大学生必見✨ 地域生協について知ろう!地域生協を活用しよう!
新型コロナウイルス感染症の影響で、学生が大学に入構できない状況が生まれました。オンライン講義の広がりで、自宅から受講する学生が増える中、一人暮らしの学生を中心に日々の食生活をどうするかが喫緊の課題になっています。その中で、大学生協と同じ生活協同組合である地域購買生協が注目されています。地域生協はどのようなお店なのか、地域生協の想いはどんなものかを知るために、今回はコープみらいへの取材を行いました。まずは、お店の様子と地域生協の職員の様子を知ることから始めましょう。
コープみらいとは…
コープみらいは千葉県、埼玉県、東京都の約355万人が加入する、日本最大の地域購買生協です。2013年3月に、ちばコープ、さいたまコープ、コープとうきょうの3生協が合併して誕生しました。宅配事業や店舗事業などを通じて、日常生活に必要な食料品や日用品の供給を行っています。生活協同組合として、様々な組合員活動も取り組んでおり、食育の活動や地域の交流活動などを積極的に取り組んでいます。

【店舗見学編】コープみらいに行ってみた!
【インタビュー編】コープみらいに聞いてみた!
当日の取材の様子
今回は、コープみらい府中寿町店を取材させていただきました。コープみらい広報・渉外グループの足立ソノコさんにご案内いただき、お店や商品に込められた想いを探っていきます。(今回は、感染防止対策を徹底した上で取材を行いました。)

産直お米育ち豚
- 「産直」といえば野菜のイメージが強いですが、肉や魚でも「産直」はあります。コープみらいで取り扱う「国産 産直お米育ち豚」は、豚肉の産地と直結し、生産者と顔の見える関係を築いています。
- 「日本の田んぼを守り、食料自給率を上げたい!」というコープの思いから始まった取り組みで、脂身がしっとりやわらかで臭みのない「産直 お米育ち豚」ができました。
- お米の消費量が減少し、食料自給率が低下している中で、豚にお米を与えることにより田んぼを守り、食料自給率を向上させることを目指したことで生まれた豚肉です。
- 豚の肥育期間約6カ月間のうち、出荷前の約2カ月間、輸入とうもろこしに代わり、国産の飼料米(玄米)をすり潰したものを飼料全体の15%配合した餌を与えて育てています。脂身が少なく、あっさりとして食べやすいお肉になっています。
野菜コーナー
- コープみらいでは様々な野菜が販売されています。多くの野菜で「生産者の顔が見える」状況が生まれています。コープみらいの「産直」は、生産者と組合員が顔の見える関係を作り、安全性が確保され、おいしさと環境配慮を兼ね備えた、生い立ちがはっきり分かる農産物を届けています。
- 人と人とのつながりを大切にする「産直」の活動は、人のつながりの中でつくられた生協だからこそ強みとする取り組みです。
コープ牛乳の特徴
- コープ牛乳は、牛乳パックの開け口に一工夫がされています。牛乳パックに大きな赤い矢印と「あけぐち」という表示がされており、開け口が目立つようになっています。
- この表示が生まれた背景には、「牛乳の開け口がどちらかよく見えない」という組合員の声がありました。組合員の声に向き合い、解決するための方法を盛り込んだ商品が多く店頭に並びます。
大学生協でお馴染みのコープ菓子も!
- 大学生協の購買でもよく販売されている「コープファミリーシリーズ(通称:コープ菓子)」。全国の生協を取りまとめる日本生活協同組合連合会が中心となって開発されている「コープ商品」のため、地域生協でもお菓子コーナーで販売されています。
- 値段も大学生協と同じ100円(税抜き)で販売。大学でおやつタイムに食べていたあのお菓子が地域生協でもゲットできちゃいます✨
自炊に役立つ商品① 冷凍カット野菜
- 「九州のカットほうれん草」「北海道の野菜ミックス」「北海道の栗かぼちゃ」などの冷凍カット野菜も様々なラインナップがあります!
- 冷凍野菜を料理に加えるだけで、栄養バランスもアップ。野菜の下処理も不要でラクラク調理。
- コープ商品には、主要な原材料に、産地や栽培方法が明らかな国産素材を使用した「産地指定」の商品もあり、安心して食べることができます。
自炊に役立つ商品② お惣菜もたくさん!
- 「コープ商品」には、ハンバーグやビーフシチュー、豚バラ醤油焼き、牛すじ煮込み、サラダチキンなど、様々な種類のパウチ商品があります。
- 大学生にとって自炊は大変…。その中で、加熱するだけで食べることができるパウチ商品はとても便利です。バリエーションも多く、地域生協を活用すると食には困らなさそう…!
自炊に役立つ商品③ 焼くだけの加工商品も
- 「カレーパン粉焼」「香草チーズ焼」「のり塩&ガーリック」「トリテキ」「生塩麹づけ」など、様々な味のバリエーションのお肉が並んでいます。
- 生のお肉にパン粉や味付けが付けられている状態なので、あとはフライパンで焼くだけで調理完了!気になった味付けの商品を買って、家に帰って焼けば、すぐに食べることができます。
環境に配慮した商品も!
- 生協では地域や環境、社会や人々に配慮してモノやサービスを買うことを「エシカルなお買い物」と表現し、積極的に取り組んでいます。
- プラスチックごみによる海洋汚染などの問題を解決するために、コープ商品ではプラスチック包材の環境対応を進めています。ラベルフィルムを省いたペットボトル入りの水を発売し、1ケースあたりのプラスチック使用量を5.16g削減しています。
大学と連携したお弁当の開発も
- 女子栄養大学の監修のもと、健康をテーマにしたお弁当「からだ健やかシリーズ」も開発しています。
- 組合員の健康的な食生活に役立ちたいという想いから、健康的な食生活には欠かせない「タンパク質」「脂質」「炭水化物」のバランスを大切に、素材の選定から調理方法や味付けなどのおいしさにもこだわった弁当を提供しています。
※今回取り上げた商品は、地域生協や店舗によって取扱いがない商品もございます。予めご了承ください。
コープみらいさんのホームページはこちら

編集:矢間裕大(全国学生委員会/2020.06.05取材)
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