国際活動

南アジアでキャンパスコープを広げ、学生・青年の参画を

南アジア地域ワークショップ(インド・マンガロール)

2011年3月23-25日、インド南部の都市マンガロールで、「キャンパスコープと協同組合における青年の参画」をテーマとしたワークショップが開催されました。南アジア地域で、キャンパスコープを広げること、キャンパスコープに学生・青年が参画することを、促進しようというものです。インド、スリランカ、ブータン、ネパールなどから、学生を中心に生協に関わる人々、来賓を含め70名超が参加しました。

参加者はまず、インドのキャンパスコープを見学しました。日用品が購入できる学内の生協やクレジットコープ、学生が運営する学内の銀行などが紹介されました。
全体会では海外事例としてマレーシア、インドネシアのほか、日本からも報告しました。日本の大学生協は、学内の全構成員が対象である点(アジアには、職員のみ、学生のみの生協も多く存在します)、大学との連携、全国・地域での事業連帯という点で、各国の参加者から強い関心が寄せられました。一言カードの取り組みはぜひ取り入れたい、という声も複数ありました。

ワークショップでは、主催者から「学生・青年が参加するキャンパスコープがこの地域で広がることは、豊かな大学生活の実現はもとより、学生の起業経験につながるという意義がある。また、国営でも民営でもない第三の事業体を発展させるという意味で、国の経済発展につながる。インドは人口の70%が35歳未満で、学生・青年の役割が重要になっている。大学生活を豊かにしていくため、キャンパスコープを草の根で強化することが重要である。」と報告されました。閉会式では各国の参加者が今後の目標・活動計画を発表しました。

マレーシアの報告者に質問するインドの学生
マレーシアの報告者に質問するインドの学生

閉会式 各国から今後の活動計画を発表
閉会式 各国から今後の活動計画を発表