2011年に「フラミンゴの村」で第35回すばる文学賞を受賞した澤西祐典さんにご寄稿いただきました。現在大学院生でもある澤西さんが読んだサン=テグジュペリの『夜間飛行』が学部生時代のご自身の助けになったこと、そして後輩との会話のなかで知った入沢康夫の詩「未確認飛行物体」について、エピソードを交えながらご紹介くださいました。
ファンタジー作家の荻原規子さんにご登場いただきました。小さい頃からファンタジー作品に親しみ、「いつか日本のファンタジーを書きたい」という志を持っていた荻原さん。いまや、『空色勾玉』をはじめとするたくさんの日本のファンタジー作品を世に送り出しています。今回は作品のお話、荻原さんのファンタジー観、読書観について迫ります。
関西学院大学の櫻田大造先生にご登場いただきました。英語を学びたいと大学へ入ったのち、国際政治に興味を持つようになった櫻田先生が学生時代に挑戦したこと。また、ご自身の著書を通して学生のみなさんに伝えたいことなどを語っていただきました。
毎年恒例、新学期号は読書マラソンを特集します。おなじみの「読書マラソン三十選!」や「読書日記」に加え、2011年度の読書マラソンコメント大賞受賞者である大関明日香さんによる「心に残るコメントカードの書き方」指南、また、フリーライター永江朗さんによる「大学生の読書事情」、また「大学生の一日」や「先輩から後輩へ 大学生活のすすめ」など先輩学生によるエッセイでみなさんの学生生活がより有意義になりますよう、いろいろな切り口で構成しました。さあ、みんなで素敵な学生生活を送りましょう!
大好評の「レッツクッキング」。130号からは“本に出てくるおいしいレシピ”をご紹介。今回は『食堂かたつむり』(小川糸著・ポプラ文庫)より“ジュテームスープ”を『読書のいずみ』オリジナルで再現しました。読者のみなさんの「こんな小説の、あんな料理をつくってほしい」というリクエストにもお応えしますので、巻末の読者はがきなどでお知らせください。
「「The 著書紹介」では現役大学院生が書いた『恋都の狐さん』(北夏輝著・講談社)をご紹介。このほか、西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、「スタッフのリレーエッセイ」、「大学生協の読書マラソン」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」、「イタリア便り」のレギュラーコーナーをはじめ、「私の読書」などスポット企画も満載。130号もどうぞお楽しみください。
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※130号の誌面に掲載されている方々の所属・学年は2012年3月時点のものです。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき80円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。