未来と向き合い平和について考える~大学生協の戦後70年特別企画~

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

◎読者に、組合員に伝えたいこと〜戦争は人間が人間を殺すということ。〜

渡邊
戦後70年に際しそれぞれが取り組まれているなかで、記者の皆さんなら読者に、大学生協だったら組合員に、これだけは伝えたいと思っていることをお聞かせください。

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

西本
かつての日本では、ひとりひとりの国民は悪いことをしようとは考えていないけれども、「国を守る」という名目でしたことが結果として悪い方向に進んでしまった。単純に平和を望んでいるだけでは必ずしも平和がこないときに、それをどうすればいいんだろうかという視点を持てるものが書けたら良いなと思っている。


戦争って何なのか、ということを取材を始めてから考えるようになりました。「これからくる戦争ってどういう形の戦争になるだろう、どうしたら防げるだろうか」と、今の時代に合わせてみんなで考える必要があると思いました。アメリカの援助という形でも戦争に加担していた日本の今の状況を振り返って改めて「平和って何だろう」ということについてもぜひ若い人たちに考えてみてほしいなと思います。

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

三浦
学生に戦争の授業をしているんですが、その中で学生が一番反応する、ぼくも伝えたいことは「戦争は人を殺すということ」なんです。人間は凶器を持たされて「相手の人を殺せ」と言われても普通はできないんです。殺すためには人間としてのスイッチをきるということが必要なんです。例えば、1人でピストルを持って殺すことはできないけれど、機関銃部隊を組織して集団の中に組み込めばみんな撃てるようになる。つまり、人間というものは人間という本能を断ち切って殺すということができるようになる。今、戦争に行って帰ってきた人はトラウマに苦しんでいる。戦争は人間が人間を殺すということ。日本の自衛隊の若者がスイッチを切ることができるのか、ということが問題にあると思います。こういう問題について日本の政治家は考えてないし、日本の国民も考えていない気がする。けれど僕はこれが一番基本になるのだと思います。

渡邊
安全保障関連法案のニュースなどを見ていても、人が殺し殺されるというイメージを持って話がされないなと思っていた。親と話しているときに、「人が死ぬから戦争はだめ!」って言われたときに、はっとなったことを覚えています。

加藤
8月9日の式典にあわせてプロジェクトをやっているのですが、毎年参加してくれた学生は「戦争やだな、平和がいいな」と再確認して帰ってもらっているのですが今年はそれだけではなくて「じゃあ、そういう状態にならないために学生には何ができるのか」ということについても話し合い理解を深める機会を設けていこうと考えています。この先について考えるのは難しいけれどだからこそ色んな学生を集めて話し合いたいです。その一つとして、学生には学問を深めてほしいなと思っていて、いろんな学問は何らかの形で大きく社会に繋がっていると思う。工学部だって、教育学部だって、なんだってそうだと思う。そういう視点でも自分の学問を深めていって、その中でたくさんの人と繋がって、見に行って、という経験をしてもらいたい。そういうことをPeace Now!の企画で伝えたいです。

朝日新聞社「戦後70年企画」取材クルーとの座談会

渡邊
私はWebを通しての発信を主に行なっているのですが、学生であるということは強みになると考えています。学生同士で社会のことについて考えてみようと呼びかけるのはちょっと恥ずかしかったり、かっこわるいと思われそうなんですが、でも、私はそういうことをどんどんやるべきだと思っています。学生である私が平和や社会や戦争について考え、それを発信することで、自分の中でいろいろ考えていても外に発信ができない人に、発信することに対して自信を持ってもらえたらと考えています。

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