私立大学推薦入学者 座談会 —推薦入試(私立大)大学生協組合員—

私立大学に推薦で合格された学生にお話を伺いました。

私立大学に推薦で合格された学生

受験勉強環境・苦手科目の克服について

受験勉強はどのように行っていましたか?

髙橋まゆりさん(以下 髙橋さん):フランスから帰り東京の高校に編入したんですが、最初は大学生の兄と同居していました。神奈川の兄の家から都内に通ったのですが、勉強はほとんど渋谷の塾でしていました。他にはカフェやファミリーレストラン。夜は帰って寝るだけでした。

とくに苦手な教科などありましたか?

髙橋さん:フランスでは話すことが中心でした。文法抜きで勉強していたので、日本に戻ってやりなおすのが難しかったですね。数学は中3まで得意でしたが、高校からは一番苦手になりました。

吉田晋太朗くん(以下 吉田くん):中学までは数学が得意と思っていたのですが、高校に入学して苦手になってしまいました。文系と理系に分かれて、深い知識が求められるようになると、化学、物理も厳しかったです。中3までは先生と「東大を受験してみよう」なんて話していました。受けるなら医学部の方がいい。ですが、それが高校になって数学がドーンと落ちました。それで医師になる道はあきらめました。

オープンキャンパスや進路選択について

髙橋まゆりさん(慶應義塾大学 総合政策学部 1年生)
髙橋まゆりさん
(慶應義塾大学 総合政策学部 1年生)

志望校を決めるにあたって、オープンキャンパスは行きましたか?

髙橋さん:他大学を含め、日本の大学を受けるつもりがなかったので、オープンキャンパスにはまったく行っていません。受験日に初めてキャンパスに行ったんです。

吉田くん:僕は学校の修学旅行で東大と慶應は見学しましたが、早稲田は行っていません。

志望校を決める際に苦労したことはどんなことですか。親御さんからはどのようなアドバイスがありましたか?

髙橋さん:バレエの舞台があるので、早く決まらないとレッスンができません。だから一般入試は受けられませんでした。そのうえ大学の指定校でもありません。ですので高2のバレエ留学のあと、高3からは東京の芸能コースがある高校に入ったんです。その高校に入りバレエと勉強の両立はしやすくなりました。芸能活動している子もたくさんいて情報共有もできた。ただ指定校はあまりなく、慶應や早稲田に一般入試以外で行こうと思ったら、AO入試で入るしかありませんでした。

小論文は書く内容を決めるのが難しかったですね。今まで高校生活で自分は何をやってきたか、大学で学んでどうやって将来に結びつけていくかを二千字で書かなければならなかったんです。

吉田くん:指定校推薦の枠が決まって、文化構想学部か、政治経済学部か迷っていたとき、先生から「お前の行きたい進路は、文化構想学部からも行るんじゃないか」と薦められました。

評定の開示がなくて、最終的には自己判断なんですね。自分の評定は先生から教えてもらえますが、他にも指定校を狙っている子は文系とか半分以上います。最初は東大を志望していましたが、他の私立のことも考えなさいということになり、保護者面談で指定校推薦と中3から考えていました。だから定期テストも評定が上がるように調整して、全部オール5に近い形にしたんです。それがあったから情報戦でも勝てたんですね。3年計画です。そのために生徒会の活動もやってました。まわりから見たら、非の打ち所がない学生だったと思います(笑)。

受験に関して、主にどんなところから情報を得ていましたか?

吉田くん:うちのクラスには早慶、立教、東大、旧帝大の国公立と東京の有名私立は全部オープンキャンパスのパンフレットが置いてあり参考にしました。

受験対策で苦労した点はどのようなことですか?

髙橋さん:最初は一般入試で入れるように頑張るつもりだったのですが、高校に入ってバレエとの両立が難しくなってきました。フランスから戻り芸能コースの高校に編入したのですが、通信制といっても宿題は多く、テストもありました。その一方でバレエは全国コンクール、留学などの実績がありました。それならば、その実績を活かして大学に入るAO入試にしようと思うようになったんです。推薦は学校の成績も大切ですから、評定はオール5になるように、レポートも評価が高くなるように心がけました。

吉田くん:僕は指定校推薦が決まる前は東大志望でした。高校では東大クラスに入り、個人では指定校の論文対策をしていました。一番模試で判定が高かったのは上智大学だったので、興味のある学部を2つくらい赤本で勉強したりもしました。指定校推薦が決まる11月まではそれをずっとやっていたと思います。

ONとOFF…気分の切り替えなどはどういったことをされていましたか?

髙橋さん:高3の7月までバレエ団のスクール生の発表会を手伝っていました。忙しすぎて受験のことはその時までは二の次でした。それから同じ塾に通っている友達と「大学に入って自分はどうなりたいか」などを話しているときもリラックスできました。友達とご飯を食べに行くのもモチベーションを高めることにつながりました。

吉田くん:勉強に集中できないときは卓球をしたり、近くのカフェにひとりで行ったりすることもありました。指定校推薦を選ぶと、周囲とギクシャクして人間関係が上手く行かなくなります。そんなときは中1のときからの親友に話を聞いてもらい、モチベーションを保っていました。

大学に合格した瞬間の気持ちを教えてください。

吉田くん:鳥かごから放たれた気持ちですね。

髙橋さん:受験の準備期間は短かったのですが、自分のできることは全部出し切ったという手応えがありました。これで合格しなかったら自分にはあっていなかったと割り切れたと思います。そのためかネットで合格を知っても、あまり喜ぶと言う気持ちはありませんでした。

お友達ができるかなど、大学生活で最も不安だったことはどのようなことでしょう?

髙橋さん:高校時代の勉強が周囲より足りていないかなと心配でした。それで合格してから入学するまでの間に勉強することにしたんです。

吉田くん:早稲田は浪人も多くて偏差値も高いです。受験勉強せずに指定校推薦で入学した僕が勉強に着いていけるか心配でした。

住まい選びと新生活(ひとり暮らし)準備について

吉田晋太郎くん早稲田大学 文化構想学部 3年生)
吉田晋太郎くん
(早稲田大学 文化構想学部 3年生)

探し始めた時期はいつ頃からですか?

吉田くん:受かってすぐ探し始めて決めたので11月です。何度も来られないので一発勝負で決めました。

ひとり暮らしの住まい探しにあたり、希望した点はどのようなことですか?

吉田くん:中高時代の寮ではテレビ、パソコン、ゲームが禁止だったんです。ところがひとり暮らしの部屋には昔なかったものがすべてある。そのままでも満足でした。今考えたら、床はカーペットでなくフローリングが良かったですね。

髙橋さん:私も床がカーペットだったので、掃除がしにくいと思いフローリングを希望しました。ウォークインクローゼットも欲しかったのですが、どちらもかないませんでした。そしてお風呂とトイレが一緒。掃除が大変ですが、これも我慢することになりました。

ひとり暮らしをはじめて一番困ったことはどういったことでしたか?

髙橋さん:ゴキブリが出て眠れなかったことですね。ベランダに落ちていたセミの死骸を何日も片づけられなかったこともあります。虫と爬虫類が大の苦手なんです。

吉田くん:僕はシャワーを朝と夜2回浴びるんですが、男性専用のシャワーが2つしかありません。それでシャワールームが満室になり学校に遅れそうになることもあります。洗濯機も2台しかなくて、これは女子も使います。自分の好きなタイミングで使えないのが共同生活の困ったところですね。

ひとり暮らしにあたりアドバイスしたいこと

ひとり暮らしで最も注意されたことはどういったことですか?

髙橋さん:3.11で地震に関心が高まり、モノが落ちてきたりしないように配置を注意されました。あとは、防災グッズを揃えましたね。防犯については鍵のかけ忘れなどを防ぐために、ドアの近くにチェックリスト表をつくって貼っておくよう、言われました。
「鍵閉めましたか?」「火元を見ましたか?」「今日も元気で!」などの点検項目ですね。

防災対策についてアドバイスされたことはございますか ?

髙橋さん:あとは、防犯ブザーをバッグにつけたり、LEDライトの付いたキーホルダーを買って鍵につけるよう、アドバイスされました。ひとり暮らしを始めたばかりの頃は、火事や地震のときすぐ逃げられるようにスニーカーを枕元に置いていました。

吉田くん:テレビが倒れないように、転倒防止器具を付けました。枕元には懐中電灯を置いています。避難したときのためにコンタクトの予備と常備薬をまとめたものも手元に用意しています。

新居への家電・家具はどのように手配されましたか?

吉田くん:僕は全部 大学生協で買いました。指定校推薦が決まり、大学生協からカタログが送られてきました。そこから炊飯器などを選ぶようにしました。大学生協のカタログは量販店より全体のイメージがしやすいですね。全体の予算を組んでどれをチョイスするかだけですから。

家具や家電を選ぶときにポイントにしたことはありますか?

髙橋さん:購入した家電製品も少なく、こだわったのは冷蔵庫を静音タイプにしたくらいです。ただ生活できれば良かったんですね。自分が集中できる場所であれば良かった。楽しい大学生活のためのひとり暮らしという感じではありませんでした。

志望されている大学もしくは合格された大学に大学生協があるか探してみてください。

大学指定や大学推奨パソコンはございましたか? 
また購入された場合、どちらで購入されましたでしょうか?

髙橋さん:高校時代に購入したWindowsのまま。OSはWindows 7です。どこでも使えるように小型のものにしました。

吉田くん:僕は大学生協で購入しました。オフィスのソフトが全部入っているところが気に入りました。早稲田の授業はプレゼン系が多いんです。友達はパソコンに必要なソフトがなかったので、わざわざ買いに行っていました。この点は授業向けで良かったです。

パソコン講座に参加されましたでしょうか?

吉田くん:参加しました。1回目はパソコンの起動と早稲田ネットという早稲田生専用サイトの登録の仕方、2回目ワード、3回目エクセル、4回目はパワーポイント。パワーポイントは使っていたので4回目は行かなかったのですが、授業のレポート作成およびプレゼンができるレベルまで、大学生協職員の方が教えてくれました。

髙橋さん:私も参加しました。慶應の学生専用サイトへの登録、メールの使い方などを教えてもらいました。

電子辞書等の購入はされましたか? また、どちらで購入されましたか?

吉田くん:メーカーの方から説明を受けて大学生協で買いました。自分の第2外国語の言語カードがついて、全体で見たら安かったです。家電量販店で買い揃えるより安いですね。パソコンの無料セッティングが90分間ついていたのでWi-Fiの設定もやってもらえました。

髙橋さん:電子辞書はもともと使っていて、留学するときフランス語のカードを入れました。第二外国語もフランス語をとるつもりだったので、そのまま使っています。

今回は座談会にご参加頂きありがとうございました。皆様の益々のご活躍とご多幸をお祈り致しております。

全国大学生活協同組合連合会


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