実行委員長 髙須 啓太(全国大学生協連理事・全国学生委員長)
企画局長 漆崎 新(全国大学生協連執行役員)
事務局長 瀬川 大輔(全国大学生協連理事・全国副学生委員長)
開会式では実行委員長・企画局長から企画の趣旨を説明しました。今年度の全国大学生協連の活動テーマは「つながる元気、ときめきキャンパス~組合員との対話を大切に、「みんな」でつくる大学生協に~」です。セミナーに参加した組合員との対話を大切にした3日間にすることを伝えました。また、3日間を通して参加者になってもらいたい姿を伝え、3日間の学びのイメージを掴んでもらいました。
セミナーを通して参加者が「一人の組合員として」どのように組合員活動を拡げていくのか、3日間の流れを示しながら確認し、みんなでつくる組研(そけん)2025について確認をしました!
アイスブレイクでは、全国大学生協連HPのA2サイトを活用した「みんなで語り合うチャンネル」の中での「私の店舗紹介」を使って店舗の魅力を付箋で出し合いました。実際に「大学生協店舗のここがステキ」を付箋で出し合いながら自大学生協や他大学生協の店舗の話などを語り合うことができました。
自分の大学生協や他の大学生協の店舗の魅力を紹介し合いました。写真を見せ合っている様子も見られました! 店舗の魅力を再確認することができた時間でした!
企画1では
ことをゴールに学び合いました。
自分の大学生協の中には様々な階層の組合員がいます。それぞれの多様な生活には組合員一人一人の想いがあり、組合員一人一人の生活が良くなるにはどうすれば良いかを考え合いました!
そして、同じ想いに対してそれを実現するために「協同」していくことの良さを学びました!
Q.あなたが考える協同の良さとは何ですか?
(日本福祉大・2年)
A:一人では考えられなかった問題点や改善点を、みんなで一緒に出し合うことで、視野が広がります。また、一緒に解決に向けて行動ができます。
(公立はこだて未来大・
1年)
A:1人では不可能なことを他者と意見を分かち合い、可能にしていくことがてきるところ。
企画2では
大学生協の価値・魅力について理解し、組合員活動のやりがいや意義を言葉にできるようになる
をゴールに学び合いました。そのために、まずは大学生協は何をしているのかを考えるワークを行いました。そして企画2のタイトル「協同の力で広がる未来」のために様々な組合員の生活背景や利用実感が大切だということを2つの大学生協の事例発表を基に考えました(次項参照)。事例発表を聞いた後は、「大学生協2030Golas」における「守りたい価値・創造したい価値」をどのように高めるかを考え、また、組合員共通の願いの実現と様々な組合員の参加・協同の実現がどのように行われていたかを考え合いました。様々な組合員を巻き込み、組合員の「よりよい生活」の実現を目指す「組合員活動」に“やりがい”を見出すことを考える時間となりました!
Q.あなたの考える様々な組合員と一緒に活動をすることの意義・やりがいは何ですか?
(大阪大・2年)
A:全員で同じ方向を向くことができ、誰かを取り残すことがないことが様々な組合員と活動することの意義だと思う。協同は共感を経て行われるので、共感の段階から多くの人を巻き込めたら、多くの組合員の生活がより良いものになると思う。
(山梨大・2年)
A:物事を多角的に捉えることができ、より多くの人の立場に立って行動できるので、たくさんの人の役に立てる。色々な人と繋がることができる。
企画2では、
大学生協2030Goalsをもとに年間を通した組合員活動につなげることができた事例を知る
ために事例発表が行われました!
名古屋大学生協では、
が発表されました!そのほか、総代から実際に出た「自炊教室をしてほしい」ことや「食堂の混雑が困る」ことなどの意見を改善したことも発表されました!
また、課題は参加者を増やすことであり、年間を通して組合員と活動することです。そのために、私たちが組合員から積極的に聞き出そう!ということ、総代以外の組合員も巻き込もう!総代から聞いた意見をどんどん職員さんに伝えよう!等の想いが語られました!
弘前大学生協では、「REPセッション」と呼ばれる取り組みを年6~7回行っています。生協各店舗や生協・学生委員会が開催したイベント等をテーマに総代や職員同士で意見を交流する場です。総代が直接意見を届けることができる場となっています!
そのほかにも、「総代企画」に取り組んでいます。これは総代が「やりたい!」と思う企画を実現する企画です。REPセッションでの総代の問題意識や、やりたいことから意見を集め、企画内容を考えることが特長です!2024年は「探検!クイズラリー」を実施しました。
弘前大学生協の今後の展望として、総代が意見を伝えて終わりではなく、その意見や要望を、総代、生協職員、学生委員会で一緒に実現したいと発表しました!
企画3では、
をゴールに学び合いました!企画③は企画①②を通して考えてきた「組合員って?」「組合員活動って?」を基に、その組合員活動を大学生協全体にどのように拡げる?を考えました。一人の組合員としての視点を忘れずに、積極的な組合員であり、大学生協と組合員の橋渡しでもある学生委員会としてどのように組合員活動を拡げていくか、考え合いました!
また、この時間は福山市立大学生協学生委員会の「人と人をつなげるひとことカード」「行列のできる福市相談所」の事例発表がありました!どちらも、多くの組合員が参加し、交流する場づくりが実現された取り組みでした!また、「組合員としての自覚を持つ」という理想の組合員を増やすことが考えられた取り組みだと思います!
(広島大・1年)
感想
このそけん全体を通して、自分が組合員であるという認識を持てたのと、その認識を広げていく方法を考えることができた。(中略)ひとことカードなどの仕組みの用意や充実とともに、組合員同士のつながりを強固なものにすることで、どこかでつぶやいたことが実現されてる、、というところを目標に関係性を構築できたら1番いいなと思った。
2日目の夜には、テーマセッションとして学生生活実態調査を見て自身と仲間の大学生活を深め合いました!3タームで様々なテーマで語り合いました。今回、「DAIGAKU」と呼ばれるボードゲーム型マルチメディア教材で大学生活を疑似体験しました。参加者同士、大学生活を語り合うことができました!大阪大学の学生・教員の方にご協力いただきました!
セミナー会場では、たすけあい奨学制度の募金・能登半島地震支援募金ブースが設置されました。たすけあい奨学制度募金は107,959円、能登半島地震支援募金は10,346円でした!
声をあげてみんなでつくること(運営参加すること)の小さな体験にしてほしいという想いで、組研運営に対する要望・質問等に関して「ひとことカード」で声を集めました!日々の活動に関する学びあいの場にもなりました。また、参加者(組合員)からの声に対して学生常勤が真摯に回答し、ひとことカードによる組合員との対話を実践しました!
「こんな世界になるといいな」は同じことも違うこともあります。そんな一人一人の「Better World」を出し合い、いいね!と語り合うことができる、それが「Better Worldの木」です!今年も満開になりました!
各地域で発信している情報を集め、掲示しました。主に春のセミナーや年間のセミナーの広報やブロック学生事務局紹介が行われました!
今年も無事に「組合員活動研修セミナー」を開催することができ、そして参加者の皆様同士の対話を通じて組合員活動について学び合い・励まし合いの連帯を作ることができ、大変嬉しく思います。全国の参加者の皆様、グループリーダーをしてくださった全国のブロック学生事務局の皆様、運営の学生常勤の皆様のおかげです。ありがとうございます!
全国に大学生協は200以上あり、普段は各地の大学生協をフィールドに活動している仲間たちがこのように一同に会し、ともに「よりよい大学生活と平和」を考えることができました。私は、このような大学生協が織りなす連帯の素晴らしさを体感しました。参加された皆様も同じ気持ちでしょうか。
全国の大学生協が今後益々、協同の輪を拡げ、よりよい生活と平和に向けて進んでいくことを心より願っております!
組合員活動研修セミナー2025企画局長 漆崎 新
組合員活動研修セミナーにご参加いただきありがとうございます!昨年度以上の参加人数・参加生協数となり、全国に組合員活動を盛り上げる仲間がたくさんいるということを実感できるセミナーになったのではないでしょうか?
セミナー運営の面でも、みなさんのご協力のおかげで大きなトラブルなくスムーズに進めることができました。本当にありがとうございました。
これからも私たちの力で、協同の力で大学生活をよりよく、盛り上げていきましょう!
組合員活動研修セミナー2025事務局長 瀬川 大輔
参加者全員でIYCポーズ
グループリーダーの皆様!
組合員との対話を通じて大学生協でつながる仲間・組合員活動を拡げよう!