学生委員会1期生が3年目の春を迎えて~前例がない中、奮闘したメンバーのあしあと~ 立命館生活協同組合(APU-COOP)

全国学生委員会では昨年まで実施していた「学生委員長インタビュー」の幅を広げ、2023年度からは委員長だけでなく、学生委員会で頑張っている方々全員を対象としたインタビューを行って、全国の仲間に“元気”を発信していきたいと考えています。

第1回目は立命館生協 APU学生委員会(APU Student Coop)の皆さんです。2021年に入学したばかりの1年生8名で発足した学生委員会として、全国学生委員会は当時の様子を取材させていただいています。その時の1年生が今年は3年生となり、たくましく成長した彼らに、この間の活動や一緒に頑張った仲間に対する想いを伺いました。

参加者

立命館生協 APU学生委員会

APU Student Coop
3年
学生委員長

陣内 皓誠さん
NN皓誠(こうせい)

APU Student Coop
3年
副学生委員長

黛 柚李さん
NN柚李(ゆずき)

APU Student Coop
3年
新入生サポートチーム
リーダー

野川 侑乃さん
NN侑乃(ゆきの)

APU-Coop
業務責任者

村上 泰三さん

大学生協九州ブロック学生事務局

緒方 涼斗さん

聞き手

 

全国大学生協連
全国学生委員長

高橋 明日香

全国大学生協連
全国学生委員

中丸 雄也

大学生協東海ブロック 学生事務局
学生委員長

高須 啓太

(岐阜大学4年生)

(以下、敬称を省略させていただきます)

はじめに ~自己紹介と学生委員になったきっかけ~

この間、APUの学生委員の皆さんが自大学の説明会などで元気に活躍しているのを、ここにいる中丸が拝見しに行っています。また、セミナーや連帯企画、組合員活動研修セミナーなどにも積極的に参加されて生き生きと活動している姿を見て、皆さんにインタビューしたいなと思い、本日の運びとなりました。
私は全国大学生協連で学生委員長をしています高橋明日香と申します。兵庫県立大学出身で、私も在学当時は学生委員会に所属して学生委員長を務めていました。今日はよろしくお願いいたします。

全国学生委員会の中丸雄也と申します。山形大学出身で、私も学生委員会では学生委員長をしていました。今日はよろしくお願いいたします。

大学生協東海ブロックの学生委員長で、今岐阜大学4年生の高須啓太です。今日は皆さんのことをたくさん聞けたらなと思っております。よろしくお願いいたします。

私と中丸は既卒ですが、高須君は現役学生で皆さんと年が近いと思いますので、いろいろと深いお話を聞いてもらいたいですね(笑)。

APU Student Coop委員長の陣内皓誠と申します。アジア太平洋学部の3年生です。元々うちの大学は学生委員会がありませんでした。僕たちが1年生で入学した直後に生協によるサーフィスの講座があり、その際に当時の専務から「こういう学生委員会を作りたいんだけど」という声を頂き、それで興味を持ったのが学生委員になったきっかけです。今日はよろしくお願いいたします。

風折専務ですね。私も関西にいたときにお世話になったことがあります。

立命館アジア太平洋大学3年生になります黛柚季と申します。学生委員会では副委員長をさせていただいています。学部は皓誠と同じアジア太平洋学部、学生委員になったきっかけも全く同じで、パソコン講座の時に声をかけていただいて興味を持ちました。今日はよろしくお願いいたします。

立命館アジア太平洋学部3年の野川侑乃です。新入生イベント関連のリーダーをやらせていただいています。学生委員になったきっかけはほかの2人と違って、友達に「学生委員の人がいないからやらない?」と言われて、面白そうだと思って入部しました。

こんにちは。業務責任者の村上です。私は、2021年11月に着任し、風折から引継ぎをして、今業務責任者をしています。2年くらいこの子たちと一緒に活動をしています。

立命館生協APU-COOP学生委員会の取り組み

立命館生協APU-COOP学生委員会の取り組み

APU Student Coopの皆さんは、普段どのような取り組みをしているのですか。

もちまる

去年でいいますと、一番大きいのは大学にも取り上げてもらった新入生サポートです。新しく入ってくる新入生に向けた合格者の説明会であったり、新入生に向けたYouTube動画を作ったりなどの活動を主に行っています。またその他にも新入生の中にコミュニティを作るイベントなどの活動もしています。

新入生関連以外の活動ですと、最近でいうと「ASCフェスタ」という学内イベントを行いました。新入生や学生が新しいコミュニティを作るきっかけ作りが目的で、いろいろな団体にパフォーマンスをしてもらったり、参加団体がそれぞれの団体を紹介できるようなブースを作ってもらったり、そのほかに飲食系の団体には飲食物を販売してもらったりという感じの、大きなお祭りみたいなイベントを行いました。

そのほかには、最近取り組んでいる生協アプリ登録の推奨。いろいろなサポートを実施したり、アプリ登録のブースを作ったりしています。ほかにはヴィーガンの学生に向けたヴィーガンメニューの作成や、生協や国際学生と一緒に試食会を行うなどの活動を、去年から今年にかけて実施しました。

そういう企画は、どのように考えて実施するのですか。

基本的には、新入生サポートに関しては新入生サポートチームを作り、そのチームに1年間を通してこんなことをやろうという方針を基にイベントなどの企画を作ってもらっています。
それ以外の企画に関しては、例えばヴィーガンメニューの件では、ヴィーガンの学生から通常メニューを食べられないという声を頂いたことで、新入生チームと同じく企画チームを作り、そこで一緒に取り組みを考えています。
APUフェスタに関しては、最初は僕の思い付きから始まった、持ち込み形式です(笑)。だから、企画を作るチームもあれば、持ち込み案を全体で形にしていってイベントを確定する形式もあって、イベントによってさまざまになります。
広報チームは“バーチャン”(バーガーチャンピオンシップ)というイベントで、学生に学食のハンバーガーを撮ってそれをインスタに投稿してもらって、一番映えている人、一番いい写真を撮った人にプレゼントを渡すという企画などもやっていました。

APUのインスタはすごくフォロワーが多いですね。

1200人突破しました!

すごい! みんなSNS頑張っているけれども、そんな多い所ばかりじゃないですよね。今回送ってくれた写真は、いろいろな団体の顔が見えて、いろいろな人がいるのが分かって楽しく拝見しました。

活動でやりがいを感じるときは?

今までの活動で一番楽しかったと思うことは何でしたか。

大きく二つあります。一つ目は、日常的な活動なのですが、毎日の定例ミーティングや、今日のようにメンバーと集まるのが個人的には一番楽しいです。というのも、僕らが最初に学生委員会に入ったとき、すごく仲良くなかったんですよ(笑)。風折専務に誘っていただいてちょっと興味を持った人たちの集まりという感じで、本当に何をすればいいのか分からない状態だったので、活動もできませんでした。最初はメンバーもミーティングの時しか会わないという感じだったのですが、活動が重なるごとに、今のこの雰囲気を見てもらえば分かるのですが、自分たちも本当に仲良くなれて、どんどん下の子たちも増えて、今ではミーティングが終わった後も2、3時間みんなで話をしています。活動もすごく多くなって、そういうメリハリができてきて雰囲気が良くなり、そこが一番楽しいなと思っています。

もう一つが先ほどちょっと紹介したASCフェスタというイベントです。僕ともう一人のメンバーが中心になって実施したのですが、今までほかの団体や学内の人を巻き込んだイベントというのは、コロナ禍などであまりできなかったのですが、今回30団体、個人の方も関わってくださる大きなイベントになりました。反省点はたくさんありましたが、その中でたくさんメンバーたちが協力してくれて、ほかの学生も参加・協力してくれて、今まで僕らがやってきた活動が一つの形として現れたのが個人的には嬉しかったです。

私は副委員長として体制を考えてきました。私たちは去年まで後輩がいませんでしたが、後輩ができてから自分の考えてきたことが目に見えて成果として出るようになったことが一番楽しかったというよりは良かったなあと思う部分ではあります。同学年だけではなくて後輩がいると、やはりしっかりしなきゃと思う部分があり、反対に自分たちの考えたことを素直に受け入れてくれる子たちがいるので、その子たちが楽しんでくれてすごく良かったなあと思っています。

学生委員会の組織としてうれしかったこととか楽しかったことは全部皓誠と柚季に言われてしまったので、私からは新入生リーダーとして活動してきてうれしかったことをお話したいと思います。
私はリーダーに立候補したけれども、初めは自分では何もできずに、2人に迷惑ばかりかけていました。実際に説明会に来てくれた新入生の子たちに会っても「あ、説明会で司会していた人だ」とは言われずにスルーされるような感じでしたが、今年23年度の新学期活動全体を通してみてみると、保護者の方から「説明会の保護者のブレイクアップルームに入ってきてくれた人ですよね、本当にありがとうございました」と言われたり、入学式がどうのこうのとネットにアップしているときに、実際に新入生の子たちがこっちに引越してきて、インスタのDMとかを使って自分のことを頼ってくれたり、実際に会ったときに「あ、ゆきのさ~ん」と声をかけてくれたり、そういうことが今年度になって結構起きているので、個人的には滅茶苦茶それがうれしかったです。本当に最初は新入生チームとして全然機能していなかったけれども、この1年頑張って良かったと思いました。

いや、今のお話からも「すてきだな」というのが伝わってくるので、多分それが保護者の方や新入生にもまっすぐに伝わっていったのだと思いますよ。

僕も今皆さんの話を聞いていて、本当に学生委員の楽しいところはそこだよな、うれしいよなというふうに思いました。

店長は一番身近な先輩です! ←店長としてはやる気の種に水をあげ続けます!

皆さんはYouTubeに動画を上げていますが、「ミール550円超えたらどうなるの?」動画とか、共済の加入動画は、どんな感じで撮ろうと思ったのですか。

あれに関しては、店長の思い付きです(笑)。

声の出演は学生委員の方ですね。学生委員の子が質問して、店長が答えるという感じですが、村上店長からやってみたいと思われたのですか。

「ショート動画バズりそうじゃない?」ってことでした。生協へのQ&AもYouTubeで答えたら、来年も使えるし蓄えになるのでいいんじゃないかということで、誰か共感してくれないかなという感じで、「ショート動画作る?」と言ったら、元気なメンバーが「僕、やりたいです!」と手を挙げてくれて、あの動画に至りました。

気付いたら動画が出来上がっていました(笑)。

陣内・黛:報告ゼロでした(笑笑)。

店長と一緒にそういうふうに楽しく活動できるのがいいなと思いました。普段から店長とこういうコミュニケーションを心掛けているのですか。

そうですね、もうすぐ店長も29歳になるということで、僕たち大学生活をサポートしてもらっている身としては、やはり店長の将来とかも見守っていきたいなと思っています。日頃から「悲しいことありました? ラーメン行きましょう」とこんな感じでコミュニケーションをしています(笑)。
困ったことは積極的に相談できるような環境を整えていただいているので、「こういうことをしたいのですが」と、形にできなさそうなこととか、ちょっと無理かなと実現できなさそうに思うことでも、とりあえず一度相談して、「じゃこういう形だったらできるんじゃないか」とか、「ここをこう変えたら実現できるんじゃないか」というようなアドバイスを日頃から頂きながら、日常の活動も特別な活動も相談して関わってもらっています。僕たちの一番の先輩ですね。

困ったときに職員さんに相談できたり、一緒に関わったりできるなんて結構すごいことだなと思いました。村上店長から見て、こういうところを意識して学生とコミュニケーションを取ってきたということがありましたらお聞きしたいです。

あまり職員らしくしないようにしようとか、堅苦しくないようにしようと思っています。フラットな関係でいたいと思うので、思いついたことは提案するし、意見があったら言います。あとは皓誠も言っていましたが、いつでもウェルカムな気持ちでいるので、常に学生委員の子たちが来ますし、店頭に立っているときも話しかけてくる子が多いです。何かあったらいつでも言ってくれ、私が忘れているときはもう一回言ってくれという感じです。そのくらいの関係でいたいと思っています。
あとは、頑張りたいという種が出始めたら、とにかく水をあげ続ける。ここがいいなと思ったところは何回も褒めるようにしているのと、「これが難しいからダメ」と言うよりは、「ここはアカンけれどもここを変えたらできるんじゃない?」と提案するのは意識して言うようにしています。そういう感じです。(学生委員に)なっ?

店長が向き合って関係を作ってくれようとしたら、学生委員もすごく関わりやすくなるなと思いました。

セミナーは前例のない僕らの学びの場、自大学の“色”を確かめられる所、自分を成長させる場所

立命館生協APU-COOP学生委員会の取り組み

APUの皆さんは、九州ブロックのセミナーや組研などにも参加してくれていますが、セミナーって楽しいですか? セミナーに参加した感想やどういう気持ちで参加しているのかを教えてください。

僕は九州ブロックのスプリングセミナーにも参加させてもらったりしていますが、楽しいか楽しくないかというと、そこはちょっと難しいところだと思います。以前もこのインタビューで同じようなことを言ったかもしれませんが、僕らは1期生で、先ほども言ったとおり先輩がいません。ですので、僕らのやり方にも前例がありませんし、ほかの大学がどういうやり方をしているのかも全く情報がない状況でした。そんな中でセミナーに参加すれば実例を知ることもできますし、実際自分たちの大学ではできないようなイベントや企画も、こういう形に変えれば使えるなと、アイデアや材料をたくさん得られる場だと思うので、セミナーがあってすごく良かったですし、今まで僕らがやってきた活動に直結できた部分が多かったなと思います。

また、今までオンライン中心だったので、つながり、つながりと言う割にはつながりを実感できなかったりすることがどちらかと言えば多かったのですが、実際に対面で参加したり、他大学で今までオンラインで会っていた人に対面で会うと、「ほかにも仲間がいるんだなあ」と実感できて、そういった面ではセミナーはとても頼もしい存在だと思います。また、これからも頑張っていこうと思う一つのモチベーションになったので、良かったと思っています。

他の大学生協とのつながり感じられるのも、セミナーの醍醐味ですね。

私は、実はあまりセミナーに参加していません。最初の方はセミナーに参加していたのですが、外からの情報が多すぎて、中の体制作りをしっかりできないという面があったので、私は外に出ずに中の体制を整えることに専念しました。それでも何回かは参加していて、自分の大学の“色”を確かめられる場所がセミナーなのかなとの感想を持ちました。あまり参加していないので多くは言えませんが、こんな感じです。

セミナーに参加してきた感想を他のメンバーから聞いて、思ったことはありますか?

生かせる部分はAPUなりに変えて使うことが大事だなあと思いながら、みんなの振り返りを毎回聞くようにはしています。

私も九州ブロックのセミナーに結構参加させてもらっています。先ほど皓誠が言っていたように、私たちは1期生で先輩がいないので、セミナーに行って事務局の人や他大学の人がみんな先輩だと、私自身勝手に思っています。セミナーは、情報収集や自分の持っている案件の引継ぎをどうしたらいいんだろうとか、いろいろ聞きたいことを聞きに行く場所だと個人的に思っているので、セミナーは勉強の場所だけど、自分には成長する場所、新しい知識を得て自分のものにして自分の方法でやっていくための場だと思っています。セミナーに行って勉強して頑張ろうと思えるので、すごく有難い場所だと思っています。

1期生としてすごく勉強になると思ってくれているのを聞いてうれしいです。1期生だからこそ悩んだとか、すごくいろいろなことを考えて活動していたと思うので、その学びを九州ブロックの他の学生委員にも伝えていただけたらいいなと思いました。

うちの“強み”は、APUの特質にある!

先ほど、柚季さんが“自分の大学の色”と言われましたが、 “色”って“強み”と置き換えられると思います。自分たちの強みって何だと思いますか?

私たちの大学は半数が海外からの留学生なので、やはりそこが強みだなと思う部分が多いです。それは逆に難しい部分でもあるかと思うのですが、多様な方々がいるのでニーズが多いというのも、幅広い活動ができる源なのかと思うし、今年で3年目なので、経験を積めば何でもできるというのがAPUの学生委員かなと思います。
難しい部分というのは、例えば国際学生にはアプリ登録がすごく難しいなどと、ほかの大学では出てこないような面もあるのですが、でもそれに対応するのがAPU Student Coopの楽しさでもあるかなあといつも感じています。

柚季が言ってくれたように、国際学生がいるからこそAPUにしかできないことができる環境もそうだし、挙げ出したら止まりません。セミナーなどに行って結構思うのは、うちの強みというのは、学生委員同士も仲がいいからこそ、いろいろなこともできるという点ですが、一番大きいのは職員さんと学生委員がひたすら距離が近くて、APUのお店で働いてくださっているパートさんにも顔が知られていることです。職員と学生委員の連携が取れているのが一番の強みじゃないかなと私自身は思っています。

僕は、うちの強みは大きく三つあると思っています。まず一つ目が、さっき柚季が話してくれましたが、僕らが第1代目ということで、まず前例がないという部分が一番大きいのかなと思います。そういった面で他大学の学生委員は、毎年この時期にこれをやっているとか、このイベントを絶対にしなきゃいけないというのが、いい意味でも悪い意味でも多分あると思うのですよ。僕はそういったのをできるだけなくしたい、やりたくなくて、その年のその学生たちのニーズによって形を変えてイベントや企画を行っていくというのが一つ大事なことだと思っています。それを実践しやすいのは、APUのすごさかなと思います。生協の理念にもある、学生たちが自分たちで自分たちの学生生活を良くしていくという意味合いから、やはりその学生たちに合った企画、活動を行っていくという意味で、それが一番APUにとっていいのではないかと思っています。

二つ目がチャレンジしやすい環境ということです。APU生って僕たち学生委員だけじゃなくて、大学全体の学生がみんなすごくフレンドリーで、「こういうことをやりたいけど、ほかの大学じゃちょっと無理じゃない?」と思うようなことでも、「僕、こういうことをやりたいんだよね」と言うと、「いいじゃん、一緒にやろうよ」みたいに乗ってくれる雰囲気がすごくあるんですよ。それは、僕もこの大学に入ってとても驚いた部分なのですが、そういった意味で、学生委員としても個人としても活動していく上で「こういうことをやりたい」と言うと、それをどうやったら形にできるか考えてくれる仲間や周りの人が、村上さんもそうですし、そういう環境がすごく整っているのがAPUならではなのかなと思っています。

三つ目が圧倒的な行動力です。うちの団体は長期的な目線で余裕を持った活動はできなくて、「今回は余裕をもって企画を考えたぞ」と思っても、気が付いたら追い込まれているのです(笑)。でも、火事場の馬鹿力ではないですが、これをやるとなって追い込まれたときの行動力、そこで発揮する力というのは本当にメンバー皆すごいものを持っています。結果的にヤバイヤバイと思っていても、イベント自体は結構すごくて、結果的には良かったなという形で終わり、それを作り上げることができるというのは一つの力じゃないかなと思っています。
それは逆に言うと、余裕をもってやればもっとすごいものができるんじゃないかということではありますが(笑)、それができるような活動をしつつ、体制を整えていきたいなと思いつつも、いい意味でそれがAPUならではなのかなと思っています。

やっぱりAPUって国際学生が多いのですね、HPでは1対1くらいと書いてあるのを見て驚きました。いろいろな志を持った人が入ってきて、そういう意味では多分他大学よりも想いが強いのかもしれないですけれども、APUの学生に合ったものを自分たちで考えて企画に起こしているというのは素晴らしいと思いました。よく現状を基にと言うのですが、組合員がどんな様子かというところから企画を立てるのは、まねるべき点だと思いました。

立命館生協APU-COOP学生委員会の取り組み

全国の仲間へのメッセージ

全国214の会員生協、中にはキャンパスごとに学生委員会がある大学もありますが、そんな全国の学生委員会の仲間にメッセージをお願いします。

全国の学生委員会それぞれに長所も改善点もあるかと思いますが、自分たちの“色”をちゃんと出して、一緒に頑張っていきましょう!

自大学で活動していて、本当にやっていてニーズがあるのかなと、私自身も不安になったことが結構あります。全国で活動している皆さんも「本当に大丈夫かな?」と思うときがあると思うのですが、自分に自信をもってやれば、結果が成功にしようが失敗に終わろうが、多分ワンステップ前に進めると思うので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。

大学生協でつながりとよく言いますが、自大学の学生や留学生、教職員さんとのつながりをどんどん深めていき、その中で共感してくれる人や、僕らの活動に携わってくれる人が増えれば、生協の活動はより活発に進められ、そして学生のためになっていくと思います。各大学間につながりの輪を深めることで生協全体のつながりが深まっていき、僕たち自身も大学生活をより良いものにしていければと思っております。

皆さん、本日はお忙しいところ、時間をとっていただきまして本当にありがとうございました。

2023年5月2日リモートインタビューにて