未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

PeaceNow!HIROSHIMA実行委員インタビュー

◎実行委員にとって「平和」とは

宮本
すごく概念的な話ですね…。

中谷
平和って難しいですよね。大きな平和もあるし、小さな平和もある。

宮本
戦争がなければ平和なのかと言われるとそうではないですし。

中谷
今戦争をしていない日本は、70年前と比べたら平和なのかもしれないけれど、本当に今平和なのかと言われたらそれはどうかと思います。

菊池
それはなぜですか?

宮本
新聞で死亡記事や殺人事件の記事が多く載っているのは、人々が「命の重み」を感じられていないからだと思います。自分は、平和とは「命の重みを感じ、思いやりを持って生活できていること」だと思っています。そういう思いやりの心が集まったのが平和だと思っているからです。

渡利
自分も思いやりというキーワードに共感します。広島には原爆ドームや資料館など、歴史を感じられるものがたくさんありますが、そこに行って考えたことや感じた想いを自分の身近なところと繋げて考えてもらうことが「平和について考える」ということに繋がるのではないかと思っています。

中谷
日本には核兵器というものがないけれど、日本を出てみたときに世界各国には核兵器というものがまだ存在しているのは事実。自分たちは核兵器保有国には住んでいないけれど、日本だからこそわかることを世界に発信していくということも平和の一つの形だと思います。

清水
平和について考えている今は平和じゃないかなと思っています。平和について考える余裕があることはすごく幸せです。平和の意味を考え始めるとなかなか答えはでなくて、それだけたくさんの考えるための要素が溢れています。そして、それらの要素がうまくいっていないから平和について考えなければいけなくなるのであって、うまくいけばもっと世の中は平和になると思います。

畑本
私も清水と同じような答えになりますが、私の中でも「平和とは何か」の答えが出ていません。平和を考えるための要素がこの世の中にはたくさんあります。たとえば、この平和記念公園に足を踏み入れていろんな場所を巡るだけでも、公園内に一言では言い表せない要素がたくさんあると感じることができます。それをまた世界に広げると、さらにいろんな価値観があって、いろんな形の平和があります。日本だけ見ても、いろんな平和の形があるし、それは1つに絞ることなんてできません。
私はそんな中で答えを見出す必要はないと考えています。探し続けて、それらについて学び続けようとする姿勢が大事なのだと思うからです。現在私たちはPeace Now!の実行委員をして、いろんな過去を学んでいるわけですが、そこでも答えは見つけられません。一生かかってでも自分の中の課題として、いろんな面から世界、戦争、国際情勢、ニュースを見続けて平和に対する答えを探し続け、学び続ける必要があるのではないかと最近実感しています。

金見
なんだか、永遠のテーマのような部分があったりするのではないかと感じています。
今僕は、大学で自分の好きな学部に入っていろんな勉強や研究をしたり、日常生活の中でも遊んでサークル活動に励んで、バイトをして、ご飯を食べています。そういう生活が当たり前だと思いがちだと思いますが、それも平和なのかなと思います。大学というフィールドで考えると、自分がきちんと研究等で勉学に励むことができるというところが自分たちの平和に直結するのでしょう。平和だから、こういうところでも平和学習ができているのだろうと感じますし。今の段階ではそういうことを考えています。

畑本
確かに、学べる状態っていうのも平和だよね。

PeaceNow!HIROSHIMA実行委員インタビュー

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