幼い子どもをかかえた主婦が家庭でもできる仕事を探したり、副業にと考える人が申し込んだ仕事で逆にお金を払わされてしまうというトラブルが多発しています。
主婦に多いトラブルはあて名書き、アクセサリーの制作、ワープロを利用しての内職があります。いずれも最初に内職ガイドや内職セット、ワープロを購入し、受講料、登録料、保険料を支払うことが条件となっています。しかし、実際には仕上がり具合を問題にして工賃を支払わなかったり、仕事を全く紹介しない等により支払ったお金を取り返せない場合があります。
また、副業の場合では、ビデオの宅配サービスやブランド品のカタログ販売代理店といった形態が多く、実はビデオテープの年間リース契約を結ばされたり、高額な代理店料を請求されるといった被害があります。
このような内職商法の場合、クーリング・オフ制度は適用されません。
また、広告や契約書をよく読むと、収入が保証されていないことや、一度払い込んだお金は戻らないことが明記してあり、トラブルの解決を難しくしています。
事前に仕事内容等の確認が必要です。特に成功報酬型の内職で、業務内容の説明があいまいな業者には気をつけましょう。また、先に代金を払い込まないと仕事の内容が分からないという仕事は要注意です。