ナガサキの歩みと平和活動

ナガサキで起きたこと

広島への原爆投下から3日後の8月9日午前11時2分、長崎にアメリカ軍B-29爆撃機から2発目の原子爆弾が投下されました。この原爆は、広島に投下されたウラン235を原料としたものとは異なり、プルトニウム239が原料である、より強力な原子爆弾でした。
その威力は広島の1.5倍であり、甚大な被害を及ぼしました。9日朝は警戒警報が出ていましたが、午前10時には解除され、多くの市民が仕事や学校へ赴き生活している中で、突如起きた悲劇でした。

ナガサキの歩み

原爆が落とされた浦上地区は焼け野原となり、草木が70年生えないだろうと言われていました。壊れた建物の木材などを集めて、小屋を建て始めるところから復興が始まりました。
1950年には平和公園ができ、その後1955年には平和祈念像も建てられ、毎年8月9日は長崎の人にとって平和を祈る大切な日となりました。
また、8月9日は現在登校日となっており、平和学習を行っています。
長崎はかつて三菱を中心として戦艦を造る一大軍事工業都市でしたが、現在も自衛隊の護衛艦や魚雷の製造を担っています。反核平和を訴える被爆地でありながら、日本有数の軍需産業都市の性格は完全に払拭されておらず、矛盾を抱えているのが長崎の現状です。

平和活動

戦後70年以上が経過し、高齢化に伴い被爆者が年々少なくなって来ている中、長崎では若い世代の活動が活発に行われています。
核兵器の廃絶と平和な世界の実現をめざす「高校生一万人署名活動」、そこで集められた署名を代表して国連欧州本部に届ける活動などをしている「高校生平和大使」、最新の国際情勢を学び国際会議への参加活動などを行っている「ナガサキ・ユース代表団」など、多くの団体が平和の願いを継承しています。
長崎市も平和活動を行っており、キャンドルに火を灯すことで平和を願い、原爆で亡くなった方の慰霊を行う「平和の灯(ともしび)」を毎年平和祈念式典の前夜に開催しています。

Peace Now! Nagasakiでできること

PeaceNow!Nagasakiでは、ナガサキの被害や加害の歴史、現在進行形の核問題など、様々な角度から平和を学ぶことができます。また、実際に長崎の被爆遺構を巡ったり、被爆者の声を聴くことで、平和の価値観を深めることができます。全国各地からの仲間との交流を通じ、自身の想う「平和」について向き合い、これから何ができるかを一緒に考えていきましょう!

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