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大学生が入学する4月へ向けて、2月から3月の時期には、給付事例学習会で実感した「たすけあいの想い」を自分の言葉で新入生へ伝えることで、新入生に学生総合共済へ加入してもらえるような取り組みを行っています。また、日常的に、給付事例学習会などを通じて集約した「学生の生活実態」に基づき、学生が健康で安全な大学生活を送れるように予防活動を行っています。
このように、大学生協の共済が、自分たちにとって「本当にいいもの」だと実感しているからこそ、後輩へ、仲間へ広げられるものです。「たすけたい」という一人の学生の想いから取り組みへつながり、学生総合共済の発展にもつながってきました。
そのような学生の共済活動が学生総合共済の発展へ繋がっています。前回の制度改定では、初めて、こころの病で悩む学生へ向けた制度ができたり、それまでは5日以上事故通院をしないと給付ができなかった制度が、1日目の事故通院からも給付ができるようになりました。
このように学生自身が実感した「たすけあいの想い」をもとにした取り組みが学生総合共済の制度の発展へも繋がってきました。
また、コロナ禍での学生の実態に合わせて取り組みは大きく変化しています。SNSを中心とした取り組みやオンラインコミュニケーションツールを活用した取り組みもありました。社会情勢に合わせて変化する学生の生活実態に寄り添う取り組みも今年は多く見られました。
ここまで大学生協の共済についてご紹介してきました。ここからは学生総合共済のコープ共済連との共同引受を通じて、どのような未来が待っているのか、その可能性について少しお話しできればと思います。
コープ共済連との学生総合共済の共同引受が始まると、以下のようなことが、始まります。大学生協としては、「すべての大学生に学生総合共済に加入してほしい」という願いから、発展してきました。コープ共済連との共同引受を通じて、地域生協からも加入ができるようになることは、大学生協がない大学の学生も加入することができる機会となり、大変うれしく思っております。そのような取り組みを、大学生協と地域生協と一緒に頑張りたい!そう思っております。
また、地域生協の皆さまとしても、若者世代の加入は課題だと聞いております。そういう課題解決のためにも、大学生協と地域生協の連携で乗り越えられるものがあるはずです。そういう側面からも、大学生協と地域生協の連携はとても大切になると感じました。
大学生協と地域生協の連携と聞くと難しそうに聞こえますが、今までも大学生協と地域生協の連携はありました。健康安全分野の取り組みでは医療生協との連携がありましたし、消費者分野の取り組みでも、学生の消費行動を変えるような取り組みを連携によって取り組んでいる大学生協もあります。
とはいえ、共済分野の話を大学生協と地域生協で行うのは、この共同引受をきっかけとした機会が初めてだと聞いております。そのような状況の中で、各地域の大学生協と地域生協の懇談会を実施している地域もあります。お互いのことをまずは知って、何ができるのかを考える機会とすべく、開催しています。コープ共済連や大学生協共済連が中心となって機会を作ろうと考えております。是非よろしくお願いします!
最後に、学生総合共済のコープ共済連との共同引受は、地域生協の組合員である、親御さんの想いから始まったものです。生まれてからずっと、「たすけあいの輪」に入っていてほしい。また、大学卒業後、無保障になる人が多い中で、そういう人をなくしたい。このような想いから始まりました。この想いは、大学生協が掲げていた「無保障の学生をなくしたい」という想いと同じです。共通の想いをもって地域社会へ「たすけあいの輪」を、さらに広げていきたいです。
改めて、大学生協の共済にこめられている想いと、地域生協の組合員である親御さんの想いは同じです。共通の想いをもって、お互いに一緒にできることを考え、行動していきましょう。そのためにも、まずはお互いのことを知るところから始めたい。その先に、大学生協と地域生協の連携があると思います。
また、この地域生協世の連携が、学生が地域で活躍する機会も増えると感じています。子ども食堂や平和の交流企画など、地域生協は学生の力を借りたい。学生も将来のためにも地域社会で活躍したい。そのニーズをお互いにマッチする機会にもなると考えています。さらに、若者世代の加入が課題の地域生協の加入にも確実につながります。期待しています。
以上で発表を終わります。ご清聴頂きありがとうございました!