「国際交流セミナー2015」開催報告

2015年9月26、27日、大阪市立青少年センターKOKOPLAZAおよび大学生協神戸会館にて、計26名の参加者で国際交流セミナーが開催されました。今年のセミナーは、阪神・淡路大震災より20年を経たことで、「防災教育」を主題に開催しました。「相互理解を深め、仲間を増やそう」、「活動経験を共有し、学び合おう」、「『防災』について、学び、考え合い、広めよう」、「協同組合の魅力を感じ、『大学生協』を活かそう」の4点を獲得目標に、生協活動についてお互いの経験を共有し、留学生と日本人の学生が共に積極的な姿勢で交流し、学び合いました。

潘棟留学生委員会委員長のあいさつ、桜美林学園生協の葛西専務理事からの大学生協についての報告の後、共済加入推進について学び合いました。共済の仕組みと特長や各大学の活動事例が分かりやすく説明された後、各地域からも大好評で特色がある留学生活動について報告されました。例えば、北海道大学のリーフレット作成、日用品・中古自転車無料譲渡、大分大学の『しるべ』英語版などさまざまな活動が行われていました。大学生協保険サービスの岩佐様から新版共済パンフレットの改善点の報告を受けました。参加者も手元の旧版、新版を比べてみて、新版は英語が目立っており留学生にも分かりやすくなったうえに、見た目も斬新なデザインで一変していることを実感しました。また、スマホアプリ「災害時ナビ」の実演もあり、生協が身近な存在であると感じました。

就活支援のパートでは、留学生委員会の礼さんから今年の就活経験者として、就職活動のポイントや体験談が報告されました。また、株式会社クボタ人事部の澤様から企業側からの意見をいただき、特に留学生採用と人事から見る留学生の強みなど大変貴重なお話をいただきました。

交流企画

交流会では、皆で一緒に歌を歌い、バルーンアートを体験し、けん玉をやりながら、さらに深く交流できました。

「人と防災未来センター」の見学では、特に震災映像がとてもインパクトがあり、防災、減災体験コーナーでは実践的な知識を勉強しました。大学生協神戸会館では当時の建築を見学でき、実際の震災生活の大変さを感じました。見学の後の感想交流も盛り上がって、印象に残ったことや新しく勉強したことなどを意見交換しました。その後、東北大学、名古屋大学、京都大学の防災活動のとりくみ報告を受け、それらを踏まえて、今後の防災活動について討論し、今後の防災教育のとりくみについて意見交換しました。参加者アンケートからは、今回のセミナーは身近な問題で、例年より分かりやすく、イメージしやすいなどの意見が出ていました。

アイスブレイク

防災センター見学

京都大学 董 慧超
トウ ケイチョウ
DONG HUICHAO

今回初めて司会を務めさせていただいた私にとっても、皆さんから意見をいただき、自分の視野も広められて、大変感銘を受けました。これからも先輩たちの経験を生かして、積極的に楽しく意義ある国際交流セミナーを企画したいです。