全国学生委員長セミナー2024 開催報告

全国学生委員長セミナー2024 開催報告

開催概要

日時
2024年8月29日(木)~8月30日(日)
開催形態
Zoom上でのオンライン会議
主催
全国大学生活協同組合連合会(主管:全国学生委員会)
運営体制

実行委員長 加藤有希(全国大学生協連理事・全国学生委員長)

企画局長 髙須啓太(全国大学生協連執行役員)

事務局長 伊藤隼己(全国大学生協連執行役員)

全国学生委員長セミナー2024 実行委員

参加規模
66会員生協130名

開催目的・獲得目標

○開催目的
  • 正副学生委員長だからこそ、大学生協というフィールドで想いに共感した仲間と学生委員会活動に取り組めるようにすること
  • 自大学生協だけにとどまらず、大学生協間の連帯形成に主体的に参画し、各地を盛り上げるブロック学生委員としての役割発揮ができるようになること
○獲得目標(本セミナーを通して、目指した姿)
  • 大学生協・協同組合の想いを知り、学生委員会が果たすことができる役割に気付く。
  • 学生委員長自身が自信を持ち、「仲間」と一緒に学生委員会の目指すべき方向性を語り合えるようになる。
  • 全国やブロックの大学生協の代表として大学生協の未来を語り合えるようになる。

各学びの時間

【企画1】協同で拡がる大学生協/学生委員会の魅力✨

企画の内容:
  • 事前課題:協同組合のおこり、大学生協のおこり、その二つに共通した協同組合が大切にしていることを提起しました。
  • 実行委員が実際に体験した「協同」を感じた出来事をもとに、参加者自身が協同の良さについて考えました。
  • 大学の中にある協同組合として大学生協、そしてそこに所属する学生委員会は何を目指すのかについて考えました。


【企画2】対話によって拡げる理想

企画の内容:
  • 全国の学生委員長経験者の話を聞き、参加者自身が理想とするリーダー像や目指す学生委員会像をイメージしました。

<学生委員長経験者からのメッセージ(一部抜粋)>

  • 「夢や理想は正副委員長でとどめておくのではなく、学生委員のみんなと、職員さんと、組合員のみなさんと一緒に描くことが大切」
    (愛媛大学生協 元学生委員長)
  • 「組織としての軸を理解し、学生委員全体に共通認識を持たせる」
    (東北大学生協 学生委員長)
  • 「委員長としてつながりを大切にしてきた。仲間がいなければ楽しくない」
    (横浜市立大学生協 学生委員長)
  • 「大学生活をよりよくするためには、自分たちが現状を一番知っておく必要がある。自大学の空気に合った学生委員会であることが大切」
    (北海道教育大学生協岩見沢校 元学生委員長)
  • 「大変な時でも仲間との対話を大切に」
    (奈良女子大学生協 元学生委員長)
  • イメージした理想を実現していくために参加者自身が意識したいこと、その理想をほかの学生委員にどのように拡げていくのかグループごとに考え、共有し合いました。


【企画3】こねくと&くりえいと未来の大学生協!~連帯に秘められた力を求めて~

企画の内容:
  • 各大学生協の事業計画をもとに、各大学生協が目指すことをそれぞれの学生委員会が目指すことと照らし合わせながら考えました。
  • 各大学生協が目指すことと各ブロックや全国の方針とを照らし合わせ、全国の大学生協で「組合員のより良い生活と平和」を目指していることを確認しました。
  • “連帯”の仕組みの中で他の学生委員と協同することで学び合い、励まし合いができることを確認し合いました。


【時間外企画】国際協同組合年の時間

国際協同組合年に指定された2025年に向けて日本生活協同組合連合会の方より国際協同組合年とは何かについてご紹介いただき、日本の大学生協で何ができるかを考えました。

また来日されていたICA(国際協同組合同盟)の事務局長、ICA-AP(国際協同組合同盟 アジア太平洋地域)の事務局長のお二方より日本の学生委員会へメッセージをいただきました。

ICA事務局長 ICA-AP事務局長コメント


【時間外企画】テーマセッション

以下の7つのテーマでグループを分け参加者どうしで話し合いました。その中で活動の課題やヒントに気づいたり、学生委員会としての活動を振り返る機会になっていました。

参加者の感想

協同の輪を広げ続けることと、大学の魅力を作るためにも、大学側との協同を大事にして、新入生向けの企画や現組合員向けの取り組みを行いたい。

縦と横の繋がりを大事にして、自分の意見を言い合え、個々の目標に向かって団結し目標達成する委員会。人と人のつながりを大事に、仲良く、自分に責任をもって活動できる委員会(を目指したい)。

大学ごとにやり方は違っても根っこの部分では目指してることが一緒で難しいと感じていた部分を共有して、より良い学生委員会に作れたらと感じた。