寮生はアルバイトをしていない、または1週間の勤務時間が短い割合が高かった。逆に1番勤務時間が長く、収入が高かったのは自宅生であった。収入の使途について、自宅生は「旅行・レジャー費用」、「衣類等の購入費用」、「貯金」の割合が高く、下宿生、寮生は「生活費」の割合が高かった。自宅生は、下宿生、寮生に比べてたくさん収入を得て、その収入を趣味や娯楽に使う人が多いことが分かった。
出典:大学生協調べ「第58回学生生活実態調査(2022年)」
月々のアルバイト収入(1ヶ月の生活費より)
出典:大学生協調べ
「第58回学生生活実態調査(2022年)」
他の学年に比べて1年生はアルバイトをしていない、または1週間の勤務時間が短い割合が高かった。1年生は他の学年に比べて大学生活に慣れていないため、慣れるまでアルバイトを控えようとする学生が多いからだと考えられる。また、1ヶ月の収入は、全体では2年生が39,140円と最も高かった。その理由としては、「2年生は他の学年に比べて時間の余裕があるから」や、「様々な活動をする中でお金が必要になるから」、「1年生の頃と比べ、学生生活が安定するから」などが挙げられる。
全体での半年間のアルバイト収入は計270,000円であった(有限平均)。留学のために収入を使用した人は、半年間の収入がおよそ30〜40万あり、収入がそれ以下の層は割合が低かった。また、車、バイクを購入するために収入を使用した人は、半年間の収入が50万以上の割合が高かった。
→自分でお金を稼ぐことができるアルバイトは魅力的であるが、大学生のうちは勉学を第一に考えるべきである。働きすぎている人は、自分が何を目的としてアルバイトをしているかを今一度考え直し、その頻度や勤務時間を調節する必要があると考える。