用を兼ねた「英語・プレゼン講座」や、「栄養満点のカップ麺の開発」など、これまでにないアイデアも飛び出しました。
名古屋大学生協、東北大学生協の活動事例を紹介しました。名古屋大学生協は、生協を介して学生の声を大学へ届け、食品自販機の設置につながった件、東北大学生協では総代から定期的に生協への意見をもらう総代会議の件を報告し、いずれも院生の考えを大切にした活動を紹介しました。
その後、参加者が、それぞれの大学で行っている活動を持ち寄り、ポスターセッションを行いました。短い時間とはなりましたが、ほかの大学の活動を知ることができてよかった、といった声が多く聞かれました。
これまでの企画を踏まえ、自分の大学で今後行う活動を考え、計画を立てました。立てた計画シートについてはグループ全員で共有し、今後につなげていきます。
今回のセミナーは、多くの学部生・院生の参加のもと、院生の現状を捉え、今後の院生活動について考える良い機会になりました。
より多くの大学で、より活発な院生活動が行われるようになるには、学生委員会と同様、生協職員による院生への継続的な関わりが必要不可欠です。生協全体の力で院生活動を盛り上げていけるよう、今後ともよろしくお願いします。
(前全国院生委員長 長谷川敬)