大学を元気にする生協の活動

奈良県立大学生協「可能性は無限大!!『より良く』を原点に更なる発展を目指す学生委員会」

奈良県立大学生協は小規模ではありますが、「組合員のより良い大学生活」実現を目指し、学生委員が本気で頑張っています。三つの部門で効率的に専門的に活動する学生委員会の活動を、堀部七彩学生委員長より紹介していただきました。

 奈良県立大学生協学生委員会は「組合員のより良い大学生活」を目指して日々活動しています。学生委員としての活動内容は、ウェルカムパーティー(新入生歓迎企画)の開催をはじめとする新学期活動や、食生活相談会などの日々の学生生活向上を目指した活動、生協店舗のサービス向上にかかわる活動など多岐にわたります。週一で行われる部会では、これらの活動を新学期部門、学生生活部門、店舗部門の三つの部門に分けることによって、効率的に専門的に活動を行っています。

〝ウェルパ〞で不安を吹っ飛ばそう!


“ウェルパ”には、新入生のほとんどが参加します

 新学期部門では、受験生・新入生の大学に対する不安や、保護者の心配な気持ちを取り除き、安心して大学生活を迎えてほしいという想いを胸に、保護者説明会やビジョンナビゲーションセミナー、合格者向けの冊子の発行など、様々な企画があります。
 中でもウェルカムパーティー、通称〝ウェルパ〞は、毎年95%を超える新入生が参加する、生協学生委員会主催のイベントの一つです!準備にじっくり時間をかけ、新入生の不安を吹っ飛ばし、楽しんでもらえるような〝ウェルパ〞になるように、新学期部門のメンバーを中心に学生委員会全体で取り組みます。ただ楽しいだけの友達づくりの場では終わらないように、ウォークラリーをしながら大学を案内したり、学生生活に役立つ情報をクイズにしたり、様々な工夫をしています。会場の装飾や音響まですべて学生委員が行うので、すごく大変ですが、新入生が〝ウェルパ〞で仲良くなった友達と帰っていくのを見ると、やりがいを感じます。

今、組合員に必要な情報のお届けを


生協の機関紙『凪』には、お役立ち情報がいっぱい

 学生生活部門では、奈良県立大学の組合員の現状を考えることからスタートし、いま組合員にとって何が必要か、何をするべきなのかを考えて企画を作っています。食生活相談会や共済活動、生協の機関紙『凪』の発行などがあります。
 『凪』は、学生生活部門が原稿から製本までを行います。学生委員会の活動の告知をはじめ、春夏秋冬の季節ごとの情報や、大学の使い方など、組合員の生活がより良くなる情報を届けたいという想いから作っています!例えば、春号は「新入生特別号」とし、履修の組み方や奈良のデートスポットなど、新入生がまだ知らない学校や奈良の情報をお届けしました。

サービスを向上させ利用しやすい店舗に

 奈良県立大学には生協以外の食堂や購買はありません。そのため、奈良県立大学にとって生協食堂と購買はとても身近なものです。店舗部門では身近だからこそ、生協食堂と生協購買のサービスをより向上させ、もっと組合員が利用しやすいものにしたい、という想いを胸に活動しています。
 この部門では、ひとことカード『県大声』やメニューコンテスト、資格情報冊子の発行などを行っています。また、購買の棚の一部をもらい、学生目線で組合員のニーズに合うものを提供できるようプロデュースする企画『学生棚』があります!年始に行った「お正月フェア」や、4月に入って新しくできた友達と分け合えるお菓子を並べた「シェアフェア」など、季節や行事に応じたものを行っています。また、『県大声』で組合員から「チョコレートを置いてほしい」という声をもらい、「チョコレートフェア」を実施し、より組合員の声を反映した学生棚を作ることができました。


組合員の声から実現した「チョコレートフェア」


ひとことカード『県大声』

なくてはならない生協だから

 私たち生協学生委員会は「組合員の大学生活をより良いものにしたい」という想いを原点とし、常にその心を忘れずに活動しています。他大学と比べて規模の小さい奈良県立大学にとって、生協はなくてはならない大学生活の一部です。また、学生委員の数が多いのも私たちの特徴でもあります。組合員の生活を、様々な視点から見て考えることができます。私たちの活動の可能性は無限大です!!
 これからも今まで通り、組合員の大学生活に寄り添いながら、更なる発展を目指して活動していきます。その中で忘れてはならないのが原点です。「より良く」ということは、すでにある良い状態を、もっと良くすることです。それはとても難しいことですが、私たちはそれを実現しようとする志を持った本気の委員会です。

(学生委員長 堀部七彩)
『Campus Life vol.55』より転載