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2017年05月23日(火) | 新着情報

2017年度 第13回 全国読書マラソン・コメント大賞開催!


読書の楽しさを伝えたい
そうした想いからスタートした読書マラソン・コメント大賞が今年も開催されます。
応募コメントは選考委員によって審査され、優秀作品を選びます。昨年は72大学の参加で、4,571通の応募があり盛り上がりを見せました。
今年も、さらに多くの心に残るコメントをお待ちしています。ふるってご参加ください!
今年も専門書を対象にした「アカデミック賞」を設けました!

主催:全国大学生活協同組合連合会 
協力:朝日新聞社
   一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)

■賞品
金 賞 図書カード3万円分……………………………1名
銀 賞 図書カード2万円分……………………………2名
銅 賞 図書カード1万円分……………………………3名
アカデミック賞 図書カード1万円分……………………3名
ナイスランナー賞 図書カード1千円分……………200名

■応募方法
1. 店頭にある応募用紙またはこのチラシの 応募用紙に必要事項をご記入の上、生協店舗にお持ちください。
2.お一人で何通でも応募することができます。
  ( 応募用紙1枚ごとにお名前とご住所をご記入下さい)
3. 応募用紙は返却いたしませんのでご了承ください。

■応募期間
2017年6月1日(木)~2017年10月6日(金)
※締切日までに受け付けたものを有効とします。

■選考と発表
2017年11月中に選考委員会で審査を行い、賞を決定します。
12月中に朝日新聞、『読書のいずみ』及び全国大学生協連ホームページを通じて賞の発表を行い、入賞者への通知と賞品の授与を行います。

■コメントの取り扱い
お寄せいただいたコメントは、大学生協の店舗、ホームページ、宣伝物、発行物などに掲載、もしくは冊子として利用することがありますのでご承諾ください。

歴代金賞受賞作品を一挙掲載
第1回より第12回までの金賞受賞作品をご紹介します。


■昨年度(2016年)コメント大賞 受賞作品
 
●金賞
立命館大学/もりあんぬ
『坊っちゃん』夏目漱石/新潮文庫
謝る時、正直になれなくなる。食べたいものはあるかと母に聞かれ、正直になれなくなる。講義の感想、正直になれなくなる。就活の面接、正直になれなくなる。困ったものである。正直に言おうものなら怒られたり、母に不機嫌になられたり、先生には嫌われ、面接は落とされそうである。正直者はバカをみる。坊っちゃんもバカをみた。教師という職を追われるのである。しかしながら、この作品はバカをみないように生きよと言っているようにはどうも思われない。心地よい文の軽さがあって、バカをみれるぐらいにはなってみなさいと言われているようだ。ちょっとバカをみてみようか。正直になってみようか、と少し思った。
 

●銀賞
早稲田大学/内村佳保
『原爆詩集』峠三吉/岩波文庫
豊饒の海「あの閃光が忘れえようか」。「八月六日」と名付けられた詩はこの一行から始まる。峠三吉は、言葉の力を使って、私を 1945 年8月6日の午前8時15分に連れて行った。ページをめくるごとに泣き叫ぶ人々の声が聞こえてくるようであり、火の風が渦を巻きながら眼前に迫りくるようであり、あたりに立ち込める血の腐乱した臭いが鼻をついてくるようであった。私達は戦争を知らない。実際に見たことも経験したこともない。だが、本を開いて追体験することはできる。詩は、短い。短いからこそ、行間にある言葉の重さをずっしりと感じることができる。詩の力を、感じた。
 

●銅賞
弘前大学/もももも
『寺山修司少女詩集』寺山修司/角川文庫
子規句集少年少女の、きらきらとして、つかめなくて、どこか危うく、ずっと奥まで澄んでいるものを、詩という形に表現した作品たち。夢見ているような詩から、死などを連想させる詩まで、多岐にわたる作品たちの、一見バラバラに見える部分には、じっとよく見ると、若い人間の心が共通してあるのだと感じた。永遠には続かない少年少女の時代。いずれ失われていく時だから、その時にもっている感覚を言葉にしたようだった。だから誰にもわからなくても良いのかもしれないとも思ってしまう。そんな詩が書ける寺山修司はすごい人だと思った。
 

●銅賞
津田塾大学/ Cotton
『紀ノ川』有吉佐和子/新潮文庫
『若様組まいる』土と水の香りがする。紀州の、少し湿ったような。それでいて、澄んでいる。ページをめくるたびに、情景が眼前に浮かび上がる。有吉佐和子の言葉は、まるで和歌山の語り部のように、生々しく鮮やかな色彩の物語を伝えてくれる。物語は、明治時代、祖母である花の嫁入りから始まる。伝統の教育をその身に受け、花は自分の子どもや夫、〈家〉に尽くす。しかし娘の文緒は大正の女で、伝統に縛られることを嫌った。そのまた娘、華子は戦後世代の女だ。〈家〉を知らない彼女は、花に導かれるようにして、伝統に惹かれていく。それはきっと、かつての<家>に、たおやかでありながら力強い紀ノ川のような生命力を見出したからであろう。
 

●銅賞
横浜国立大学/ゆー
『永遠の出口』森絵都/集英社文庫
これこそ、私が探していた物語だった。物語を読んで、私はいつも思うことがあった。それは、省略されている、ということ。例えば昔話。めでたしめでたし、その後は? 桃太郎は成長した。その間は? 今、私が生きている日々はそういった物語の “ 省略 " された部分。けれどそこを語ってくれる物語は無い??、そう思っていた。見つけていないだけだった。“ 普通 " の女の子が日々を生きて、成長していく。その過程のどこかに、読者である私たちは自らの日々を投影することができる。投影することで、自分は間違っていないんだ、と思えた。
 

●銅賞
愛媛大学/ hana
『たべる しゃべる』高山なおみ/文春文庫
高山なおみさんのステキなところは “ 明日は何を作ってあげようか " と思うところ。私なら “ 明日は何を食べようか " と思うのに。それに今は誰かのためにではなくて自分が食べたいものをとにかく作りたい。だから高山さんのように誰かに対してごちそうしたい、という気持ちに大きな愛を感じる。いつか私も “ あなた " に食べてもらいたい料理を作るんだ。
 

●アカデミック賞
お茶の水女子大学/もっか
『生物千一夜物語』ジーン・K・ハンソン、ディーン・モリソン(澄川精吾 = 訳)/心交社
自分って無知だなあと思う場面は至るところである。その最たる例は奇想天外な動物の生態を知った時ではないかと思う。理科や生物の授業で、生き物が環境に適応するために遂げてきた進化に、よくできているなあ、と感心してきた。なのに地球上には、どうしてそんな厳しい茨の道を突き進むのだろうかと不思議に思わずにはいられない生物だっている。これが当たり前だろうと信じきっていた常識が、たった1つの生き物の存在を知るだけで、全く別の色に塗り変えられてしまう。この瞬間、無知を恥じるよりもワクワクした好奇心が出てくるから楽しくてたまらない。
 

●アカデミック賞
慶應義塾大学/メガネ
『「大発見」の思考法』山中伸弥・益川敏英/文春新書
2008 年ノーベル物理学賞受賞者である益川先生と、2012 年ノーベル医学生理学賞受賞者である山中先生の対談本です。「大発見」がどのように生まれるのかを考えるとてもいい参考になります。特に面白かったのは世界的2人の研究者の人生フラフラ歴です。益川先生は自ら意識して、山中先生はいろいろな壁にぶつかりながら何度も方向転換をして、フラフラと寄り道をしながらキャリアを積んできたのです。人生を直線でただまっすぐ歩んできたわけではありません。興味があること、本当にやりたいことを考えながら歩んできたんだなと励まされます。
 

●アカデミック賞
早稲田大学/ C.E.S
『外来種は本当に悪者か?』フレッド・ピアス(藤井留美 =訳)/草思社
生態系は共進化の果てに築き上げられたひどく繊細なものという考えが日本国内で支配的であるが、本書はこの通念を否定する。本書によれば生態系というものはむしろ変化するものであるという。アマゾンの熱帯雨林やアフリカのジャングルも、“ 手つかずの自然 "ではなく、人の手が入った末に生まれたものであるというのだ。本書は外来種や人の手の入った自然に対する観念を粉砕し、これまでの常識を一転させる記述に満ちている。このように新たな常識を打ち立てる一冊である。
 

●奨励賞
お茶の水女子大学大学院/壁紙の花
『習慣の力』チャールズ・デュヒッグ(渡会圭子 = 訳)/講談社
習慣を変える必要があると、真剣に感じていた。どうして朝、起きられないのだろう? 1日9時間も眠った挙句、昼寝をすることすらある。そして、研究が少しも進まない。起きている時間のほとんどを、やらなければならないが重要ではないことに取られた上に、つまらない娯楽やメールを返すことにも使ってしまう。ほんとうに自分を変える必要がある。この本を読んで習慣について知っても、行動を変えるには努力が必要だ。省みて分析し、意志の力も使わなければならない。でももう習慣について理解したから、私はそれを変える。
 

●奨励賞
愛媛大学/せいこー
『もの食う人びと』辺見庸/角川文庫
高校生の頃、大好きだった国語の先生にすすめられて読んだ。あの頃よりも、この本は今の私たちに必要なことを提示しようとしている。食べ物、食べ方、食べる量を見れば、その人やその社会がわかる。政治や社会情勢に関して苦手意識があったが、この視点ならなじみやすかった。自分の食べ方はどうだろうか。もう一度、見直したい。
 
 
●コメント書き方 ワンポイントアドバイス

●鉛筆よりも水性または油性のボールペンで。
●1通出すより10通出そう。
●〆切間近よりも1 ヶ月早めで好印象。
●友達に読んでもらって文章をチェック。
●必要項目は全部埋めよう。
●誤字チェックは忘れずに。
● ふだんの読書マラソンで読むこと、書くことの練習を。
 

■お問い合わせ
大学生協 書籍商品課 コメント大賞事務局
TEL : 03-5307-7426

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