『あなたには、想いを伝えずに後悔していることはありますか』
自分がこの本を手に取ったきっかけは、アルバイト柄【コーヒー】とついたモノに惹かれるようになっていたときに、偶然立ち寄った本屋で【コーヒー】と名のついたこの本を手に取ったことです。表紙にも魅力を感じましたね「こんな雰囲気でコーヒーを飲んでみたい!」って(笑)。そして、このタイトルの先には何が描かれているんだろうか?と。
これは「とある街の、とある喫茶店の、とある座席」を訪れた4人の女性が過去に戻り、想いを伝える物語。
この本を読んで、自分が過去に戻れるとしたら、誰に、何を伝えるのだろうか、という気持ちになりました。いろいろと伝えたいことが出てきましたね。そして、いつでも伝えることができればこの物語は生まれていないけど、そんなにうまくいくことは少ないんだよなとも。
やっぱり多くの人は、過去に戻ってやり直したい、想いを伝えたい、と考えると思ったことがあると思います。自分もそうです。過去の後悔って、どうでもいい時に「あの時伝えていれば......」って思い出すんですよ。そして、そのたびに戻りたいって思う。誰でもそうだけど、やっぱ自分のダメだったことにばっかり目がいってしまう。それ以上にいいことが沢山あったとしても。
けど後悔も失敗も成功も自分の一部、心の持ちかたで変わるなら一歩前に進んでみようと思えました。
秋田大学
遠藤 綾人