未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

◎活動の原動力 ~「これは国策漫才だ」~

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

中村
様々な会見に行かれているという話を伺いました。ネットの記事の中ではお師匠さんが「みんなが聞きたいことを聞くのが芸人なんだ」という言葉がきっかけだったと書かれていました。それ以外に現在の取材や講演活動の原動力になっているものは何ですか。

マコ
私たちの大師匠(師匠の師匠)からいろいろ勉強していたときに渡された台本があるんです。それがすごく古くって、第二次世界大戦のときの台本だったんですよ。なんか、すごいネタとかギャグとかは面白いんですけど、でも伝えるメッセージは、「戦争頑張ろう」、「お国のためにみんなで戦おう」というものだったんです。「面白いけれど、これ本当に正しいと思ってやっていたんですか?」「それとも、これやらないと圧力かかるから嫌々やってたんですか?」って聞いたときにその先生が「芸人は国のためにしゃべるな、目の前のお客様の幸せのためにしゃべれ。そこ間違えたらあかん」と言わはったんやね。

ケン
入ってすぐのときにそういうお話を聞く機会がありまして。

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

マコ
それ、すごい印象的だったね。2011年の東日本大震災があった当初、すっかりその言葉を忘れてたんですけど、原発事故があって、それに関して舞台で一切言うな、しゃべるなと言われたんです。もう楽屋ではどこの事務所が逃げた、どこのミュージシャンが逃げたという話になってるときに「一切しゃべるな」となったときに、「あ、やばい。これは国策漫才だ」と思ったよね。

ケン
そうなんです。それで、そのとき思い出したよね。先生に言われたことを。

マコ
そうそう。これ、あの話だと思って。で、そのときに2011年の3月に来てたお客さんはすっごい不安そうだったんですよ。でも、芸人が気にせずにすごい馬鹿なことばかり言って、「大丈夫なんじゃないかな?」というふうに思わしてしまったとしたら、これは国策漫才になると思って、楽屋ではみんな、パパ芸人が子どもたちを非難させて舞台に出ているけど、でも、客席には子どもたちがいて、っていうふうになったときに、なんか違うと思ったよね。

ケン
そうだね。みんなやっぱり思ってることを伝えたいというかね。

菊池
それが原動力になって今の活動につながっているということですね。

マコ
そうです。好きなことをしゃべりたいからその環境をつくるために取材しているという感じだよね。

ケン
そうやね、でも、マコちゃん、元々は知りたがりというのがありますね。すごい知りたがり。

マコ
そう、めっちゃ知りたがり。

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