保護者座談会—推薦入学をされた大学生協組合員—

推薦入学をされた学生さんの保護者の方にお話を伺いました。

大学へ「推薦入試」で合格された学生さんのお母様

受験勉強環境・苦手科目の克服について

受験勉強中、ご子息の学習の様子はどのようでしたか?

髙橋 久代さん(以下 髙橋さん):娘は高2のとき1年間フランスにバレエ留学をしました。高3で帰国して、受験準備を始めたのは本番の2ヵ月前。ひとりで上京して慣れないひとり暮らしを始め、受験準備や必要書類を揃えるので精一杯だったと思います

吉田さんのお母様(以下 吉田さん母):息子は中高一貫校でずっと寮に入っていました。ですから親はノータッチで、受験の応援はほとんどできませんでした。

とくに苦手な教科などありましたか?

髙橋さん:フランス語を活かして推薦を受けようとしたのですが、入学できるまでにはいたりませんでした。あとは数学が苦手でしたね。

吉田さんのお父様(以下 吉田さん父):中学までは数学が得意と思っていたのですが、高校に進む頃には先生からも「数学は武器にできない」と言われるようになりました。それで文系に変更したんです。

受験勉強中に心配・不安になったこと


髙橋 久代さん
(長女が慶應義塾大学 総合政策学部 1年生)

受験勉強中に不安だったことはありますか?

髙橋さん:フランスにバレエ留学した後、高3からは高校に通いながら国内のバレエ団でプロとして活動していたんです。それが大学受験をすることになり、東京でひとり暮らしをしながら勉強とレッスンを両立させようとしました。現役高校生なので学校の試験もあります。ですから健康面が一番心配でした。よく地下鉄の駅員さんから「娘さんが貧血で気分が悪いようです」と電話がかかってくることがあり、気が気ではありませんでした。

吉田さん母:うちは指定校推薦なのでとくに不安はなかったですね。11月後半には合格が決まりました。早稲田の場合は指定校推薦の枠が5つ。文系が3つ、理系が2つだったのですが、幸い学内選抜にパスしました。後は先生に小論文の添削を受けながら準備をしていたんです。

吉田さん父:私は本当に行きたい学部であれば、一般入試でもいいと思っていました。

吉田さん母:でも先生には「指定校推薦で早稲田に行きたい」と前から伝えていました。

オープンキャンパスや進路選択について



吉田 勉さん (上)
吉田 清子さん (下)
(長男が早稲田大学 文化構想学部 3年生)

志望校を決めるにあたって、オープンキャンパスは行かれましたか?

髙橋さん:他大学を含め、日本の大学を受けるつもりがなかったので、オープンキャンパスにはまったく行っていません。受験日に初めて大学に行ったんです。

吉田さん母:修学旅行の一環で、2年のとき東京の大学に行きました。

志望校を決める際にご苦労されたこと、アドバイスをされたことはありますか?

髙橋さん:バレエの舞台があるので、早く決まらないとレッスンができません。だから一般入試は受けられませんでした。そのうえ大学の指定校でもありません。高2のバレエ留学が終わり、高3からは東京の芸能コースがある通信制の高校に入ったんです。

まわりは芸能界で活躍される生徒さんばかり。高校は出ておこうという方はいるけれど、慶應受験のような情報がなく、そこが一番大変でした。

舞台があるから推薦で早く受けるのは決まっていました。だから落ちるなら早く落ちてくれという感じでしたね。フランス語で上手く入れたらいいと思っていましたが、フランス語検定は難しい。指定校ではないので自己推薦で付加価値をつけないと入れないわけですが、フランス語がダメでどうしようと不安になりました。それでバレエ留学の後に入った高校ではすべて評定を最高にするようにしました。文章を書くことは得意だったので、そこを見てもらうことにしたんです。後は本人の雰囲気をアピール。うちは選択の余地がなかったし、何もアドバイスしていません。方法がだんだんなくなってきたので小論文にしたんです。

吉田さん父:小さなときから、九州を出て東京に行ってくれればいいという話はしていました。僕がバブルの頃の人間なので、早稲田の本庄とか吉見とか、ラグビーの黄金時代の早稲田を知っていて、できれば進んで欲しいという思いはあった。最終的にはマスメディアが良いということで、学部の選考は本人に任せていました。

受験に際して、主にどんなところから情報を得ていましたか?

髙橋さん:すべて私がホームページを見て情報を入手していました。

吉田さん父:大学の情報は高校の先生との打ち合わせでいただいていました。後はホームページですね。

受験勉強中のご子息に対して、健康面でとくに配慮された点はどのようなことですか?

髙橋さん:塾は休めてもバレエの舞台は休めないので、料理をつくって届けるとか、東京に行って料理をつくり、冷蔵庫にストックしておくということをしていました。

吉田さん母:息子は佐賀の学校にいて、私たちは対馬(長崎県)という島にいました。それで私の実家とか、主人の姉のところにときどき帰らせるようにしていました。この子は喘息を持っているので心配でしたが、基本的に健康管理は学校の寮監先生にお任せしていました。

大学合格が決まって、不安になられたことはありますか?

髙橋さん:高校時代から暮らしていたマンションから遠い藤沢キャンパスの学部に受かったことで、移動距離が負担になるのではないかという不安はありました。

吉田さん父:どこに住むか迷ったことですね。高田馬場が一番良いのですが、経済的に難しい。そこで西武新宿線沿線で探しました。住むところが決まらないと、家具など用意するものも買えませんから。

住まい選びと新生活(ひとり暮らし)準備について

皆さん大学進学にあたってひとり暮らしを始められたわけですが、部屋探しはどのようにされましたか?

髙橋さん:今のマンションは高校時代から住んでいるのですが、足かけ2年くらいかけて部屋をネットで探していました。バレエの公演をしていると帰宅が23時すぎになることもあります。女子学生会館では門限が間に合わないし、セキュリティを考えて学生専用マンションにしました。

吉田さん母:合格後に大学生協資料が送られてきて、その中に住宅情報の冊子があったんです。早稲田の生協が持っている物件があり、水道代込みで4万3千円でした。シャワーとコインランドリーは共同でしたが、そこは寮生活で慣れているので大丈夫と思いました。1階が生協のコープで買い物も便利そうだったので、主人と入学説明会にいったとき見学して即決しました。

吉田さん父:そう何度も東京に出て来られるわけではないので一発勝負。値段で決めたんです。

吉田さん母:親としては週3日は管理人が来ていること、すぐ下にゴミ置き場があり、自分たちで鍵を持っていて好きなときに出せることも気に入りました。

部屋探しで重視されたのは、どのようなことですか?

髙橋さん:駅からの立地ですね。駅から近いことを一番重視しました。それから周辺の環境です。どんなに建物が強固でも、道中に目をつけられる心配もあります。「ママは心配しすぎ」と娘は言いますが、周囲の治安も感じとりながら探しました。

吉田さん父:朝一番の授業の単位をぜったい落とさないように、近い方がいいと思いまいた。後はやはり経済的なことですね。

入居前、ご契約前にあれば便利だと思う情報は何ですか?

髙橋さん:事前に窓のサイズを教えてくれて助かりました。カーテンは入居1日目から必要なものなので。

ひとり暮らしの住まい探しにあたり、ご子息のご希望を尊重した点はどのようなことですか?

髙橋さん:親としてもフローリングの床、独立したバス・トイレを希望したのですが、立地を優先して妥協しました。

ひとり暮らしにあたりアドバイスしたこと

ひとり暮らしで最も注意されたことはどういったことですか?

髙橋さん:防災グッズは揃えましたね。防犯についてはオートロックなので本人以外入れないはずですが、何をつたって不審者が入って来るかわかりません。鍵のかけ忘れなどを防ぐために、ドアの近くにチェックリスト表をつくって貼っておくことにしました。フランスにバレエ留学している間、ホテルにひとりで泊まることもあったんです。だから「ドアの鍵を閉める前に不審な人がいないか」「誰かついてきていないか」を必ず確認する習慣をつけさせていました。

吉田さん母:ちょうど入学時に3.11(東日本大震災)があったんです。ベッドの頭上に棚があるのですが、そこに物を置かないように注意しました。それから上の戸棚は整頓するように。掃除は水まわりをきれいにするように言いました。あまり家にいないのでできていないようですが。トイレは男の子なので、拭いてきれいにするようなグッズを置きました。

防災対策についてアドバイスされたことはございますか?

髙橋さん:防犯ブザーをバッグにつけたり、LEDライトの付いたキーホルダーを買って鍵につけさせたりしました。

吉田さん母:テレビが倒れないように、転倒防止器具を付けました。懐中電灯、避難したときのためにコンタクトの予備と常備薬をまとめたもの、あとは喘息の薬ですね。今は出ないですが、かかりつけの医師をつくり、調子が悪いときはすぐ行くように話しています。医療費は学校から補助が出ます。だから病院にはよく行っていますね。提携の病院もあり、とくに手続きをしなくても病院が学校に医療費を請求するんです。気兼ねなく歯科でもどこでも行ますね。

※志望されている大学もしくは合格された大学に大学生協があるか探してみてください。

大学生協のお部屋づくりナビゲートWEB2014

食生活についてアドバイスをされましたか?

髙橋さん:具体的には、「玄米と白米は混ぜて炊いて。」とか。留学中は全寮で自炊の必要はありませんでした。野菜と果物はひとり暮らしでは、なかなか買わないので、送ることが多いです。

吉田さん母:うちも野菜をとるようにいっています。宅配便で食べ物を送ることもありますが、日中は家にいないので受け取れないことが多いんです。だから最近は送ることも少なくなりました。東京にはいろいろなものがあるのでお金を送る方がいいかと。

お金の使い方について、何か注意したことはありますか?

髙橋さん:とくにないですね。本人もひとり暮らしが長いので、よく考えてお金を使っていると思います。最初は服、化粧品、食品、現金などあらゆるものを実家から送っていました。女の子で食費もそれほどかかるわけでもないようです。

吉田さん父:光熱費、ケータイは親が決済しています。子どもがやるのは食費の管理くらいですね。本人が残高をチェックして、一定の額を切ったらやばいという感覚で収支を管理していると思います。後私は金融機関にいるので、保証人になるなとか、安易にクレジットカードを使うなとか、信用状況については厳しく言っています。

新居への家電・家具はどのように手配されましたか?

髙橋さん:学生マンションですので、家具はついていました。電子レンジ・冷蔵庫・炊飯器はデパートから送ってもらいました。

吉田さん父:大学生協のカタログは量販店より全体のイメージがしやすいですね。全体の予算を組んでどれをチョイスするかだけですから。 吉田さん母:早く合格が決まったので、セール品が買えたのも良かったです。「新生活用品のカタログ」がありそこから選びました。まとめて配達されるので、島に暮らしていて何度も東京にいけない私たちにとっては助かりました。注文の電話をしたときの応対も良かったですね。

家具や家電を選ぶときにポイントにしたことはありますか?

吉田さん父:大学生協の「新生活用品カタログ」にモデルケースが載っていました。それでチェックしながら当てはめていったんです。後は間取り図を見ながら「除湿器は必要なのか?」などと検討していきました。狭い部屋なのであまりものは置けません。大学生協で買うことは、自分も大学時代に大学生協に加入していたので抵抗はありませんでした。

吉田さん父:入居したアパートには、ベッドも机も備え付けでした。上に収納があったので洋服ダンスも買っていません。買ったのは電化製品だけですね。

髙橋さん:たとえば上の息子がひとり暮らしをしている部屋は、玄関の脇に洗濯機を置くスペースがあるんです。だから部屋の間取りによって買うものが違ってくるんですね。娘の場合、購入した家電製品も少なく、こだわったのは冷蔵庫を静音タイプにしたくらいです。

※志望されている大学もしくは合格された大学に大学生協があるか探してみてください。

住まい探し応援WEB全国版

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大学生協の『共済』について ~組合員がたすけあう、安心の保障制度~

大学生協の加入案内はわかりやすかったですか?

吉田さん父:共済の個人や大家さんへの賠償、生活全体のリスクの保障が印象的でした。十分な保障に手頃な保険料で入らないと、いろんな巻き添えもありますから。

吉田さん母:生命、火災、学生賠償、全部入りました。

吉田さん父:ただ注記については、保険関係の仕事に従事していないとわかりにくいかもしれませんね。他の保険と重複している部分もあります。いろんな案内が来る中で読んだのですが、もっと事例がいっぱいあるといいと思います。たとえばお年寄りに自転車で接触して意識不明になったとき、6千万かかった事例もあります。だから賠責も本当は無制限である必要がある。こういう事例がたくさんあるといいですね。保険が大切なことは皆さんわかっているのですが、どのくらい賠償に必要かイメージできていないことが多いんです。

大学生協の共済には加入されていますか?

吉田さん母:うちの子は喘息があるので入れない保険もあるんです。以前は県民共済でしたが、それをやめて生協の共済にしました。さらに普通の生命保険も入っています。生協は内容、掛金、保障も良かったので加入しました。

入学時は生協の共済の他に保険に入っていましたか?

吉田さん父:県民共済に入っていたのですが、入学時に解約しました。他に生命保険会社の保険に加入しています。賠責は他の火災保険や、特約で個人賠責がある。そこは重複すると思います。

大学生協の共済は精神疾患もサポートしていることをご存じでしたか?

髙橋さん:地方から出てきても、もともと都内に住んでいても、環境に合わず大学に行なくなる、外出ができなくなるという方が増えていると聞きました。学生に限らないかもしれません。そういう方のサポートは必要だと思います。

大学生の精神疾患が増えています。就職、ひとり暮らし…生協の共済には24時間無料で相談できる仕組みがあります。一般の保険は精神疾患が保障されないことが多いのですが…。

髙橋さん:精神疾患が保障されるというのは初めて聞きました。

吉田さん父:精神疾患になったら生命保険は入れないですよね。共済は加入した後なら精神疾患になっても問題はないのですか?

大学生協の共済は、加入後1年経過したら加入前に発病した病気でも保障されます。
親御さんから相談窓口に連絡がある場合もあります。

吉田さん母:子どもの場合は、心の病がメインの方がいいかもしれないですね。

髙橋さん:新入生もそうですが、就職活動によるストレスも大きいですよね。

学部生もそうですが院生からの相談も多いんです。後がないので、院生は学部生よりプレッシャーがあります。学内の自殺も増えています。

髙橋さん:相談の電話までたどり着ければいいのですが…。

吉田さん母:人に心の病については話せないことが多いのではないでしょうか。

吉田さん父:本人が東京で入院した際、救援で行ったときの保障をつけても良いですね。

大学指定や大学推奨パソコンはございましたか?また購入された場合、どちらで購入されましたでしょうか?

髙橋さん:もともとパソコンは持っていました。

吉田さん父:「早稲田モデル」を買いました。説明会があってパワーポイントも入っているし、社会人になってからのことも考えるとこれしかないと思いました。

吉田さん母:壊れたとき、代替機を借りてそのまま大学生協で修理をお願いできるのもいいですね。大学の4年間だけで考えると、学生のレベルであれば20万以上のパソコンはいらないと思います。ただ将来も考えるとこれしかないですね。

Campus PC Guide

電子辞書等の購入はされましたか?また、どちらで購入されましたか?

吉田さん母:入学説明会に主人と息子で行ったとき、大学生協でメーカーの方に説明を受けたんです。そこで購入しました。

大学生活全般について、ご子息はどのように評価されておられるか、ご存じの部分で教えてください

髙橋さん:この学部の評価を社会的に上げたいという意識が高いというのを聞いていました。合格者を対象としたセミナーに参加してみて、実際にそういうビジョンを持っている人が多いと感じました。同時に子どもがついていけるか心配にもなりました。大学によって購買や食堂も違うと思いますが、SFCは細かいところまで配慮がいきわたっていると思います。娘からは「食堂がおいしいなど」など、良い評価しか聞いたことがありません。

吉田さん母:東日本大震災の直後で、入学式はありませんでした。入学式の代わりに家族でキャンパスに行ったとき、生協にも立ち寄りました。本やお土産が充実していて好印象で、大学生協職員の対応も良かったですね。

吉田さん父:今の学生は、想像以上にきちんと授業に出席しているようです。その中で何を得たかは、僕らは知らなくていいこと。自分で解釈してどう表現するか、見守るだけです。

ご子息の進路について

ご子息のキャリア形成についてどのようにお考えですか?

髙橋さん:小さい頃から夢であったバレエ団に10代で入れてしまい、今後 どのように生かしていくか、まだ1年生なので、色々と吸収していってほしいです。娘は小学校の頃から「思う存分勉強がしたい」と時間的に思っていたので、もうひとつの夢が、今 叶いました。今「こんなに楽しい学生時代があるのか」と思うほどキャンパスライフは充実しているようです。その様子は、ひとりの女性としてもうらやましく思います。

吉田さん父:自分にとっての『早稲田』らしく生きて欲しいですね。社会人になると不条理なこともあります。それに打ち勝つ精神力、自分の信念を持つのは今しかない。この1年間頑張って欲しいです。妥協はしなくていい。自分の思う就職活動ができたら良いと思います。

吉田さん母:自分の好きな仕事に就いて欲しいですね。「就職活動はどうだった? どこに行きたい?」とは言わないようにしようと思っています。

今回は保護者座談会にご参加頂き有難うございました。
皆様の益々のご活躍とご多幸をお祈り致しております。

全国大学生協連 広報調査部


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