2021年度 第1回 全国学生委員会

開催概要

  • 日程:2021年1月23日(土)13:00~ 24日(日)16:30
  • 場所:大学生協 杉並会館+オンライン会議システム

議題

0.開会あいさつ

2021年度初回の全国学生委員会であったため、全国学生委員会とはどういう組織か、活動のスタンスを確認しました。全国学生委員会は理事会設置委員会の側面と階層別委員会の側面の2つの側面があり、地域の学生組合員の代表としての意識で発言をすることを確認しました。

1.地域報告

11月下旬から1月中旬までの各地の取り組みを持ち寄り交流しました。

★注目した取り組みとポイント★

鹿児島大学生協「図書館との連携」
大学付属図書館と連携して、Zoomを用いた読書交流会を行いました。全体の会場で自分のおすすめの本を紹介したのちに、好きなジャンルに分かれてグループ交流を行いました。
学生が読書をするきっかけを提供するとともに、付属図書館のサポーターという大学内の他の組織と協力することができた取り組みとなっています。

茨城大学生協「GI&職員合同会議」
夏合宿が実施できなかった中で職員と学生のコミュニケーションが取れていないという課題を受け、職員が主体となって合同会議を開催しました。茨城大学生協の設立から振り返り、学生と職員で一緒にできることを考えました。
職員と学生の話し合いの場を設けたうえ、茨城大学生協の設立の歴史を振り返ることで、大学生協に求められていることを考え直すきっかけとなった取り組みです。

下関市立大学生協「新入生サポートセンター」
新入生を対象に、お部屋探しや生協の商品・サービスの提案を行う新入生サポートセンターで、学生と生協職員がそれぞれの言葉で「大学生協の良さ」を伝えていました。
サポーターの学生と職員は役割分担を明確にし、協同して取り組んでいます。また、ここでの提案が大学生協の利用に結び付いているのもポイントです。

2.全国総会・UCFの振り返りと今後(議案・総会アピール含む)

議案検討会議~各地討議~全国総会~全国大学生協フェスティバルについて振り返り、2021年への申し送り事項を検討しました。各ブロックで全国の大学生協の活動方針や総会アピールをどのように各地・各大学生協で意識してもらうか、行動につなげるかを考えました。各地ブロック学生委員会や専務理事が集まる会議で協議することを検討しましょう。

3.全学委で目指すこと/全学委年間議題

全国学生委員会は常勤メンバー(学生常勤)と非常勤メンバー(ブロック委員長)で構成されます。理事会設置委員会・階層別委員会の2つの側面を持つ学生目線の委員会として何を1年間で成し遂げるのかを考えました。特に、生協経営と社会をつくる(衆議院議員選挙と成人年齢引き下げ)についての議論が盛り上がりました。

4. ラベリング・BKニュース・アーカイブ

2020年はラベリングとブロックニュースについて全国で統一し、全国での学び合い・励まし合いが活性化するよう環境を整えました。2021年は教訓をしっかり蓄積し、教訓に気軽にアクセスできるよう協議し、実行していきます。学生事務局の学び合いは今後Teamsで行います。お楽しみに!

5. 20→21引き継ぎ総括・事務局選出に向けて

引継ぎロードマップに即して各地の引き継ぎの振り返りを行いました。大学生協の引き継ぎは「バトンパス」によく例えられます。21年度全国学生委員は、21年度がスタートしたと同時に、22年度への引き継ぎもスタートしています。引継ぎを受ける中で感じたことを忘れないまま頑張りましょう。

6. 1月全国事務局合宿振り返り・4月全国事務局合宿に向けて

1月16日・17日に開催された1月全国学生事務局引継ぎ合宿の振り返りを行いました。2世代の学生事務局が集い・交流することで、引継ぎの総まとめをしました。2021年度学生事務局は全員が同じスタートラインに立ち、共通認識を持ったうえでの活動スタートとなりました。

7. 組合員活動研修セミナー2021

2月17日・18日に開催される組合員活動研修セミナーの企画協議を行いました。各地のブロック学生委員長から地域の到達点を踏まえた発言がなされ、より地域の実態に即しつつ、改めて目指したい全国の到達点を考えられた協議になりました。

8. 組織運営・組合員交流(総代会に向けて・理事会ハンドブック)

2020年度の総会・総代会集約シートの分析結果より、成果と課題が共有されました。総会・総代会集約シートに取り組み、よりよい総会・総代会運営とさらなる組合員の運営参加を目指すきっかけづくりを行いましょう。また、身近な運営参加という、ごく当たり前に行われてきたことに大学生協の仕組みや価値が現れていることを再確認し、身近な運営参加の価値を1年間で広げていきましょう。

9. 新学期(情勢認識・目指すことの確認)

2021年新学期に向けての動向や情報認識について確認しました。そのうえで、それぞれの地域で新学期活動の準備や問題意識について共有し、協議しました。また、最後に3月~5月のポイントについて協議を行い、全国理事会に提案するポイントを確認しました。

10.平和の推進について考える時間(Peace Now!・ヒバクシャ国際署名)

大学生協がなぜ平和活動(運動)を行っているのかを過去の歩み・大学生協が大切にしている考え方から見つめなおしました。平和の取り組みの一環である、Peace Now!やヒバクシャ国際署名の活動の振り返りを行い、今後の大学生協の平和活動の方向性を確認しました。「民主的な決定を軸とした」取り組みをこれからも進めていきましょう。

11.東日本大震災から10年を考える

大学生協連ではメモリアル企画を実施する方向で実行委員会を組織し、議論を進めています。全国的に激甚災害が多発している中で、2021年を、自分を守る・コミュニティを守ることを考えられる1年にしていくことが重要です。全国学生委員会として、全国の大学生協でできることについて考えましょう。

12.たすけあい奨学制度/大学生協連奨学財団

全国大学生協連奨学財団(たすけあい奨学財団)とその制度について学習しました。また、実際にたすけあいアンケートを読み、感想交流と今後たすけあい奨学制度の推進で頑張れそうなことを議論しました。

13.コープ共済連との共同引受

コープ共済連との共同引き受けを契機に、大学生協と地域生協との協同組合間協同を進めるにあたって、ひとりの組合員として、ブロック事務局として頑張りたいこと・やってみたいことを交流しました。また、大学生協がない大学の学生が加入するにあたって、共済活動やたすけあいをどのように広げるのかを考えました。

14.学生委員会実態調査

2020年度は本調査と補完調査の合計2回の調査を行いました。2021年は5月の1か月間での調査を予定しています。今回の議論を経て、正式に実施するかどうかを判断します。

以上