未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

◎ドイツの学生 ~「日本は選挙権を持ってから支持する政党を考えるんですか?それじゃ、遅くないですか?」~

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

マコ
よく考えたら、私一番真面目だったのは中学生のときで、中学生のときにすごく気に入らない校則があったんですよ。それについて、ぶわ~っとアンケート取って、模造紙に『校長に問う』って書いて、朝早く5時ぐらいに行って公開質問状をばーっと貼って、家に帰って、というのを何回か繰り返してたんです。それで校則いくつかなくしたんです。「これで校則が変わらなければ、メディアに連絡して」、と一人で考えたりもしたんですけれど。だから、意外と中学のときが真面目で、高校・大学は全然考えていなかった。それはすごく悔しいっていうより、残念ですね。すごい残念。
ドイツの国際会議に去年は研究者として、今年はジャーナリストとしていろいろ発表してきたんです。国際会議が終わった後、ドイツの中学校・高校・大学で原発事故の話をしてくれって回らされたんですよ。こんな講演、嫌だろうな、地元の人たちって思ったんですけれども、ドイツの高校生とか大学生とかはみんなめっちゃめっちゃ原発事故のこと興味深くて。

ケン
手がすごく上がる、上がる。

おしどりマコ・ケンさんインタビュー

マコ
「次の学校に行かないといけないから」と言っても「まだ質問がある」って囲まれるんですよ。

ケン
で、これ、本当にこんな感じで…。

菊池
へえ、若い人ばっかり。

マコ
そう、高校生とか。

ケン
もう、立ち見なんですよね。先生もすごく質問してくるんですよ。

マコ
去年は時期が時期だったので、高校生が日本人が来たら、聞きたいことがあったんだよ。特定秘密保護法のこととか、って、すっごいいろんなこと聞いてきて。そのとき、すごく恥ずかしかったんですよ。自分の高校生とか大学生のときのこと思い出して。で、高校生に囲まれたときに、「なぜみんなこんな政治のこととか興味あるの?」と聞いたら、「えっ、興味ないんですか?」って言われて。それで、彼らに冗談で「ひょっとして、こんなに政治のことに詳しかったら、支持してる政党とかあるんじゃないの?」と聞いたら、みんな真顔で「僕は緑の党」「社民党です」「僕は政党、左です」とか。〝ザ・左翼〟みたいなレフトという党があって、でもみんな支持政党があったんですよ、中学生でも高校生でも。そのときに、「日本は中学高校で支持している政党を持っている学生なんか、いないと思うよ。私自身、なかった」って言ったら、真顔で「じゃあ、日本は選挙権を持ってから支持する政党を考えるんですか?それじゃ、遅くないですか?」って聞かれて。

一同
うわ~っ。

マコ
ですよね。「ほんと、しょうもない質問しました」みたいになって恥ずかしくなった。それで、「何のために勉強してるの?」って聞いたら、一人は「第三次世界大戦が自分が生きているときに起こらないとは思えないので、そのために歴史とか政治とかいろんな学問を学んでいる」という感じで、何のために勉強しているかというのがみんなすごくあったの。だから、自分が学生のときというのをすごく突きつけられて、「こりゃ、だめだ」と思っちゃったよね。

ケン
圧倒されたね。

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