組合員活動研修セミナー 2023

開催概要

日時
2023年2月13日(月)~2月15日(水)
会場
TKPガーデンシティPREMIUM心斎橋
主催
全国大学生活協同組合連合会(主管:全国学生委員会)
運営体制

実行委員長:高橋 明日香(全国大学生協連理事・全国学生委員長)
企画局長:中野 駿(全国大学生協連執行役員)
事務局長:鳥井 和真(全国大学生協連理事・全国副学生委員長)

参加規模
62会員生協265名(連合会・ブロックを含む)(うちグループリーダー54名、セミナー事務局18名)

開催目的・位置づけ・獲得目標

○開催目的
  • これまでの活動の蓄積や経験・全国の実践から、組合員活動の価値や意義を学び合い深める
  • 組合員活動の可能性を見出し、自大学生協での組合員活動の発展を考え自ら実践するとともに、組合員活動の輪を広げられるようになる
○位置づけ
  • 協同組合の理念・価値を深め、私たち組合員が組合員活動をすることの意義と可能性を見出し、各大学生協での組合員活動の発展と大学生協「再生」につながるセミナー
○獲得目標
  • 協同によって「自分自身と、共通の願いを持つ人々のよりよい生活を実現できる」ことを意識し、行動できるようになる。
  • 大学生協の事業・活動および関わる人々の想いに含まれる価値や魅力を知り、大学生協に関わることの良さを感じながら、組合員活動に取り組めるようになる。
  • 組合員活動の意義と可能性を見出し、自ら実践できるようになる。

各学びの時間

【開会式】

開会式では実行委員長・企画局長から企画の趣旨を説明しました。組合員や社会の状況が大きく変わっていく中、各大学生協で活発な組合員活動を行い、大学生協というフィールドで、自分たちの手でより良い生活を目指していくためにこのセミナーで組合員活動を学びあい深めていきます。


【アイスブレイク】

アイスブレイクでは、セミナーの学びに入る前の緊張をほぐし、参加者どうしの親睦を深めました。「班対抗!アイブレ!ゲームバトル!!」を通じ、対面で仲間とつながることの価値・魅力を実感しました。


【企画1】共感から協同を知る!

組合員である参加者自身が、協同によって『自分自身と、共通の願いを持つ人々のよりよい生活を実現できる』ことを意識できるようになる時間です。自分にとってのよりよいを考え、そのよりよいの重なりから共感が生まれること、共感された想いや願いを実現するために力を合わせて行動することで協同が生まれることを、ワークで実感しながら学びました。また、慶應義塾生協の後藤専務より、協同により組合員のよりよい生活が目指されている実践例をご報告いただきました。


(東北大・2年)

感想
より良い…とはよく言うものの、改めてグループワークをしてみるとさまざまな意見が出たことが印象的でした。そうした視点の背景を考えながら、共感を広めることで大学生活を「よりよくしたい」と思います。


【企画2】Let’s talk about 大学生協!

大学生協とは何かを確認した上で、大学生協のいいところをみんなで出しあいました。また、大学生協2030Goalsから大学生協と組合員の未来を考え、大学生協が組合員に寄り添っていることを実感しました。大学生協事業連合西2地区FS事業部の谷口部長、コープ共済連大学本部大学生協部会運営部の岸田部長にもご講演いただき、組合員とともに発展してきた大学生協の取り組みをご紹介いただきました。


(下関市立大・2年)

感想
共済の想いである、掛け金が他の人に使われても良いと思えるものにする。これが協同組合の全てだと思っています。この思いがあることによって共同または組織運営につながるため、運営していくためにもこの思いを大切にして行きたいと思いました。


【企画3】ここで終わり?ここからスタート!おうちに帰るまでが遠足じゃん!
だ・か・ら 自大学に帰ってもまだまだ組研だよ~ん!!

組合員活動とは『自分が組合員として、「生活をよりよくしていきたい」という想いを持って活動をしていくこと』であることを改めて確認し、分科会の事例から組合員活動の可能性を実感しました。そして、仲間と共にこれから組合員活動を行っていくための行動宣言を行い、組合員活動のスタートをみんなで切りました。


(弘前大・1年)

感想
私は1人の組合員として、組合員全員の声を聞きます!今までは学生委員会のみが話し合って考えた企画を行っていたのですが、これからは組合員の要望をアンケート等で聞いて、それを元にした企画を考えていきたいです。

※分科会発表いただいた会員生協とその事例

【ヴィーガン試食会】長崎大学生協 【総代活動】名古屋市立大学生協
【健康の森】山口大学生協 【メンタルヘルス学習会】津田塾大学生協

【時間外企画】
①テーマセッション

前半は、学生生活実態調査に基づくテーマを設定し、大学生の現状について語り合いました。後半は交流したいテーマに自由に分かれて語り合う時間で、同じ悩みや課題に向き合う全国の仲間の存在を知り、たすけあい励まし合うきっかけづくりとなりました。活動や大学生協のことだけでなく、趣味やプライベートのテーマも設けられ、笑顔溢れる交流が行われました。


(福井大・2年)

感想
自分と同じ悩みを抱えた人と話す事ができてだいぶ気持ちが楽になりました。GLの方も一緒に相談してくれて、自分にとって学生委員の先輩の意見を聞けたので良かったです。


②全国の取り組み紹介

「組合員活動」という視点で教訓的な事例のブロックニュースを印刷して掲示しました!学生常勤からひとことコメント(教訓点)も添えました!


③組合員のひとことカード

声をあげてみんなでつくること(運営参加すること)の小さな体験にしてほしいという想いで、そけんセミナー運営に対する要望・質問等に関して「ひとことカード」で声を集めました!日々の活動に関する学びあいの場にもなりました。


④みんなで満開にさせよう!桜の木コーナー

そけんへの意気込みや、全国への仲間のメッセージを桜の付箋に書いて貼っていきました!200枚ほどあった付箋を使いきるほどたくさんのメッセージが寄せられました!


⑤ブロック・全国からのお知らせ

各地域で発信している情報を集め、掲示しました。主に春セミの広報や学生事務局紹介が行われました!


【閉会式】

3日間にわたる組合員活動研修セミナー大変お疲れさまでした!そして、組合員活動研修セミナー2022に参加していただきありがとうございました!3日間の学びを終えた今、みなさんは「組合員活動とは何か」「大学生協で組合員活動を行う意義や価値」について、自分の中で答えが見つけられたのではないでしょうか。協同によって「自分自身と、共通の願いを持つ人々の願い」を実現できることを意識し、行動できるようになりました。大学生協の事業・活動および関わる人々の想いに含まれる価値や魅力を知り、大学生協に関わることの良さを感じながら、組合員活動に取り組めるようになりました。そして、組合員活動の意義と可能性を見出し、自ら実践できるようになりました。みなさんはセミナーで見つけた大切にしたい想いを持って積極的に活動し私たちの大学生協・大学生活をつくっていく、組合員活動の輪を広げていく存在になっていきます。このセミナーで共感し、考え、改めて確認した大切にしたいこと・その想いは、大学生の間だけでなく、卒業後も人生において大切になる軸になります。セミナーに参加してくれた仲間、今回は来れなかったけど活動をがんばっている組織委員の仲間、よりよい大学生活を願い実現していくためにがんばっている仲間、たくさんの仲間とともによりよい大学生活を目指して私たちの組織、私たちの大学生協に参加し、広げ、組合員活動を通じていきましょう!そして、協同の力で組合員の元気を拡げて行きましょう!

仲間と共に、大学生協と共に組合員活動の輪を広げよう!