大学生協のたすけあい保障制度

大学関係者のみなさまとともに〝学生のため〟に歩む!

はじめに

大学生協共済連では、2012年9月より3年間、理事会のもとに「大学への共済推進プロジェクト」を設置して、大学生協の学生総合共済(以下、大学生協共済)の活動を通じて「大学関係者とのネットワークづくり」を進めてきました。同プロジェクトは2015年9月末をもって発展的に解消して任務を終えましたが、現在は、その成果を基盤に、さらなる大学との連携強化へ向けてのとりくみを推進しています。

今回は、その具体例として、「全国大学メンタルヘルス研究会」、「全国学生保険学ゼミナール(RIS)」ならびに「日本保険学会」との関わりについて、報告させていただきます。

「全国大学メンタルヘルス研究会」への参加

写真①北海道大学生協のとりくみの様子

「全国大学メンタルヘルス研究会」は、大学における保健管理、または学生相談に従事されている方のほか、大学等のメンタルヘルスに関心をもち、参加を希望する方であれば誰でも入会できる団体です。同研究会メンバーのみなさまには、『年次報告書 からだとこころの健康相談』(大学生協共済に加入する学生と家族が24時間365日利用できるサービスの利用状況分析)の配布等を通じて、大学生協共済連が把握している〝学生のからだとこころの悩みの実態〟を共有させていただいております。

大学生協 学生生活無料健康相談テレホンでWebキーワード検索していただきますと、具体的な相談事例を通して、現役学生や家族の悩みを垣間見ていただくことができます。また、大学生協共済連のホームページ(http://kyosai.univcoop.or.jp/)の「大学の学生支援ご担当の方へ」のサイトには、学生の健康・安全に関する各種の情報を掲載しております。ぜひともご覧ください。

一方で、数多くの大学生協も大学内に存在しており、共済の窓口では学生の病気やケガ・事故の給付申請や相談対応等の役割を果たしています。また、いくつかの大学生協では、大学の保健管理センターのみなさまと協力し合って、学生の健康・安全のためのとりくみを実践しております(写真①参照)。

私たちは全国大学メンタルヘルス研究会の賛助会員として、従来にも増して大学の保健管理センターや学生相談室等のみなさまとともに、学生の病気やケガ・事故の予防活動をさらに推進していきたいと考えております。

多くの大学生協では学生の健康・安全のための予防活動を実践しています。私たちは、「学生(組合員)どうしが自発的に予防活動に参加すること」に意味があると思っています。なぜなら「学生どうしが当事者として関わることにより、健康や安全に対するリテラシーが身につく」と確信しているからです。こうした学生の自発的なとりくみの源泉は、大学生協が「学生の声と参加」にこだわりつづけていることにあります。

今後とも、大学生協の学生が自発的に取り組む健康・安全の予防活動にご注目いただけましたら幸いです。

「全国学生保険学ゼミナール(RIS)」ならびに「日本保険学会」への参加

大学生協共済連では、協力会員として全国学生保険学ゼミナール(略称:RIS 以下、RIS)と連携させていただいております。RISは、全国の大学における保険学関連ゼミナールを中心に、インターカレッジで研究交流を行う場です。

RISのみなさまには、『年次報告 大学生の病気・ケガ・事故』(大学生協共済とあわせておすすめする保険の支払状況分析)の配布等を通じて、大学生協共済が把握している〝学生の病気・ケガ・事故の実態〟を共有させていただいております。大学生協共済連が発信する情報を、学生の生活リスクに関する研究等にも有効に活用していただき、研究成果につなげていただきたく願っております。

一方で、大学生協で活動する学生も大学内で、自発的にさまざまな健康・安全のための予防活動を実践しています。また、共済事業の運営や制度改善のために知恵を出し合っています。

私たちは、RISと大学生協の双方の学生たちが同じ大学内にいる仲間として接点をもち、学び合い高め合うことを願っています。この間、そうした想いを背景に、RISとの関係を深めてまいりました。学生生活を取り巻くリスクへの備えについて、真摯に考え、向き合っている学生たちの活動にご注目いただけましたら幸いです。

また、大学生協共済連は、日本保険学会の賛助会員となっています。日本保険学会は、保険(共済)に関する研究者相互の協力を促進し、国内外の関係学会、関係団体との連絡および交流を図ることを目的として、1940年(昭和15年)に東京帝国大学(当時)において創立された歴史と伝統ある学会です。

同学会の多くの研究者(先生方)は、大学においては前述のRISの指導教官でもあります。私たちは、保険や共済を専門的に研究していく中で、「学生の生活リスク」にどのような備えができるかについて、当事者である学生自身が考える意義は極めて大きいものと考えています。さらには実務者の視点を加えて、「研究者×学生×実務者」が共通のテーマと向き合っていくことへの発展を期待しております。

「学生」と「研究者(先生方)」の双方と接点のある大学生協共済連では、以上に微力を尽くしていくことが使命の一つであると思っております。

まとめに代えて
〜「全国共済月間」の学生の自発的なとりくみ〜

大学生協共済連では昨年に引き続き〝学生の声と参加〟をキーワードに「全国共済月間」(2015年9月〜11月)を設定しました。各大学生協は、学内で〝学生が自発的に行うさまざまなとりくみ〟を実践しました。最後に、そのとりくみの事例を一つご紹介したいと思います。

「給付申請忘れを1件でも減らす」とりくみです。具体的には、大学内に窓口を設けて「ケガ・病気はしていませんか?」「何かあったら生協の窓口に!」「あなたは共済に加入していますか?」「あなたの加入は生協でいつでも確認できます」等の呼びかけを行うことです(写真②、③参照)。このとりくみの根底には「仲間であるすべての学生がケガや病気をしないために予防活動を徹底して行いたい!」という私たちの想いがあります。

それは「協同組合のアイデンティティに関するICA宣言」の定義である「自発的に手を結んだ人々の自治的な組織」にもつながっています。ぜひとも大学内で展開される学生の自発的な活動にご注目ください。

(大学生協共済連 藤本 昌)

大学生協共済連

写真②岩手大学共済窓口

岩手大学生協

写真③鳥取大学共済カウンター

鳥取大学生協


ページトップへ