新しい店舗と食堂 2023

東京芸術大学

上野 購買書籍店

関係者総意で創り上げたこだわりの店舗

東京芸術大学生協は音楽学部キャンパスに新設された国際交流棟1階に美術学部キャンパスから移転し2023年3月から営業を開始しました。


施設外観

国際交流棟の正面ウッドデッキと連続する生協店舗の他に、2階に食堂(生協外)、3階大学国際交流課や留学生向けのパブリックスペース、4階以上に茶室 教授の研究室・実習室が配置されています。


倒木したヒマラヤ杉を使ったパンフレット棚

施設全体が木の質感を重視したテーマで統一されているため、従来の什器用に学内で倒れて保管されていたヒマラヤ杉を、教員と学生の協力のもと、リメイク資材として利用することにしました。さらにレジ・相談カウンターやパンフレットスタンド、冷凍ケースの取手やレジのコイントレーにも木材を使うこだわりを持った店舗となっています。陳列什器の棚板もあえて使用感のある塗装を施すことで落ち着いた空間となっています。大学の理解もあってほとんどの店舗什器をリメイクして使うことで移設費用も抑えることができました。


ヒマラヤ杉を背板として使った陳列什器


レジ・カウンター周り


建物入口から見る生協店舗(1F)と
食堂(2F)の大きく開放的なガラス窓

ウッドデッキから連続した店舗正面入り口や、施設全体の入り口・階段に面した店舗壁面には大きなガラス窓が施され、営業時間中は解放される施設エレベーター・階段に続く出口動線など、巧みな採光を利用して明るさを確保しつつ、利用者にとって使いやすく機能的な店舗となっています。


天井にも杉材を使ってコンセプトが統一されています

キャンパス生活に必要な食品・飲料・日用品・文具等のコンビニエンス商品の他、芸術大学ならではの学修に特化した品揃えを強化して学びを支えています。

また、大学マーク入りの楽譜クリップや楽器を拭くクロスなど特色ある大学グッズを作成して教育実習先や大学祭(藝祭)のお土産として教職員を含むたくさんの学生や来訪者に利用されています。今後は店内BGM募集企画、タヌローぬり絵企画等、学生委員会と一緒に組合員募集をする予定など様々な組合員店舗企画も計画しています。


店内BGM募集企画


タヌローぬり絵企画


ストック用引出し前面にも使用


音楽系品揃え例(楽譜・五線紙ノート・指揮棒)


楽器クロス


芸大マーク入り譜面クリップ
(大と小)


美術系品揃え例(マスキングテープ)