レッツクッキング!~小説に出てくる料理を自分の手で再現!~

『ジヴェルニーの食卓』(原田マハ/集英社文庫)

あたたかい食事が恋しい季節になりました。今回は、原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』から「ジヴェルニーの食卓」に登場する、まさに冬にぴったりの「きのこグラタン」を紹介します。アツアツのグラタンをふうふう言いながらほおばると、なんだか心もあたたりますよね。
さぁ、レッツクッキング♪

メニュー紹介

きのこグラタン

★主人公ブランシュ家族とモネ一家の別れの日の昼食に、母アリスが心を込めて作った一品★

モネとアリス、ブランシュ達の気持ちが通じ合った、モネ家にとって忘れられない料理。
歯ごたえのあるきのこともっちりとした食感の里芋を合わせた、クリーミーなグラタンです!
今回は、アリスのモネや子どもたちに対する温かな気持ちを想って、ホワイトソースを手作りしてみました。とっても簡単なので、ぜひ、挑戦してみて下さい。

絵画も、本も、食事も、私たちの心を豊かにしてくれる存在ですね。

「ジヴェルニーの食卓」を読んでいると、まるで自分もその場にいるかのように、主人公のブランシュと一緒にモネの描く絵を見たり、食卓を囲んだりしている気持ちになって不思議な感覚でした。このお話には、本当に多くのお料理が登場して、どれも、アリスやブランシュが想いを込めて作っているのが、お料理の香りとともに伝わってくるような感じでした。本が私たちの心を豊かにしてくれるのと同じように、また、食事も私たちの心と体を豊かにしてくれるのだなと改めて感じることができました。

皆さんにも、忘れられないお料理はありますか?
いろんな思い出とともにそんなお料理の記憶が増えるといいなと思います!

きのこグラタン

優しい音楽

● 材料(2〜3人前)●

★ホワイトソース用

小麦粉 大さじ2
バター(有塩) 40g
牛 乳 400cc
少々

ホワイトソースをつくる時間がないときは、カルボナーラソースを使うとおいしいですよ。
(このときは、ハーブ入りソルトは使いません)

★具材

里芋 5個
ホワイトマッシュルーム 中3個
エリンギ
お好みのきのこ(今回は、丹波しめじ 大2個)
3本程度
青ネギ 2本程度
ベーコン
(できれば、乱切りカットのもの)
50g
小麦粉
(具材にまぶす)
大さじ2
ハーブ入りソルト
(ない場合は、塩コショウ)
和風出汁またはめんつゆを 10倍希釈で薄めたもの(里芋を茹でるだし汁として)
小さじ 1
とろけるチーズ 50g

下ごしらえ

  1. 里芋
    皮を剥いて一口大に切り、塩で揉んで水洗いする(軽くぬめりをとる)。

    →和風出汁で茹で、串が通るくらいの柔らかさになったらザルにあけ、水気を切っておく。

    キノコ
    里芋よりやや小さめの大きさに切る(分量も里芋と同量程度にする)。
    ねぎ
    小口切りにする。
    ホワイトソース用の小麦粉
    ふるいや茶漉しでふるっておく。
  2. 里芋ときのこは、別々のボールに入れ、それぞれ小麦粉(大さじ1)とハーブ入りソルト(ひとつまみ程度)を加え、まんべんなく混ぜておく。

作り方

  1. フライパンに薄く油をひき、ベーコンをさっと炒めてから、きのこ・里芋の順に加えて、表面がカリッとするまで炒める。
  2. ねぎを加えてざっくりと混ぜ、火を止めて、グラタン皿に盛り付ける。
  3. フライパンを弱火で熱し、バターを入れる。バターが溶けたら、小麦粉を加えて、木べらで粉っぽさがなくなるように混ぜる。
  4. ⑤に牛乳を少しずつ加えながら、都度、ダマにならないようにしっかりと混ぜる(泡だて器を使うとダマになりにくい)。
  5. 牛乳をすべて加えてさらっとしたソースになったら、火を止める。④にまんべんなくかけ、とろけるチーズをトッピングする。
  6. オーブントースターで10分程度、ホワイトソースの表面に焼き色がつくまで焼く。

『雪と珊瑚と』

今回の"おいしい本"

『ジヴェルニーの食卓』
(原田マハ/集英社文庫) 本体560円+税

PROFILE

石橋純子
大学生協東海事業連合職員フードコーディネーター(※)の資格を持つ。

※フードコーディネーター…多くの人々に「食の楽しさと食文化」を普及させ、毎日の食生活に変化と躍動感を生み出す仕事

「読書のいずみ」No.149/2016年冬号より転載しております。


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