国際活動

ICAアジア太平洋総会および大学キャンパス生協委員会2014(バリ)

9月16日から20日、インドネシア・バリでICAアジア太平洋地域総会および大学/キャンパス生協委員会(委員会議長は庄司会長)が行われました。総会参加者はアジア20カ国から310名。大学生協連からは7名(うち学生2名)が参加しました。全体での総会やフォーラム、大学/キャンパス生協委員会では各国の活動紹介、現地の大学や高校訪問などさまざまな企画を通して、学生や職員が交流しました。

17日には大学キャンパス生協委員会が開催されました。日本を含む7カ国の出席があり、各国から活動報告がありました。また来年はタイで地域ワークショップが行われることに決まりました。2年に1度の選挙が行われ、新議長は古田先生(日本)、新副議長は韓国とマレーシアの教授がそれぞれ就任しました。

18日は協同組合フォーラム、19日は総会が行われました。また学生交流企画もウダヤナ大学にて開催され、アジア各国の学生の活動発表、グループ討論などが活発に行われました。日本からは吉岡全国学生委員長が学生委員会の発表を行いました。

今回の地域総会と協同組合フォーラムのテーマは「協同組合は持続可能な社会を構築します」でした。現在国連では、「ミレニアム開発目標」に続く「持続可能な開発目標」が検討されています。協同組合としてこれにどう関わるのかが今回のテーマの趣旨です。
フォーラムでは「地域社会の持続可能な発展における協同組合の役割」と題した基調講演、続いて「アジア太平洋地域における協同組合の実績」および「持続可能な発展におけるデータ・調査」の報告、これを受けてパネルディスカッションが行われました。

翌日の地域総会では、年次の予算・決算、各種委員会活動(大学/キャンパス委員会報告は、日本の大学生協連の古田副会長が行いました)などが報告され、最後に次回開催国をインドとすることを確認し、閉幕しました。(全国大学生協連常務理事・毎田伸一)

18日はウダヤナ大学にて大学の生協店舗の見学と学生交流会を行いました。ウダヤナ大学には職員生協と学生生協があり、学生生協は学生が店舗を直接運営していました。運営している学生の「将来は協同組合関係の経営者になるために大学で学生生協を運営している」という言葉が印象的で、学生の生協への関わり方が国によって違うことを実感しました。学生交流会では参加した国の学生から活動報告がありました。フィリピンでは代替エネルギーや環境問題などのテーマを設けてリーダーシップトレーニングセミナーを開催していること、インドネシアではコンテストを通して協同組合の価値を深めていることなど、日本の大学生協と同じようで少し違う活動を行っていることを知りました。


参加した大学生協連の役員および学生


アジア各国からの参加学生とグループ討論


集合写真