第60回学生生活実態調査 概要報告

全国大学生活協同組合連合会
※データの無断転載はお断りいたします。

2025年2月28日

はじめに 調査概要とサンプル特性について

<調査概要>

調査の目的
学生の生活、主に経済的な側面と大学生の意識や行動を調べ、大学生協の事業や活動の改善に役立てるとともに、調査結果の公表を行う。
調査の対象
全国の国公立および私立大学の学部学生
調査実施時期
2024年10~11月(1963年より毎年秋に実施 ※未実施年あり)
調査方法
学生を無作為抽出により抽出後、オンラインで調査(Web上の画面から回答)
回答数
11,590人(30大学生協 回収率24.0%)
調査項目の概要
収入・支出、奨学金、アルバイト、登校日数、サークル所属、就職活動、
学生生活充実度、勉強時間、読書時間、ChatGPTなど文章生成系AI利用状況・目的

  • 実額平均(実額):無回答の例数は含まず、「0」の例数を含む平均,特に注記のない「平均」は実額平均
  • 有額平均(有額):無回答と「0」の例数は含まない平均、「0」を除く回答の平均
  • 学部:文系:文科系、理系:理工系、医歯薬:医歯薬系
  • 4年:4年以上

<サンプル特性>

  1. 第60回学生生活実態調査は104大学生協が参加、25,340名から協力を得た。ただし、ここで紹介する数値は、地域・大学設置者・大学の規模などの構成比の変動が大きくなり過ぎないように指定した30大学生協(大学数は31、国立大学19・公立大学2・私立大学10)の11,590名のデータである。経年の変化をより正確にみることができるようにしている。
  2. 前年と比較すると国公立大学が0.5ポイント減少、私立大学が0.5ポイント増加。
  3. 学部別の男女構成比は、文科系38.8:53.3、理工系66.8:26.6、医歯薬系34.4:57.2となっている。(それぞれ、性別について「回答しない」「無回答」を除く)
  4. 自宅生と自宅外生の構成比は、自宅48.3:自宅外51.7と自宅外生が自宅生よりも多い。

今回調査結果の特徴

  1. 物価高の影響により、自宅生・下宿生ともに消費支出はほとんどの項目で増加している。一方、貯金は減少した。物価高や奨学金返済への不安を背景に、「生活費やお金」に悩んでいる学生が引き続き最多である。
  2. 収入では自宅生・下宿生ともにアルバイト代が増加している。時給単価引き上げと就労率上昇の影響と考えられる。「月収7万円以上」が増加傾向にあり、学業とアルバイトのバランスが懸念される者もいる。
  3. 2020年4月入学者のほとんどが大学を卒業し、2023年5月より新型コロナが5類移行となり、キャンパスにおける「コロナ禍」はほぼ収束した。しかし、キャンパス滞在時間はコロナ禍前に比して短い状態が固定化している。コロナ禍を経た「新しい大学生活」が定着していることが読み取れる。
  4. 「生成系AIの利用経験あり」は23年46.7%→24年68.2%に大幅に増加した。誤情報や倫理面などのリスクを理解したうえで、授業や研究、レポート作成の参考やプログラミング等に幅広く利用している。生成系AI等を活用した「新しい学びの姿」を読み取ることができる。

1.学生の経済状況

(1)自宅生の生活費(図表①)

収入は「アルバイト」が増加、支出はほとんどの項目で増加し、「貯金・繰越金」が減少

<前年(2023年)との比較>

  1. 自宅生の「収入合計」は68,370円と2,400円増加した。
  2. 費目別では「アルバイト」が46,060円と+3,050円。「アルバイト」の収入に占める割合は67.4%となり、前年+2.2ポイント。「アルバイト」収入の金額・収入構成比とも70年以降最大となった。奨学金は9,940円(前年▲110円)と微減。
  3. 保護者等からもらう「小遣い」は10,580円と230円増加した。
  4. 「支出合計」は69,500円で5,160円増加。費目別では「教養娯楽費」が14,740円(前年+1,970円)、「食費」14,340円(同+1,740円)。「電話・通信」「その他」以外の消費支出が増加し、「貯金・繰越金」が減少している。

(2)下宿生の生活費(図表②~③)

収入は「仕送り」「アルバイト」が増加、支出は「貯金・繰越金」以外のすべての項目が増加

<前年(2023年)との比較>

  1. 「収入合計」は132,140円となり2,900円増加した。「仕送り」が72,350円と前年+2,230円。仕送り額についてはコロナ禍以前の水準に戻った。
  2. 「アルバイト」は37,540円と1,430円増加した。収入の28.4%をアルバイト収入が占めている。
  3. 「奨学金」は19,140円と520円減少。奨学金を受給している下宿生だけを取り上げると、奨学金がその収入の43.2%を占めている。
  4. 「支出合計」は131,710円と4,210円増加。費目別では「住居費」56,090円(前年+1,960円)で増加、「食費」26,110円(∔230円)でほぼ横ばい、「教養娯楽費」13,870円(前年+1,030円)で増加。なお、支出構成比については各項目ともに変化はほとんどない。
  5. 「貯金・繰越金」は14,250円と490円減少。一方、「貯金・繰越金」以外のすべての消費支出は前年より増加した。

(3)下宿生の仕送り額の推移(図表④)

仕送り額「10万円以上」は95年以降長期的に減少傾向、物価高を受けて前年比若干の増加

  1. 「仕送り金額10万円以上」は、95年から10年にかけて大きく減り、その後も減少傾向。
  2. 09年に「5万以上10万未満」の割合が「10万円以上」を逆転した。
  3. 仕送り「0円」は、概ね7%前後で推移している。

(4)「仕送り」が「0円」の下宿生の経済状況(図表⑤)

仕送り「0円」下宿生の奨学金は全下宿生平均の3倍超

  1. 収入では、アルバイトと奨学金が全下宿生平均より多い。特に奨学金は全下宿生平均の3倍を超える。
  2. 支出では、住居費が全下宿生平均より約7,000円少なく、食費、教養娯楽費も少ない。

(5)奨学金・授業料減免(図表⑥~⑨)

奨学金受給者は3割に満たないが、奨学金制度の充実や授業料減免を求める声が寄せられている

  1. 何らかの奨学金を「受給している」は28.6%と19年以降で最低を更新。
  2. 貸与型のみ受給は16.0%、給付型のみ受給7.3%、貸与型も給付型も受給は2.6%となっている。
  3. 受給者の受給平均金額(有額平均)は57,050円で、前年より1,370円減少(19年対比+510円)。
  4. 将来奨学金を返還することに不安を「常に感じている」+「時々感じている」は貸与型奨学金受給者の67.9%(前年▲1.9ポイント)を占めている(貸与型奨学金受給者を100として)。
  5. 授業料減免を受けているのは9.4%で、そのうち「全額免除」は3.6%。「部分免除(減額)」5.8%。
  6. 授業料減免を「申請をしたが受けられなかった」が3.3%、「条件が合わず、申請できなかった」が17.2%。
  7. 1ヶ月のアルバイト収入で「7万円以上」は30.4%が奨学金を受給、「7万円未満」は28.9%、「アルバイトをしていない」27.1%であり、大きな違いはない。(半年間かつ現在アルバイトをしている「7万円未満」「7万円以上」、「アルバイトをしていない」をそれぞれ100として)
  8. 奨学金受給者の暮らし向きでは、「受給している」人のうち「楽な方」は49.0%で、「受給なし」の69.4%と比べると顕著に低い。「受給している」人のうち「苦しい方」も11.6%で他に比べ高い。(奨学金の受給有無をそれぞれ100として)
  9. 自由記入欄(巻末資料参照)でも、奨学金・授業料減免の拡充を望む声が見られる。
    • 奨学金の申請をしたが受理されなかった。収入が充分であるため受理できないと言われたが、学費払うのがやっとでバイトたくさん入っているので学業にも専念できない。(私立・文科系・2年・女性・自宅外)
    • 将来の事に対して、奨学金や夢の事など漠然と不安に苛まれている。(私立・文科系・2年・男性・自宅外)
    • 奨学金の返済が怖いです。漠然とした不安が将来にあります。奨学金の話はなかなか気軽に話せる内容でないため、誰にも不安を打ち明けられず、また、日々お金がかかるので必死にアルバイトをしています。金銭的に苦しい学生がいるのは事実かな、と思います。(国公立・理工系・2年・女性・自宅)
    • 親が払ってくれているのは授業料と家賃で、仕送りはなく、光熱費は自分持ちなので、バイトをかけ持ちしていても、趣味と部活をどちらも楽しむほどのお金が稼げず、毎月お金の心配をしています。大学自体は友達がいて楽しいのですが、貸与型の奨学金は借金と思うと申し込む気にはなれず、しんどいです。親の一方が諸事情で所得を減らしたために税金などの関係で親からの仕送りがない状況ですが、前年の所得で決められるので給付型の奨学金の対象者にはなれず、成績はいいのに受給できません。もっと奨学金を申請しやすくして欲しいと思います。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)

(6)アルバイト(図表⑩~⑮)

アルバイト就労率は過去10年間で最高、「1ヶ月7万円以上」の層が増加傾向

  1. アルバイト就労率(図表⑩⑪)
    • 現在(24年10月~11月)の就労率は76.8%(前年+2.3・19年+1.0ポイント)と、コロナ禍前(19年)水準を超え、過去10年間で最高。学年別では1年生以外の全学年でコロナ禍前を上回っている。
  2. アルバイト収入(図表⑪⑫)
    • 1ヶ月のアルバイト収入有額平均は50,970円であり、コロナ禍前を超えている。アルバイト就労率の回復と時間給アップの相乗効果と考えられる。
    • アルバイトをしている人の週当たり平均時間は12.1時間であり、前年から変化はない。
    • アルバイト収入が「1ヶ月7万円以上」は1週間の労働時間が平均17.7時間で、「1ヶ月7万円未満」の平均10.2時間との大きな開きがあった。
  3. 1ヶ月のアルバイト収入金額分布(図表⑬)
    • 自宅生・下宿生ともに「1ヶ月7万円以上」の収入がある層が20年以来継続的に増加傾向。自宅生(19.8%)、下宿生(14.6%)
    • 前述の通り、「1ヶ月7万円以上」の層は、週労働時間がそれ未満に比べ長いため、健康面や学業とのアンバランスが懸念される。(図表⑫)
  4. アルバイト収入の使途(図表⑭⑮)
    ※半年間に「アルバイトをした」を100として
    • 一番多いのは「旅行・レジャー費用」33.3%(前年+0.4・19年▲1.5ポイント)。続いて「生活費のゆとり」28.9%(同▲1.2・+2.7ポイント)、「貯金」23.4%(同▲0.7ポイント・+5.3ポイント)となっている。
    • 「サークル費用」は17.1%で、最も低かった20年から回復しているが、19年のコロナ禍前水準27.2%には戻っていない。

(7)半年間の特別費(図表⑯⑰)

  1. 「合宿代」実施率は36.1%で19年の35.0%を上回った。有額平均は46,300円で前年 +800円と微増、19年と比較しても▲800円で、ほぼ回復。
  2. 「国内旅行」の実施率は昨年を下回り2年連続で下落したが、19年は上回った。
  3. 「海外旅行」の実施率は8.2%と昨年を上回ったが19年比ではマイナス。
  4. 「高額商品購入」の有額平均額は前年+5,200円で、19年よりも32,600円増えた。
  5. 今後の予定は「国内旅行」「衣料品」「帰省」「合宿」が上位を占める。

(8)暮らし向き(図表⑱⑲)

  1. 暮らし向きが「楽な方計」は63.6%で前年より0.1ポイント減少し、「苦しい方計」も6.8%と前年より0.4ポイント減少した。
  2. これから先の見通しは「変わらない」46.5%(前年+1.3ポイント)、「よくなりそう計」24.0%(同+0.4ポイント)、「苦しくなりそう計」20.5%(同▲1.0ポイント)と、明るい見通しが若干の増加。
  3. 生活費の中で節約・工夫したい費目(2つまで)の上位5位は次の通りだった。
    1. 外食費を含む食費 64.3%
    2. 趣味 22.3%
    3. 教養娯楽費・交際費 20.1%
    4. 衣料品代 14.4%
    5. 交通費 13.9%
  4. 生活費の中で節約・工夫したい費目で、下宿生の「外食費を含む食費」は71.0%、「家賃・水道光熱費」は11.0%であり自宅生よりも顕著に高い。

※暮らし向き:「楽な方計」は「大変楽な方」+「楽な方」、「苦しい方計」は「苦しい方」+「大変苦しい方」

※今後の見通し:「よくなりそう計」は「かなりよくなりそう」+「少しはよくなりそう」、「苦しくなりそう計」は「少し苦しくなりそう」+「かなり苦しくなりそう」

2.大学生活・学生の意識

(1)登校日数、キャンパス滞在時間(図表⑳㉑)

キャンパス滞在時間7時間以上はコロナ禍前より減少し、滞在時間が短い状態が固定化

  1. 「1週間の登校日数5日」は43.4%(19年51.3%)、平均日数は4.1日(19年4.4日)であり、登校日数は完全には戻っていない。
  2. 「1日のキャンパス滞在時間増減率」も「7時間以上」は19年に比べ減少した状態が固定化している。

(2)学生生活の充実度と「大学が好き」(図表㉒㉓)

学生生活の充実度は過去最高を更新

  1. 学生生活が「充実している計」は93.0%と前年から2.8ポイント増加し、過去最高を更新した。
  2. 1年生~4年生の全学年で、「充実している」計の率が90%を超過し過去最高だった。
  3. 「大学が好き」は93.7%と増加が続いている。

(3)大学生活の重点(図表㉔)

  1. 「大学生活で現在最も重点をおいていること」は、「勉学や研究」前年+0.6ポイントで33.5%。次いで「サークル・部活動」が前年+1.3ポイントで17.6%。「よき友、豊かな人間関係」14.3%、「ほどほどに組み合わせた生活」13.1%と続く。
  2. 大学生活の重点は、コロナ禍の前後で変化が見られる。学生にとっての「充実」の内容や質が変化しているのではないか。
    • 課外活動の解禁を受けて「サークル・部活動」が22年から継続的に増え、23年から2位になり、24年は3位の「よき友、豊かな人間関係」との差がさらに開いた。
    • コロナ禍の20年~22年は増加傾向にあった「趣味」が微減傾向となっている。
    • 00年からの長期的傾向を見ると、「ほどほどに組み合わせた生活」が低落傾向にあり、「勉強」が増加している。大学生活の重点において、目的意識を明確にした学生が増えているといえる。

(4)サークルの所属状況(図表㉕)

1年生サークル所属はコロナ禍前水準に戻ったが、全体はまだ届かない

  1. サークル・部活動等への所属率は63.8%(前年+3.6ポイント・19年▲4.3ポイント)だった。
  2. 1年生は80.0%(前年+2.1ポイント)と増加し、コロナ禍前の水準に戻った。

(5)就職について(図表㉖)

就職について「不安を抱えている」大学生は72.0%

  1. 就職に「不安を感じている計」は、72.0%で、前年+1.2ポイント

    ※「不安を感じている計」は、「とても感じている」+「感じている」

  2. そのうち就職予定者が就職に「不安を感じている」内容は、「就職ができるか」が61.3%(2年生68.3%、3年生73.7%)で前年+1ポイント、20年の73.1%をピークに減少傾向が続いている。次いで、「自分が何に向いているか」42.4%、「希望の職種に就けるか」39.5%となっている。

    ※就職予定で就職に「不安を感じている」を100として

(6)政治・社会への関心(図表㉗㉘)

  1. 国内外の政治の動向に関心が「ある」は57.4%と前年より0.4ポイント増加した。
  2. 関心が「ある」は、女性53.1%に対して男性61.3%。 理工系55.6%・医歯薬系49.0%に対し、文科系が61.3%と高い。

    ※「関心がある」は、「大いにある」+「まあある」

  3. 日本の未来は「明るいと思う」学生は23.4%(前年+2.8ポイント)と微増した。

    ※「日本の未来は明るいと思う」は、「とても思う」+「まあ思う」

  4. 政治に「関心がある」の中で「明るいと思う」は24.2%、「関心がない」の中で「明るいと思う」は22.3%。

    (それぞれ、「関心がある」「関心がない」を100として)

(7)SDGsについて(図表㉙)

SDGsで関心のある項目は「質の高い教育をみんなに」がトップ

  1. 関心が高い目標は、上位から順に、「質の高い教育をみんなに」29.2%、「すべての人に健康と福祉を」24.9%、「住み続けられる街づくりを」21.6%となっている。
  2. 男女で関心度に差があるもののうち、差が大きなものは「ジェンダー平等を実現しよう」女性31.4%、男性11.7%、「すべての人に健康と福祉を」女性32.3%、男性20.1%だった。

3.日常生活

(1)日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていること(図表㉚㉛)

日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていることは「生活費やお金のこと」が最多

  1. 日常生活の中で悩んでいることや気にかかっていることは、「生活費やお金のこと」46.8%で最多。以下、「授業・レポート等勉学上のこと」44.7%、「就職のこと」37.8%と続く。
  2. 「生活費やお金のこと」は、22年に顕著に増加し、この3年間はほぼ変わらない。物価高の影響と考えられる。

(2)大学入学後のトラブル遭遇(図表㉜)

21.3%の学生が大学入学後に何らかのトラブルに遭遇したことが推定される

※この質問は実際に被害が発生したかではなく、被害はないがその可能性があった体験も含む。

  1. 回答者数11,590人(30大学生協)で、約2,471人の方が何らかのトラブルに遭遇している可能性がある。
  2. 「訪問販売・キャッチセールス」、「マルチ商法」「SNS上での金銭トラブル」等の消費者トラブルに遭った学生は11,590人中の449人にも上る。
  3. 全体では「バイト先での金銭や労働条件のトラブル」が3.9%で最多、次に「パワーハラスメント・モラルハラスメント」が2.7%となっている。なお、「パワーハラスメント・モラルハラスメント」は女性3.4%、男性1.9%と女子学生に多い。

(3)食事(図表㉝㉞)

1日の飲食回数は平均3.1回

  1. 1日の飲食回数は、3回が56.3%(自宅生59.6%・下宿生53.2%)と前年より0.5ポイント増加した。
  2. 食事の摂取率は、朝食68.9%(前年▲0.1・19年+1.3ポイント)、朝昼兼用食22.4%(同+0.3・+1.3ポイント)。朝食帯の摂取率はほぼ横ばい。
  3. 朝食摂取率は自宅生77.2%(前年▲0.9ポイント)、自宅外生61.1%(前年▲0.1ポイント)と微減。
  4. 1回の食事代は朝食・昼食は増加、夕食は横ばい。(有額平均)
    • 朝食:23年226円→24年233円 (19年209円)
    • 昼食:23年495円→24年515円 (19年477円)
    • 夕食:23年658円→24年658円 (19年763円)
  5. コロナ禍(20年~22年)を除き19年と比較すると、夕食・深夜食を自宅で摂る学生が増えている。コロナ禍での行動変容に加え、22年頃からの物価高の影響をうけて、夕食の支出を抑えるために外食をせず、自宅で夕食を摂るスタイルが定着してきていることが窺える。(図表㉞)

(4)病気・事故(図表㉟)

病気、事故・けがによる入通院は微減

(5)ChatGPTなどの文章生成系AIの利用状況(図表㊱~㊵)

  1. 「利用経験あり」は23年46.7%から、24年68.2%に大幅に増加した。専攻別にみると、理工系77.1%(前年54.9%)、文科系62.8%(前年43.2%)、医歯薬系62.3%(前年37.5%)だった。また性別で比較すると男性74.3%、女性61.7%だった。
  2. 利用目的では「授業や研究」「論文・レポート作成の参考」「翻訳・外国語作文」「遊び・興味」が上位だった。学年別でみると「メールなどの文章作成」「就職・インターンシップなどのエントリーシートの作成の参考に」「コンピュータのプログラミング、エクセルの関数作成」は上級生ほど利用目的に挙げる傾向がみられた。
  3. 利用目的を「1週間の勉強時間数」の「7時間以上」「7時間未満」別に調べたところ、ほぼすべての利用目的で「7時間以上」が「7時間未満」を上回った。この結果は、利用目的にかかわりなく授業時間以外の勉強時間(予習・復習、就職・関心事)が長いほど生成系AIを利用していることを示唆している。特に顕著な差があるのは「大学以外の勉強時間(就職や関心事など)」で、「就活エントリーシート参考」7時間以上12.7%、7時間未満4.3%、「プログラミング」7時間以上17.1%、7時間未満9.5%など(大学または大学以外の1週間の勉強時間「7時間以上」「7時間未満」をそれぞれ100として)。
  4. 利用目的を学生生活の重点「勉強や研究」「部活・サークル」「趣味」別に調べたところ、いずれの学生生活の重点でも利用目的に「授業や研究」を3人に一人があげている。しかし、「論文・レポート」利用目的は「部活・サークル」重点が34.3%(「趣味」重点が28.7%、「勉学や研究」重点が26.1%)、「遊び・興味」利用目的は「趣味」重点が22.1%(「勉学や研究」重点が18.6%、「部活・サークル」重点が17.3%)となっており、学生生活の重点によって利用目的に差がある(学生生活の重点をそれぞれ100として)。
  5. 自由記述欄「AIを利用した感想や今後何に利用したいか」の傾向を分析したところ、肯定的な意見としては、生成系AIを使うことでスキル向上や効率化が図れ、活用範囲が広いことが挙げられた。一方、否定的な意見では、不自然な日本語、画一的な表現が問題視されている。また、AIに頼りすぎると思考力低下や創造性の制約を招く恐れがあるとの懸念も指摘されている。数学や専門的な分野での不備、誤情報、著作権等の法的・倫理的な懸念もあり、AIの回答をそのまま信じず、自分で確認する重要性が指摘されている。ユニークな使用方法には、運転免許試験の練習問題作成、旅行プランのサポート、自作ゲームの条件計算、多言語文献検索の補助、日本語のダジャレ作成、小説の書き出しやアイデア出し、自分が企画運営するイベントのアイデア出しなどがあった。

<自由記述欄「AIを利用した感想や今後何に利用したいか」>

  • 様々な視点で答えてくれるのでとても面白いと感じた。指導案の作成等の際に、様々な状況を設定し、どう思考するかを考える案として使用したいと考えている。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 文章としての体は成しているが、専門的な内容への回答の大部分がハルシネーションによって構成されておりそのような方向ではまだ役に立たないと感じた。一方で、Pythonなどのプログラミングに関しては誤りもあるがある程度コードを作れると感じた。(国公立・理工系・4年以上・男性・自宅)
  • 客観的な意見を提供してくれるので、完成した論文の添削程度なら活用できるが、課題を一からやらせようとするのは研究倫理に反すると感じた。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • すぐに具体的な回答が得られて便利だと思った。ただ、回答内容に時々おかしい部分が含まれているので、本やインターネットの記事と合わせて参照し、生活する上でのヒントにしようと思った。(私立・理工系・2年・男性・自宅)
  • 研究で分からないことがあった際に、解決の糸口を掴むとしては有用な手段だと感じた。一方、英文法のミスの検出に用いたときは単純な見落とし・誤った修正が多いと感じた。(国公立・医歯薬系・4年・男性・自宅)

(6)読書時間・勉強時間(図表㊶~㊹)

  1. 読書時間
    • 1日の読書時間「0分」(図表㊶棒グラフ部分)は45.6%。
    • 1日の読書時間は、読む人で63.1分と5年前、10年前の水準に対して増加している。
    • 全体の平均読書時間(0を含む)30.2分も、18年以降30分前後であまり変化はない。
    • 1日の読書時間分布は「60~120分未満」が16.2%、次に「30~60分未満」が10.3%だった。
  2. 1日の大学の勉強時間
    • 1日の予習・復習などの勉強時間(大学の勉強時間)は59.2分で、授業で課題が多かった20年~22年より減少しているが、オンライン授業が始まる前の19年よりも増加した。
    • 1日の就職・関心事などの勉強時間(大学以外の勉強時間)は29.6分だった。
  3. 「勉強や研究」を学生生活の重点にしている人は、授業時間以外に「1日あたりの大学での勉強時間(予習・復習)」89.2分、「1日あたりの大学以外の勉強時間(就職・関心事)」35.1分、「1日あたりの読書時間」35.1分であり、「勉学や研究」以外に学生生活の重点を置いている人に比べて長かった。

「AIを利用した感想や今後何に利用したいか」について
~自由記述より(抜粋)~

1. 肯定的なコメント

<授業等での活用>

  • 様々な視点で答えてくれるのでとても面白いと感じた。指導案の作成等の際に、様々な状況を設定し、どう思考するかを考える案として使用したいと考えている。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)

<文章の添削>

  • 文章の添削や要約、アイデアを言語化するのに利用したい。(私立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • メールを企業に送る際、敬語が正しいかをチェックしてもらうこと。(国公立・理工系・3年・女性・自宅)

<言語学習や基礎学習のサポート>

  • 初習言語を学ぶ際に例文を打ち込み、文中のすべての単語・文法を解説してもらう方法が有効だったので、そういった初めて勉強する分野でのスタートダッシュをサポートする道具として利用していきたい。(国公立・理工系・2年・男性・自宅外)
  • 数学の問題で分からないところを聞くと考え方のサポートになって便利だった。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)

<レポート作成のヒントとしての利用>

  • 普段は、レポートを作成する際のヒントとして活用している。生成された文章を骨組みにしたり、抜粋したりしながら、自分のレポートに昇華している。(国公立・文科系・4年以上・男性・自宅)

<ネット情報のまとめ機能の利便性>

  • ネットの中にたくさんある情報をまとめて教えてくれるので便利だと感じた。いろいろなことを聞くと丁寧に答えてくれるので面白かった。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)

<速さ・効率性の評価>

  • 少し間違いを出すこともあるけれど、それ以上に早くこちらが欲しいものを提供してくれるので、とても便利なツールだと思った。(国公立・理工系・2年・男性・自宅外)

2. 否定的なコメント

<情報の信頼性への懸念>

  • まだまだ、信用に足る情報だけではなく、出どころが不明な情報も多く含まれていたため、あくまで参考程度に活用し、情報源については細心の注意を払うべきだと思いました。(私立・文科系・2年・女性・自宅)
  • 文章としての体は成しているが、専門的な内容への回答の大部分がハルシネーションによって構成されておりそのような方向ではまだ役に立たないと感じた。一方で、Pythonなどのプログラミングに関しては誤りもあるがある程度コードを作れると感じた。(国公立・理工系・4年以上・男性・自宅)

<不自然な日本語・画一的な表現>

  • 確かに便利ではあるが、それをそのまま使うと不自然だし主旨に合わないこともあるので自分で校閲する必要はある。(国公立・医歯薬系・1年・女性・自宅外)

<法的・倫理的な懸念>

  • 客観的な意見を提供してくれるので、完成した論文の添削程度なら活用できるが、課題を一からやらせようとするのは研究倫理に反すると感じた。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)

<AI依存への危機感・思考力低下の懸念>

  • 便利だが、AI頼みになると思考力が確実に衰えるだろうからあまり利用したくはない。(国公立・文科系・4年以上 ・男性・自宅)

<不安や恐怖感>

  • 便利だが怖いと感じた。(私立・文科系・3年・女性・自宅)

<誤情報・虚偽の出力>

  • 出典元が出てこないので、安易にレポートなどで利用すると正しくないことが書かれるかもしれないと感じた。(国公立・文科系・2年・男性・自宅)

3. ユニークな使用法

<絵の生成・クリエイティブな遊び>

  • 絵を生成して遊んでいます。かなり細かく設定できるので、想像していた以上に楽しくクリエイティブな作品が作れる。(私立・理工系・1年・男性・自宅外)

<複数人格での討論シミュレーションや自分に似た疑似人格の生成>

  • 人物を複数設定してAI内で討論させ、各自の主張を引き出す試みをしています。ブレインストーミングの一環として活用している。(国公立・理工系・1年・男性・自宅外)
  • 自分の日記を読ませて、自分に似た文章を生成するAIを育てることに利用したい。(私立・文科系・1年・男性・自宅)

<占いやエンターテインメント用途>

  • 占いなどができて楽しい。 (私立・文科系・4年以上・女性・自宅)

<日常生活で役立つコツやアドバイス>

  • 〜のコツ、といったその人の主観が入りそうな内容にも答えを出してくれるので面白いと思いました。(私立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅外)
  • 最近は冷蔵庫の中身を教えてどの料理が作れるかを聞いたりしており、便利なので今後も続けていきたい。(私立・文科系・1年・女性・自宅外)
  • 具合悪い時に症状を入れると深刻なものかどうか判断する手がかりになって便利(国公立・文科系・1年・女性・自宅外)

*このほか、運転免許試験の問題作成、旅行プランの提示、エクササイズ方法の提案、大喜利やダジャレのネタ、小説やゲーム作成、企画・イベントのアイデア出しなど多様な使い方があった。

大学に入ってよかったこと、困ったこと・悩んだこと
~104大学生協の25,340人の自由記入欄より~

<大学に進学してよかった>

  • 大学は全国各地から人が集まる場所で、高校生のときよりさらに広い交友関係を築くことができたことが良かった。自分が知らなかった世界のこともたくさん知ることができた。(私立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅外)
  • 入学してから価値観が変わり、人生が鮮やかになりました。(国公立・文科系・3年・男性・自宅)
  • 今まで縁もゆかりもなかった土地で、ここでしかできない体験や出会いができたことがとてもよかった。 (国公立・文科系・4年以上・男性・自宅外)
  • 色々な人と学んだり交流したりすることが出来て人間の面白さを実感出来ているので入学して良かったなと思います。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 個性的かつ協調性のあるたくさんの学生に出会えたことが、大学に入学してよかったことの1つです。自分にはない知識や経験を持つ人が多く、そういった人達と共に考え、学ぶことができて、本当に楽しい大学生活だと感じています。また、先生方も丁寧に親身になってくださる方が多く、特にゼミの先生には大変お世話になり、感謝しています。もともと第一志望の大学だったということもありますが、本学に入学できて本当によかったと思っています。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • よかったこととして、 大学に入学し一人暮らしを経験できたことで、自立した生活をするために家事や自炊をするようになりました。今までは両親に頼っていた部分が大きかったため、その大変さを知ることができ、両親に今まで以上に感謝の気持ちをもつようになりました。(国公立・医歯薬系・2年・女性・自宅外)
  • 大学に入ってから知った社会の常識も多いので勉強以外にも学ぶことがあり入って良かったと思いました。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 色々な背景を持つ人に出会えたことが最も良かったことの一つです。大学に行くと、その中でもいろいろな背景を持つ人と出会えます。経済面で苦労しながらも勉学に励んでいる人、家が比較的裕福であってさまざまな経験を経てきた人、特別豊かでも貧しくもなく平均的な生活を送ってきた人。もちろん、大学の外にはもっと多様な背景の人はいます。しかし、高校以前と比べると、関わる人はいっそう多様化しています。社会に出る前に、色々な価値観と触れ合っておける最後の機会だと思います。この半年間の大学生活ですでにそれを実感できているので、とても有意義だと感じています。(私立・文科系・1年・男性・自宅)
  • とても忙しく充実した生活ができていること。しかし充実しすぎていて逆に時間が足りなくなっていること。 (私立・理工系・1年・男性・自宅外)
  • 大学に入学してから、大学から斡旋される活動に参加したり、専門科目だけでなく、自分の興味のある授業を色々取ってみたりと、様々な経験を積み、学びを深められたことを考えると、心から大学に入学して良かったなと思います。また、地元から離れた大学へ進学したことで、地元では知り得なかった世界を見られたことも良かったと感じます。(国公立・理工系・4年以上・女性・自宅外)
  • 大学にいる間は自分の時間が持ちやすいことが良い点だと思いますが、意思を持って活動しないと無為に時間が過ぎていくので難しいと思います。また、高校までと違い、大学では自身の行動は全て自己責任になるため、トラブルに巻き込まれることがないよう、細心の注意を払っています。そこは精神的に消耗する点です。(国公立・理工系・4年以上・男性・自宅外)
  • 第一希望ではなかった大学ですが、3年生にもなるとそんなことすらすっかり忘れていて充実した毎日を送ることが出来ています。勉強したいだけ勉強できる環境があるので入学して良かったと感じています。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 自分の今後につながる勉強の機会を得られて本当に良かったと思います。また、生活するのにこんなにお金がかかるとは知らなかったので、親元を離れて暮らすことで、親への感謝の気持ちを持てるようになりました。(国公立・理工系・2年・女性・自宅外)
  • 自分の知らなかったことが、自分の行動次第でどんどん学ぶことができるという点で大学に入学してよかったと感じている。また、同じような興味や目標を持つ友人や、その反対に自分と異なる考えを持った様々な人に出会うことができたという点もよかったと感じていることのひとつだ。(国公立・文科系・3年・女性・自宅)
  • 親元から離れて1人で暮らす経験ができて、自分で決めて生活していくということはとても大変であり大切な機会になりました。学びたいことは難しすぎで大学の壁にぶち当たり苦しんだことも多かったですが、大学生だからできたことが多かったと感じています。1人だったからこそ、相談相手ができず苦しんだこともありましたし、どうやったら仲の良い友達ができるのか悩んだことも多かったですが、なるようになるというのをまなんだように思います。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)
  • 自分がやりたいことのために、自分から行動できるようになった。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • 世界中の友達と関係を持てたこと!そしてその子たちの家に訪れていろいろ紹介してもらえたこと!!現在ドイツに留学できていること!(私立・文科系・3年・男性・自宅外)

<学びについて>

  • 自分が学びたい分野の知識を深めることができて良かったですし、就職後も大学で学んだことを活かして働きたいと思います。(国公立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅外)
  • 学問的な成長のみならず、教員や学生どうし関わりを通して精神的な成長や、人間的な成熟が進んだと感じる。また、専門職としての役割や、振る舞いを身につけるスタートラインに立つことができたと思う。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)
  • 知らなかったことを学び、凝り固まっていた主観をほぐすことができ良い機会となっている。 (国公立・文科系・1年・男性・自宅外)
  • 専門的な分野の学習だけでなく、空いた時間に資格や興味のある勉強が自由にできるため大学に入学してよかったと思います。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 大学に入ると、授業を受けながらも自由な学びを拡張していけることは大きな魅力であり、とても良かったことだと思う。ただ、多くの大学生が学びたいものを学び続けるために必要な書籍を購入できるだけの金銭的な余裕がなかったり、拡張した結果、学びに向かう困難さが一定程度あることは少し難しい部分だとは思う。率直に言えば、図書館で借りてもいいけど、買っておきたい本が高くて買えないのは、書籍の購入助成などサポートがあってもいいのかなと思う部分がある。大きな悩みはないが、進路にまつわる問題は、結局個人に委ねられていることもあって、あまり考えきれていないのが正直なところであり、現実的な進路の話題(選考状況や試験対策)だけではなく、広くキャリアプランについて考え、学生同士で話し合える機会があると面白いと思う。(私立・文科系・3年・男性・自宅)
  • 様々なことが学べて、自分の成長に生かされていると感じました。今は研究のことと就職のことを半分考えながらアルバイトをずっと続け、そして授業の単位取得も考えなければいけなくて、かなり忙しいです。どれを優先すべきかしっかり判断していく必要があるなと感じました。(私立・理工系・3年・男性・自宅)
  • 大学には多くの学生がいるので様々な意見を聞く事ができ勉強になるところが大学の利点だと思います。moodle上での授業の場合だと受講生全員の意見を見る事ができる時があるので課題や感想を提出する度に新しい発見があって面白いです。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • 新しい人脈が増えた。専門分野に特化した講義を受けることができ、豊富な知識を持った教授に指導をして頂けた。専攻分野だけでなく基幹教育などを通して様々な分野の知識が増えた。(国公立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅)
  • 英語の授業などディスカッションの授業が難しい。学生同士で温度差がある。(国公立・理工系・2年・女性・自宅)
  • Wordやパワポ、Excelを始めとしたPCの扱いは初めは苦戦しました。(私立・文科系・1年・男性・自宅外)
  • 授業の宿題やテストが多く、毎日大変な日々を送っている。授業だけでなくサークルやボランティア活動などにも全力で取り組めるよう大学側も応援してほしい。(私立・理工系・2年・男性・自宅)
  • 春に入学して早々の履修登録の仕方や要領について悩んだことがある。大学側からの対応としてはかなり放任主義的であると感じる。同時期のサークルの新歓にて先輩に相談やアドバイスを受けて最終的に対処した。大学構内でのWi-Fiの効きが基本よくない印象を受ける。日頃から接続が悪いと感じる中、特に教室内にて講義を受けている最中にも関わらずパソコンのWi-Fi接続が複数回切れることがあり違和感を感じる。(私立・文科系・1年・男性・自宅外)
  • 様々な分野が学べて良かった。留学生と交流する場があって良い経験になっている。一人暮らしに慣れることに苦労した。メンタルヘルスの問題に悩んだ。相談できる場が大学にあって助かった。(国公立・理工系・2年・女性・自宅外)
  • 福祉について学び、障害について差別をしなくなりました。今まで綺麗事だと感じていたことを根拠を持って考えることができ、福祉を学ぶだけで社会を違う目で見ることができていると感じています。(私立・文科系・3年・女性・自宅)
  • 大学に入学してよかったことは専門的な知識を深く学べる環境や、多様な考えを持つ友人や教授との出会いです。新しい視点や知識を得られることが非常に刺激的です。一方で困ったこととしては授業や課題の量に圧倒されることや、自己管理が難しい点があります。特に時間の使い方や進路について悩むこともあり、時折不安を感じることがあります。(国公立・文科系・2年・男性・自宅)

<部活・サークルについて>

  • 面白いサークル活動がたくさんあり、楽しいと思う。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • サークル活動がとても楽しく、サークルでできた仲間との関係も良好で卒業後も付き合っていきたいと思える存在がたくさんいます。(国公立・理工系・4年以上・女性・自宅外)
  • 学部が同じ友人や、サークルに参加することによって他学部の友人もできました。そのおかげで、サークル外でも一緒にごはんを食べ、より充実した学生生活が送れています。(私立・文科系・3年・女性・自宅)
  • サークルを通して同じ趣味の仲間と出会い、様々なことをともに経験したことで、他の何にも変えられない価値のある時間を過ごせた。(国公立・理工系・4年以上・男性・自宅外)
  • サークルや部活に参加して他の学部と交流できたり、特に学生など学業以外も充実して過ごすことができて良い。大学からワークショップなどの案内もあるので経験も積める。(国公立・理工系・3年・女性・自宅外)
  • 大学が学生のサークル参加率を宣伝していたり、友人間でもサークルに入っていることを前提に話をしていたりして、加入していない身としては少し肩身が狭い思いをすることもあります。(私立・理工系・1年・性別無回答・自宅)
  • 実家暮らしは、コミュニティを広げるのが難しい 終電も早く、みんなに合わせて遅くまで遊ぶのもなかなかできなく、寂しい時もあった。サークルも1年次はオンライン授業が多かったため、ほとんど地元でアルバイトなどして、交通費を浮かせるために、極力大学に行かないようにしていたが、サークルに1年次から所属していたら、もっと疎外感を感じずに、サークル活動に参加できていたように思う。今となっては、地元の友人と気軽に遊べて、家族が身近にいる実家暮らしもありがたいが、大学入学当初はかなり思い悩むことが多かった。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • スポーツ系のサークルに所属したが、あまりスポーツをせず飲みサーだったことに困惑した。きちんとスポーツをするサークルを知りたかった。大学に入ると交友関係が広がると思ったが自分から行動しないとあまり広がらず、もう少し警戒を薄めていろんな人と交流すればよかったと感じている。仲の良い友人はいるが狭く深くなので、浅く広く友人を増やすべきであったか悩みどころである。(私立・文科系・4年以上・女性・自宅)

<友人・仲間について>

  • 支えてくれる人に出会えたことがすごく良かったことだと思う。一人暮らしを始めて困ったことや辛いことがあると助けてくれる人や一緒に考えてくれる人話を聞いてくれる人に支えられ乗り越えることが出来た。このような人達に出会えたのは一生の思い出だと思う。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)
  • 自分が興味を持っているものを共有できる友達ができたし、興味を深掘りできる場所があってよかった。(国公立・理工系・1年・女性・自宅外)
  • 仲間に恵まれている、総じて楽しい。(国公立・理工系・3年・男性・自宅)
  • 大学に入ってから、友人が多くでき、語学やイベントの企画・運営などに取り組みました。周囲の人から良い刺激を受けながら、自身の成長に繋がる経験を多くしました。(国公立・文科系・4年以上・男性・自宅)
  • 私の興味のある研究分野に興味を持ってくれる仲間が多いことは、純粋に勉強していて楽しくなるため、入学して良かったと感じている。(国公立・文科系・3年・女性・自宅)
  • 大学に入学して色んな価値観を持つ友達そして助け合える仲間に出逢えたことが良かった。授業は大変だし辛いことも多いけどみんなと協力して物事を進めていくのがとても面白く感じている。だが、やはり対立することがありそれはとても困ることがある。(私立・医歯薬系・1年・女性・自宅)
  • 心から信頼できて、尊敬できる素敵な友達に出会えて一緒に活動ができていること。大学で出会う友達は狭く深くの関係を構築し、これから先の人生でもお互いを思いやっていきたいと思える友人に出会えて本当によかったです。大変な時期もありましたが、支えてくれる友人と家族に感謝です。(私立・文科系・2年・女性・自宅)
  • 自分で授業時間を管理できるので高校の時より自由な時間が増え、睡眠時間と趣味に没頭する時間を十分に確保できるようになって嬉しかったです。ですが、話題の合う友人があまりおらず、サークルや部活動は気にはなっていますが今更すぎてしり込みしてしまい、友人と言える存在がほとんど居ないことが悩みです。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • 友達が自分から動かないと作れないので、困った。困った時にどこに相談すればいいか分からなかったので、もう少し情報を広げてほしい。(私立・文科系・3年・男性・自宅)

<不安や悩み・困ったこと>

  • 大学に入って、自由に使える時間が格段に増えたこと、時間を使うのに取れる選択肢がより多く見えるようになったことがよかったです。ただ、交友関係の形成にはかなり苦労しました。特にカリキュラムが厳しい学部(コース)では勉強時間の確保のため、部活やアルバイトなど他の学生と交流する機会を切り捨ててしまいがちです。この選択をすると出会いや日常会話の機会が全くといっていいほどなくなり、社会的に孤立します。このような状態だと精神的によろしくないのはもちろんですが、この構造自体が周囲に共有されません。本当に困っている人というのは、外側からはわかりません。(国公立・理工系・3年・男性・自宅外)
  • 自分のやりたいことが勉強できるのがとても嬉しい。ただ、同じ学部の中で人間関係が複雑になっており、狭い世界のため、授業グループを作ったり、そもそも授業を受けるときに気まずくなってしまうのが辛い。ただ自分のやりたいことがすぐ側にあるので、心の支えになっている。相談できる相手も近くにいるので、私は嬉しい。他にも学校で相談できる公共的な場所が設置されているのも良いと思う。ただ、他にもほんとに悩んでいる人がいたり、なかなか声が出しづらいなどあると思うので、一人一人が充実した大学生活を行えるように、ここに意見を残したい。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • 授業、実習に追われる毎日で、時々前に進むのが嫌になります。他の大学生と好きな時間を共有した後、自分の選択が間違いに思えて、しんどくなったり、でも学校の日常に戻れば忙しい日々が当たり前で充実して過ごせる仲間とも楽しい時間を共有しています。就職して仕事に慣れた頃、自分の選択に誇りが持てると思い、とにかく今はやるしかないです!(国公立・医歯薬系・3年・女性・自宅)
  • 大学進学に伴い一人暮らしとなったので、家族がやってくれていたことも全て自分でやらなければならない(食事の用意や家全体の掃除など)ことへの対応が最初特に困った・悩んだ。(国公立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅外)
  • 3年生になってから突如はじまる就職活動に疑念をもっています。昨今騒がれる就職活動早期化のあおりを受け、大学生の本分である勉学や研究にいまいち身を入れにくい状況を身をもって経験しています。自由に勉学に打ち込める時間を確保したいです。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 将来の就職に向けてどういったことから始めていけばよいのかわからない。(私立・文科系・2年・男性・自宅)
  • 友達の作り方が分からない。先輩と仲良くなる方法が分からず、過去問をもらって勉強することができず、テストが苦しい。バイトの仕方が分からない。(私立・文科系・1年・女性・自宅外)
  • 最も困っていることは、時間や体力が足りないことだ。大学が人生の夏休みなわけがない。やるべきこともやりたいことも今しか出来ないことも多すぎる。(国公立・理工系・1年・男性・自宅)
  • 大学に入学して困ったのは自分で考えて行動することです。何を専門に学びたいのか、4年間でどんなことに挑戦したいのかを自分で考えないといけません。友達や大人の言うことはとても大切ですが、最終的には自分の意思で行動していかないといけないので、1人で考える時間をとり、自分と向き合う時間が必要だととても感じます。(国公立・文科系・4年以上・男性・自宅外)
  • 生活リズムが崩れ、夜遅くまで起きてしまったり一人暮らしで話し相手がいなくてスマホばかり見てしまうのが悩みです。(国公立・理工系・1年・女性・自宅外)
  • 将来に漠然とした不安がある。自分が就職し、働いている姿が想像できない。1日単位でみると充実した日々を送っているが、年単位でみるとあまりそうは思わない。(国公立・理工系・3年・男性・自宅外)
  • 何かしらコミュニティに属すると人間関係に常にお金(交際費)が必要になるのが煩雑に感じることがある。資格取得がやたら推奨されるのが就活に過度に目的意識を持たせるような感覚がして鬱陶しいことがある。(私立・文科系・2年・男性・自宅外)
  • 災害時にどこに避難すれば良いか分からない。(国公立・文科系・2年・男性・自宅外)
  • 病気や怪我をした時に、はじめての土地で病院が分からず、どの病院に行くべきか困った。(国公立・理工系・3年・女性・自宅外)
  • 精神的に不安定になったとき、病院以外に頼れる場所があれば助かるなと思います。(国公立・理工系・4年以上・女性・自宅外)
  • 入学した当初は自分がやりたいことをみつけられなかったり、友人ができなかったりと思うような学生生活を送ることができず、大学で学ぶ意味が見いだせなかった。だが、今までよりも自分について考える時間をより多く持てたことで入学以前の自分自身よりも今の自分のほうが好きになった。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • 一人暮らしの節約術を考えることが大変。食費・光熱費を自分で負担しているため、それらを払わなくてよい実家通学の人たちとの経済格差を感じる。学業面で言えば、予習・復習が多く、睡眠時間があまり確保できない。また、現在大学3年で就活を始めているが、インターンや説明会に出るために授業を欠席しなければいけない時があり、成績に響かないか不安に思っている。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)

<トラブル・ハラスメント遭遇>

  • 入学したての頃に、知らない四年生から遊びに誘われて怖かった思い出があります。幸い友人ができていたため相談できましたが、そうでなければ誰に相談すればよかったのだろうと思うことがあります。(私立・文科系・3年・女性・自宅)
  • 友人関係のトラブルや、部活活動でのトラブルに悩んだ時期があった。それらのトラブルと学生生活との両立が難しかった。(国公立・文科系・3年・男性・自宅外)
  • 大学に入学して、NPO法人でインターンシップ事業をしていて参加しないかという誘いをよくうけるようになったが、それが怪しいものなのかそうでないのか分からなく、不安に思うことが多かったので、そういったことを知れる機会があるとうれしい。(国公立・文科系・1年・女性・自宅)
  • バイト先で財布から現金四万を盗まれた。防犯カメラがなかっため犯人も見つからず、お金も戻ってこない。警察に届を出したり、バイト先の店長やマネージャーさんに報告はしたが、色々な人から貴重品の管理が甘いと怒られた。自分は被害者なのに、誰も自分を救済してくれないのだなと思って、とても辛かった。盗難被害に遭った人が泣き寝入りしなくてもよい制度を作って欲しい。(国公立・理工系・4年以上・女性・自宅外)
  • 大学内にある生徒相談室に教授からのモラハラについて相談に行きましたが、正式に報告するにはたくさんの手続きを踏まなければならないと知り断念しました。もう少し気軽に通報できる、すぐに教授に改善してもらえる仕組みがあったらなと思います。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • 教職員として適切でない行動を取る人々がいたり、教える立場としてハラスメントなどをしっかりと考えているのか不安になりました。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • よかったことはアルバイトで素晴らしい仲間に出会えたことです。ですが大学生活においては教授による男女によって態度を変えるところやセクハラのようなことを行う教授がいるため少し不快でいます。はっきり言って辛いです。(国公立・理工系・2年・男性・自宅外)
  • 公でない宗教勧誘は学内で平然と行われています。なかにはしつこい人たちもいるので、圧をかけていただきたいです。(国公立・文科系・2年・男性・自宅)
  • バイトで不当解雇されたこと。なんでも相談室を利用しようか迷ったが、友人たちに聞いたところ、よくあることだと言われたので泣く泣く諦めた。(国公立・文科系・1年・女性・自宅)

<経済状況・アルバイトについて>

  • 大学では好きなことを勉強でき、アルバイトや部活動も充実しておりおおむね満足しています。私自身は親から生活費や家賃、学費の援助は受けつつ、レジャー代や被服・趣味に使うお金はアルバイトで工面するという生活をしており、このやり方で特にお金に困ったことはありません。ただ周りの人やSNSを見ていると、学費や生活費をすべて自分のアルバイトで工面している人もいれば、好きなように遊んで暮らせるだけのお小遣いを親から貰っている人もいます。そうした経済面による体験格差(旅行や留学など)や、サークルでの人付き合い(飲み会や旅行の頻度)には格差を日々感じており、もやもやとした気持ちを抱えることもあります。私自身はありがたいことに親からの援助を受けてバランスよく暮らせているとは思うものの、親のお金で豪遊している大学生を見ると内心苛立ってしまうこともあります。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅外)
  • 高校までと比べると、サークル費や交際費などでの出費が圧倒的に増えたので、アルバイトをすることにしましたが、大学の授業や課題で忙しいため、アルバイトとの両立で悩みました。私の周りでも、大学生活を充実させるために、学習もサークルもバイトもがんばって、結果体調を崩したり、精神を病む人が多いです。時間かお金かどちらかだけでもゆとりをもった大学生活を送れるような制度が作られることを期待しています。(国公立・文科系・2年・女性・自宅)
  • 物価高で一人暮らしだと生活が苦しい。(私立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 最近アルバイト先の給料未払いで労働基準監督署に行った。趣味や交際費にお金を使い過ぎてしまうのが悩み。(国公立・文科系・3年・女性・自宅)
  • 学費が高い。お金のことで不安がありすぎる。バイトをしてる暇があったら勉強したらどうだと言ってくる教授や友人もいるが、バイトをしなければ学校へ行くための交通費や教科書代が得られないためそういったことを言われると非常に困る。バイトをしなくてもお金に不安を抱かず勉強が出来ることはとても贅沢な事だとわかって欲しい。(私立・医歯薬系・3年・女性・自宅)
  • 学生生活通してお金がない。(私立・理工系・4年以上・男性・自宅)
  • どうしてもお金を稼ぐ上限があるので壁を上げてほしい。(これをここに書いても意味はないのだが)(国公立・理工系・3年・男性・自宅)
  • アルバイトをしていてもお金が足りない。アルバイトを増やせば授業に身が入らないし、減らせばただ学校と家の往復だけになってしまいストレスが溜まる。(私立・理工系・4年以上・女性・自宅)
  • 生活はできるが、あまり余裕はないので不安がある。来年から弟が大学生になり、仕送りに頼りたくない気持ちはあるが、アルバイトを増やすと学校の授業についていけないのでできない。(国公立・理工系・2年・女性・自宅外)
  • 授業料含む、自分にかかるお金を全て自分で賄っているため、サークルなどに参加する時間が無い。バイトを扶養を超えてするしかなく、そうすると自分の時間が無くなる。緩くバイトをしている同級生を見ると嫉妬からイライラしてしまう。(国公立・文科系・3年・女性・自宅外)
  • 勉強を優先したくてあまりバイトに時間がさけず、その結果食費を削ることが多かったので、栄養バランスに気をつかった食事がなかなかとれませんでした。(私立・医歯薬系・4年以上・女性・自宅外)
  • 学費が高いので満足に生活できていません。年収をすべて学費に費やすことになるので生活が本当に厳しいです。(私立・文科系・4年以上・男性・自宅外)
  • 物価上昇で買いたいものを諦めることが増えるようになっているので、困っています。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • 経済面での心配が大きいことが悩みです。理系になると授業が忙しいためアルバイトの数も減り、各学期の教材費、物価の高騰に困っています。(国公立・理工系・3年・女性・自宅外)
  • 教科書代、交通費等が高く地味に出費がかさむ。奨学金をもらえなかったため、自分で働きながら返済する形が苦しい。物価が上がっているのにアルバイトの賃金が低い103万の壁も低い。(国公立・文科系・4年以上・女性・自宅)

<奨学金・学費減免について>

  • 生活する為のバイト、将来に役立つ内容のバイトをしているが、時間が無くなる。借りる奨学金を使って生活しているが、将来返せるか不安だ。(国公立・文科系・1年・女性・自宅外)
  • JASSOの貸与奨学金、第一種の条件が厳しすぎる。世帯収入ではなく、大学での成績を見てほしい。成績条件を満たしているのに、世帯収入で足切りにするのはおかしいと思う。GPAを上にあげる努力はしたが、特に恩恵を感じられないので大学全体のモチベーションが大きく低下した。通学時間もそこそこ長く、惰性で大学に行っているので、毎日が辛い。世帯収入が高いからと言って全員が全員、学費を払えるとは思わないでほしいです。(私立・文科系・2年・男性・自宅)
  • 奨学金の返済が怖いです。漠然とした不安が将来にあります。奨学金の話はなかなか気軽に話せる内容でないため、誰にも不安を打ち明けられず、また、日々お金がかかるので必死にアルバイトをしています。金銭的に苦しい学生がいるのは事実かな、と思います。(国公立・理工系・2年・女性・自宅)
  • 親が払ってくれているのは授業料と家賃で、仕送りはなく、光熱費は自分持ちなので、バイトをかけ持ちしていても、趣味と部活をどちらも楽しむほどのお金が稼げず、毎月お金の心配をしています。大学自体は友達がいて楽しいのですが、貸与型の奨学金は借金と思うと申し込む気にはなれず、しんどいです。親の一方が諸事情で所得を減らしたために税金などの関係で親からの仕送りがない状況ですが、前年の所得で決められるので給付型の奨学金の対象者にはなれず、成績はいいのに受給できません。もっと奨学金を申請しやすくして欲しいと思います。(国公立・文科系・2年・女性・自宅外)
  • これから奨学金の返還が困りそう。(私立・文科系・4年以上・女性・自宅)
  • 自分の稼ぐお金と奨学金だけで生活をうまくやりくりすることに苦労を感じるし余裕がなくてすごくストレスを感じることがある。(国公立・医歯薬系・2年・女性・自宅外)
  • まだバイトする余力はあるのに奨学金の所得制限が学生にもあるせいで満足に働けない。結局親が学費や大学生活で必要最低限のお金を工面してくれないと満足な大学生活は送れない。(国公立・理工系・2年・男性・自宅)