レッツクッキング!~小説に出てくる料理を自分の手で再現!~

『ビタースイートワルツ』(小路幸也/実業之日本社文庫)

珈琲の香りが広がる、洋館風の喫茶店でのひと時。なんだか、大人の時間のようで贅沢に感じますね。そんなひとときに、お気に入りの本と懐かしい味がする食事を添えて、さらに贅沢な時間を過ごしませんか?
さぁ、レッツクッキング♪

メニュー紹介

〈弓島珈琲〉名物のミートソース

★丹下さんが作る絶品ミートソース★

喫茶店の味は、なぜか懐かしく何度食べても食べ飽きないですよね。今回は、丹下さんの味の決め手の替わりに、味の深みを出す、手軽な隠し味を入れてみました。

珈琲の香りとミートソースの匂い

本を読んでいて、なんとなく珈琲の香りとミートソースの匂いが漂ってくる感覚を覚えました。料理は、味そのものだけでなく、その時の香りや情景や気持ちと一緒に記憶に残ると言われていて、料理の香りで記憶がぶわっと蘇ってくることもありますよね。楽しかったり、甘酸っぱかったり、悔しかったり……そんなたくさんの思い出を、お料理とともに重ねていきたいですね。

〈弓島珈琲〉名物のミートソース

〈弓島珈琲〉名物のミートソース

残ったミートソースは冷凍できます。

● 材料(3食分)●

牛豚あいびき肉 400g
玉ねぎ(大) 1個
にんにく 1かけ
あらごしトマト(ホールトマト) 1パック
(300g)
ケチャップ 大さじ5
ハーブソルト 小さじ3
醤油 大さじ1
ソース(やや甘めのもの) 大さじ3
炒め用の油 少々
スパゲティ 100g /1人分
スパゲティを茹でる際に使用
オリーブ油 少々
無塩バター

※有塩バターを使用する場合は、スパゲティを茹でる際に塩は入れない

10g

作り方

  1. たっぷりのお湯でスパゲティを茹でる。茹であがったスパゲティは、オリーブ油をまわしかけてなじませ、冷蔵庫で冷やしておく(茹で上げて、すぐにソースと絡めてももちろん美味しい)。
  2. にんにくをラップに包み、電子レンジ(300W)で約1分加熱、皮をむき、みじん切りにする。
  3. 玉ねぎは、やや粗めのみじん切りにする。
  4. 鍋に薄く油をひき、中火でにんにくを炒める。少し色づいたら、玉ねぎ、ハーブソルト(小さじ1)を加え、玉ねぎが透き通るまで炒める。
  5. 4にあらごしトマトとケチャップを加え、中火で煮込む。
  6. フライパンを熱し、ひき肉にハーブソルト(小さじ1)を加え、フライパンに接した面に火が通るまで、ほぐさずに炒める。火が通ったら、(大きな)塊のまま裏返して、(小さい)塊が残るように軽くほぐして加熱する。
  7. 5に6とハーブソルト(小さじ1)を加え、なじませるように混ぜ、煮込む。(ひき肉を炒めたフライパンは洗わない/鉄のフライパンの場合は洗って熱してください)
  8.  
  9. 7の水分が少なくなってきたら、醤油とソースを加え、弱火で2〜3分煮込む。
  10.   
  11. ひき肉を炒めたフライパンの油を軽く拭き取り、熱し、冷蔵庫で冷やした麺とバターを加え、バターをなじませながら炒める。
  12.    
  13. スパゲティを皿に盛り、たっぷりとミートソースをかける(9にミートソースを加えて炒めても美味しい)。

『ビタースイートワルツ』

今回の"おいしい本"

『ビタースイートワルツ』
(小路幸也/実業之日本社文庫) 本体639円+税

PROFILE

石橋純子
大学生協東海事業連合職員フードコーディネーター(※)の資格を持つ。

※フードコーディネーター…多くの人々に「食の楽しさと食文化」を普及させ、毎日の食生活に変化と躍動感を生み出す仕事

■イラスト:中村香奈子

「読書のいずみ」No.151/2017年夏号より転載しております。


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