国際

日本福祉大学生協・留学生対応班による取り組み

日本福祉大学では2018年度から本格的に留学生を受け入れ始めました。
教授から留学生から状況を聞いた該当の学部に所属していた学生委員を中心に留学生対応班を立ち上げました。留学生にも日本の組合員同様に店舗を利用してもらうこと、そして留学生の意見を反映させ、よりよく利用してもらうことにつなげようと考えました。


行った活動は、留学生に対する意見調査と調査内容にもとづく店の改善です。


調査の結果、入学した12人の留学生全員が漢字の読み書きが不得意であることがわかりました。そこで店舗での難しい漢字を調査し、ふりがなポップの貼り付けを行いました。

またアレルギーや宗教的に食べられないもの(牛や豚)の一部にイラストのポップの貼り付けを行いました。

 

ポップ作成後、生協ショップ「ルーチェ」を留学生と一緒に見てまわり利用しやすくなったか確かめてもらいました。
留学生からは「難しい漢字以外の全ての漢字にふりがなをつけて欲しい」「全ての商品にアレルギーのイラストをつけて欲しい」というような反応がありました。


生協ショップ「ルーチェ」での難しい漢字の調査
ふりがなポップの貼り付け


アレルギーのイラストのポップの貼り付け
宗教的に食べられないもの(牛や豚)の
イラストポップの貼り付け

生協ショップ「ルーチェ」では1週間おきに定番商品以外は入れ替割るため、学生委員会の力だけでは全ての商品に対して上記のような対応を取ることが難しいです。 留学生が日本での生活に慣れるためにも、漢字に慣れてもらうためにも、しばらくは日本人でも「難しい」と思う漢字を厳選するなどして対応していくことを考えています。


2019年は、20人以上の留学生が入学予定となっております。インドネシアのようなイスラム教の国からも来ることを想定して、より宗教的に食べられないものが入っている商品のことを意識したり、今年より要望が多くなったりすることを意識して今後も取り組んでいく予定です。