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2014年10月27日(月) | 新着情報

読書マラソンWEB版
池井戸潤 著 『銀翼のイカロス 』ダイヤモンド社

「倍返し」と聞くと去年の流行語大賞に選ばれた言葉を思い出す。ドラマ半沢直樹で使われていた言葉だ。「もうそんな言葉は古い!」と思った方も多いだろうか。いや・・・決してそうではない。私は今回『銀翼のイカロス』を読んで、「倍返し」という言葉は色褪せないのだと感じた。
今回私は、ドラマ版の半沢直樹がきっかけで、『銀翼のイカロス』を手にとった。日頃小説という類の本を全く読まない私でも、この本は2日で読めてしまった。(勿論寝不足である。)
話の内容は帝国航空という航空会社を主人公の半沢直樹が担当になることからこの話が始まる。話が進むにつれて、半沢直樹を取りまく登場人物達が、それぞれの個性を出しながら半沢を手助けしていく場面が非常に印象的だ。だがなんと言っても、最後の半沢直樹の国家権力に立ち向かう正義感溢れる姿と、彼の覚悟には心奪われ、この本を読み終わった時の爽快感たるや言葉できないものがあった。

 

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