東京工業大学生協 
新入院生を温かく迎えるとりくみを継続

大岡山とすずかけ台の二つの主要キャンパスのある東京工業大学(以下、東工大)では、昨年の学院への改組により、両キャンパスにまたがる学院も増えましたが、すずかけ台では他大学の学部からの外部進学生の比率が高く、新入学大学院生のケアがまだまだ求められている環境にあります。

交流会&オリエンテーション

このような院生を温かく迎えようと、東工大生協では「新入大学院生交流会生協オリエンテーション2017」を4月8日(土)に、キャンパスの中央に位置するすずかけホール(大学会館)3階ラウンジ(1階に生協の食堂と購買)で開催しました。

この企画には二つの趣旨があります。一つは、研究室での生活が中心になり交友関係がなかなか広がらない院生、特に外部進学者の多いすずかけ台で、いち早くキャンパスになじんで、スムーズに院生生活をスタートしてもらおうという交流会として、もう一つは、駅に近いキャンパスにもかかわらず駅周辺にはコンビニ1軒しかなく、いったん研究室にこもると、食事や買い物はキャンパス中央の生協頼みになり、院生は必然的に生協ヘビーユーザーとなる生活環境に合わせた生協利用のオリエンテーションとしての側面です。

グループごとに交流

当日は約40名の新しい院生が参加し、学院を超えたグループに分かれて1日を過ごします。
まずは自己紹介から、続いては生協と共済の加入、生協のお店や食堂の利用の仕方、生協提案のパソコンの案内などの事業紹介を、日頃馴染みになる生協職員から提案。
そのあとすぐにグループごとにキャンパスツアーにでかけます。この頃になると、グループ内も打ち解けた雰囲気になります。
会場に戻ってからはグループワークです。それぞれのグループごとに生協店舗を見学し、学部時代の利用体験も踏まえながら、改善点や要望をグループ内で話し合います。最後はグループごとにプレゼンテーションをみんなの前で行うという、ヘビーユーザーとしての院生らしい企画を行いました。


全体で生協の説明


グループごとに生協店舗を見学


互いに親しくなり、笑顔が見られたグループワーク

最後は懇親会


夜の懇親会は和やかな雰囲気に

当日スタッフも兼ねた東京ブロック院生ミーティングメンバーが、4月と5月開催の『浅草めぐり』(次ページ記事)の広報も行いました。
最後はさらに交流を深めようと、食堂スペースで懇親会を行いました。
毎年継続しているこの企画により、研究室中心になりがちな院生が、研究室を超えた知り合いも増えて、院生生活をスムーズにスタートするきっかけになり、悩みなどもここで知り合った仲間に相談できるようになれば、充実した院生生活の一助となることでしょう。

(編集部)

『Campus Life vol.52』より転載