リレーエッセイ
三宅梨紗子(読者スタッフ・東京外国語大学)

P r o f i l e

三宅梨紗子(みやけ・りさこ)
東京外国語大学三年生。
大学所属の体育会ラクロス部に所属していた。昨年十月末に引退。大学ではドイツ語を学んでいる。二月から一年間、ドイツ語を学ぶためスイスに留学する。
留学中は部活の友達や一人でヨーロッパ旅行をすることを楽しみにしている。果たして何ケ国行けるのか!?

 みなさんは趣味と呼べるものがありますか? 履歴書にも「趣味」を書く欄があります。また、「あなたの趣味は何ですか?」などと面接で尋ねられることもあります。ここでの趣味は、何かたいそうなものをイメージしてしまいます。しかし、「趣味」という言葉を広辞苑で調べてみると、「①感興をさそう状態②ものごとのあじわいを感じとる力③専門としてでなく、楽しみとする事柄」と書いてあります。つまり「趣味」は、もっと気軽に語ることができ、自分が楽しいと思ったことは何でも「趣味」になるのです!
 私は昨年の10月末に体育会ラクロス部を引退し、生活が大きく変わりました。体を動かすこと自体が好きな私にとっては、部活自体が楽しみでもありました。しかし、部活は一つのスポーツを「専門」として取り組むため、趣味とは言えませんでした。では私の趣味は何か。いつも答えに迷っていた私ですが、広辞苑の定義を知り、もっと簡単に考えればいいのだと学びました。すると、私のそれは「旅」ではないかと思います。部活引退後は長期的な休みを取ることができ、広島に行きました。
 私は学生のうちになるべく多くの世界遺産を訪問することを目標としているため、今回は厳島神社と原爆ドームを最大の目的地にしました。また、2月からはスイスに留学をするため、行動範囲がもっともっと広がっていくことにワクワクしています。行ったことがない国、町、食べたことがない料理、感じたことがない空気に触れ、今の自分がもつ価値観をいい意味でぶっこわすような出会いをしたいです。
 出会いといえば、セットで語られる言葉があります。「別れ」です。留学に伴い、私は三年間暮らした寮を出ました。同じ屋根の下で一緒にご飯を食べたり、お風呂に入ったり、語り合ったりと、たくさんの時間と思い出を共有する仲間、そして思い入れのある寮との別れは寂しいもので、からっぽになった部屋を見ると、サーと波がひていったような気分になりました。しかし、ひいた波は戻ってきます。つまり、新しい出会いがあります。しかもひいた波が大きければ大きいほど、戻ってくる波も大きいです。大好きな人たちとの別れがあれば、また大好きだと思える人たちに出会える。その期待を胸に、留学に行こうと思います。そして、ヨーロッパにある世界遺産をできるだけ訪問し、旅を通してもたくさんの出会いを経験していきたいです。
 

次回執筆のご指名:片山凜夏さん

本が大好きだという片山さんは、今年『izumi』読者スタッフとして2年目に突入します。片山さんの最近の楽しみを教えてください。 (編集部)

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