第8回全国院生生活実態調査より
全国大学生活協同組合連合会(以下 全国大学生協連)は、2013年秋に第8回全国院生生活実態調査を実施いたしました。
全国院生生活実態調査は、大学院生の生活実態を調査し、院生生活を向上させるために3年に1度実施している調査です。全国規模で大学院生の生活について調べた調査は希少で、「普段どんな生活をしているかわからない」と言われることが多い大学院生の生活の実態を知る上で貴重な調査となっています。
<今回の調査結果の主なポイント>
1.理系院生の4人に1人が、大学院進学を「大学入学前」に決定している。進学理由としては「進学が当たり前」「就職に有利」などの理由が多く、理系では修士課程を含めた「大学6年間」という考え方が浸透してきている。
2.女子院生は約8割が「悩み・ストレスがある」。女子の構成比が低い大学院で人間関係に悩む女子が多い。
3.文系院生は研究活動にかかる自己負担額が理系に比べて5万円以上多い(半年間)。理系院生の場合は研究費用を大学が負担することが多いことが要因の一つと考えられる。