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大学受験を控えた保護者の関心所は・・・・？

司会：お子様の生活全般で、心配されていることはありますか？

田村慶子さん（以下田村さん）：心配しかないです。生活全般、何から何までです。過保護なのかもしれないですが、まだ長い人生が始まったばかりなのに、一生が決まってしまうかもしれない受験という一つの決断をしなければいけませんから・・・。うちの子どもが通っている学校は、中３からオープンキャンパスに行かされるんですね。そんな早い時期に決めなきゃいけないので、子どもが無理しすぎていないか本当に心配です。受験に成功して本人の希望がかなうのが一番なんですけど、受験が人生の全てみたいな感覚で動いているように思えて、それが生活全般に反映しているというか。それこそ、女の子だと食事ができなくなったり、寝不足になったりとか・・・。本当に全部になっていますよね、受験そのものが・・・。そこが本当に大丈夫かなって心配です。

横井こずえさん（以下横井さん）：うちの娘はいま高２で演劇部に入っているんですが、学校から帰ってきても台詞を覚えていたり文章を書いたりとかして、ほとんどの時間をクラブ活動に費やしています。ですが、今度の文化祭でとりあえずクラブ活動は終わります。心配なのは、その後に切り替えて受験勉強を一生懸命やってくれるのかなということですね。やはりぽかっと穴が開いちゃったような感じにならないといいなというのは、いまちょっと不安です。それと、うちの娘に限らずなんですが、私たちが子どものころと比べて女の子の女性らしさがなくなっているなと日々思っています。いい大学に行くための勉強ばかりではなくて、身の回りのことをきちんとしたりとか、他人に対しての思いやりとか、公共のマナーとかも、もう少し昔の方がきちんとしていたのではないかなと思えて。そういったところも、大丈夫かなという心配がありますね。

平野法子さん（以下平野さん）：うちの子どもは体育会系なので、朝練から始まって夜８時ぐらいに帰ってきてすぐ寝ちゃうんですけど、本当に全然勉強をしていなくて、どうするんだろうという心配はあります。オンとオフはできているほうなんですが、部活があるオンの日は試験休みでも勉強するんですけど、部活がなくなったオフの日は、本当に何も勉強はしなくて普通の女子高生になってしまっているので心配ですね。たぶん大人になって振り返ると、高校時代が一番楽しかったと思えるような生活はしていると思うんですけど。うちはまだ２年ですが、先輩の３年生を見ていると、みんな大学探しにすごい右往左往していて、決まった人もいれば全然決まらなくて塾通いしている人もいて。それを見て本人もすごい不安になっているところがあるので、数ヵ月後のことを考えると私も不安でいっぱいです。