第6回 全国学生委員会

開催概要

  • 日程:2020年10月10日(土)13:00~ 11日(日)16:00
  • 場所:大学生協 杉並会館 + オンライン会議システム

議題

0. 学習会:大学生協の決算書の読み方と経営対策

全国の大学生協では、経営問題に関する議論がこれまで以上に活発になっています。この状況を踏まえて、改めて決算書の読み方について学習し、会員生協の経営状況について理解を深めました。全国大学生協連の沼澤常務にお越しいただき、貸借対照表の仕組みや債務超過の意味、経営状況をみる指標などについて学習しました。現在の大学生協の状況を踏まえ、学生理事ができること・理事会に臨む姿勢について考えました。

1. 地域報告

9月上旬~10月上旬の各地域の取り組みを交流しました。

★注目した取り組みとポイント★

福島大学生協『食堂での“三密監視員”』
大学での対面授業が再開する中で、感染拡大対策として、組合員一人一人が「新しい生活様式」を理解し「自らの行動を変える」事が日常生活の中でも重要と考え、ガイドラインが設けられました。その一環として、学生委員が食堂にてフェイスシールドをつけて座席誘導やテーブル消毒、感染対策の呼びかけを行う「三密監視員」を導入し、学生自身の手で感染防止対策を率先して進めています。

新潟大学生協『オンライン学科別交流会』
1年生を対象にzoomで学科別交流会を開催しました。4~5人1年生同士や先輩との交流・大学生活の相談をする場となっていました。オンラインでの課外活動が中心になる中で、大学側がポータルサイトの広報を全団体に認可した結果、その中での広報ができました。また、1年生がこの企画をイメージして参加しやすくなるように、1回目の開催報告を紹介し、次の参加を広げていました。

三重短期大学生協『ヴィジョンナビセミナー』
例年実施しているヴィジョンナビゲーションセミナーを、YouTubeの限定公開機能を活用し、オンライン開催しました。申込をした新入生にURLを配布し、先輩の大学生活での経験について伝える動画を配信しました。短期大学のため、大学生活が2年間と短い中、大学生活を有意義に過ごしてほしいという先輩の想いが動画にあふれています。自分の言葉で自分の経験の学びを伝える取り組みです。

2. 2021年度新学期活動と10-12月期のポイント

2021年度の新学期活動が本格化する中で、10-12月期の連帯組織の取り組みについて検討しました。次年度のブロック事務局への引継ぎも見据えた、連帯の取り組みを検討していきましょう。

3. 総会・総代会を軸とした組合員の運営参加

各大学生協の総会・総代会について聞き取り集約を実施しました。集約した内容を踏まえて、2020年の総会・総代会の特徴を確認しました。また、下半期の重点である“身近な運営参加”についてコンテストを実施することを確認しました。

4. 学生委員会実態調査

学生委員会実態調査の結果を踏まえて、集計結果を比較しながら自分の地域の特徴や変化について考えました。

5. たすけあい奨学財団

たすけあい奨学財団の認知を広げるために、生協職員や教職員にも共感を広げながら推進する重要性を確認しました。

6. 組合員活動研修セミナー2021に向けて

組合員活動研修セミナー2021の学びづくりを開始するにあたって、現時点での各地の会員生協での組合員活動の現状や到達点について確認しました。次回の委員会に向けて学びの位置づけ議論を進めていきます!

7. 全国学生委員長セミナー2020振り返り

全国学生委員長セミナー2020の総括をスタートしています。委員会に先立って、学びづくりのグループごとに企画内容を振り返りました。その上で、学び全体の流れやセミナー実行委員会の在り方や申し送り事項について協議しました。

8. 奨学金アンケート

全国大学生協連では、11月1日~30日に奨学金と高等教育のアンケートを実施します。アンケートの趣旨を確認し、フライヤーについて協議しました。

9. コープ共済連との共同引受に向けて

2022年春より開始するコープ共済連との共同引受に向けて、ブロック事務局内で改めて確認し、協同組合協同を広げていきましょう。

10. 全国総会・全国大学生協フェスティバル

全国総会に向けて第1号議案を中心とした協議が全国でスタートしています。10月に開催される各地の議案検討会議や、各会員生協の理事会を中心に積極的に議論を広げていきましょう。また委員会では、本年度の総会アピールの骨子についても議論を進めています。

併せて、総会と併せて開催される全国大学生協フェスティバルの企画内容についても議論を行いました。テーマセッションや分科会事例の具体化を進めています。

11. 学びと成長

大学生が学びの危機に直面する中で、「学びと成長」を止めないように各地で出来る取り組みを考えました。

12. 分野ラベリング

全国方針に基づき整理した分野ラベリングについて再確認しました。併せて、BKnewsや事例集の全国共通フォーマットの活用開始を確認しました。

13. 全国学生委員会方針・行動計画について

7-9月期を振り返り、10-12月期の全国学生委員としての目標について確認しました。組合員の声を活かす取り組みや社会的課題へのアクションが全国的に増えています。

14. ブロック事務局の引継ぎ・次年度委員会

各地のブロック学生事務局の引継ぎ計画について、意見交流しました。また、次年度の全国学生委員会の日程・年間議題についても検討しました。

15. 戦後75年企画・ヒバクシャ国際署名

大学生協連が実施している戦後75年企画や特設HPの活用を呼びかけました。また、ヒバクシャ国際署名の署名期間延長を受けて、大学生協として12月までにできることを考えました。

16. ブロック共通リスト・各種理事会委員会報告

全ブロックで共通して持ち帰るべきこと・協議すべきことについて確認しました。