第2回 社会的課題委員会 開催報告

開催概要

  • 日時:2020年5月30日(土)チーム別協議 / 31日(日) 11:00~17:00
  • 会場:Microsoft TeamsおよびBlue Jeansを活用したWeb会議・杉並会館(事務局)

議題

⓪ チーム別協議

環境

今回の委員会では、①新型コロナウイルスによる環境への影響②eco-op2020③リ・リパック④食ロス問題⑤JUONの5つの議題を扱いました。特に、②eco-op2020は大学生協全体で環境活動をがんばる方へ読んでいただくために、活用方法と一緒に発行できるようにします。そのために、eco-op2019を読んだ感想もお待ちしております!また、③リ・リパックは全国の回収率を見ました。全国の回収率は3.4月時点で21.5%(2019年年間比4.4%↓)でした。なかなか回収ができていないという課題が浮き彫りになりました。【容器】と【フタ】をセットで回収を呼びかけていきましょう!

国際貢献

国際貢献チームは大きく3つのことを行いました。1つ目は「ユニセフ」に関する学習会。委員がそれぞれ「ユニセフ」や「ユニセフ募金」について調べてきて交流することでどのような取り組みが行われているかを学びました。2つ目は「Table For Two」についてです。TFT-UAとのやり取りを報告し、各大学で頑張っているTFTをはじめとする様々な団体と一緒に取り組むことができるよね。ということを改めて確認しました。踏まえて3つ目として、今後の国際貢献活動の推進について議論しました。

激甚災害支援・防災

激甚災害支援・防災チームでは、2つのワークを通して、防災をじぶんごとに考えるためのヒントを探りました。その後、各地の現状を持ち寄り、防災に対する組合員や会員生協の意識を整理したうえで、全国でこれからどう推進していくのかを考えました。その中の1つの政策として防災ハンドブックの改修を今後進めていきます。

消費者

消費者チームには1名メンバーが増え、10名になりました。今回は①消費者月間②奨学金アンケート(仮)、③「日常生活の中でちょっと気になるけど自分では調べるほどではないなあということを調べてみたら社会とつながっていました選手権」④成人年齢引き下げについて協議しました。②奨学金アンケート(仮)は、学部生院生組合員の声と意識を集め、の社会に届けることを目指します。③は「ちょっきに」を通じて「社会に目を向ける組合員を増やす」ということがゴールです。④では既存の冊子の項目に大学生の声と実態を入れたものを作成することになりました。

① 平和

まず、大学生協の「平和」の前提を確認しました。組合員が最低限の生活ができるためには、平和な社会という前提が必要になります。社会の問題に興味関心を持つ、そして考え・話し合い・行動することで、社会が動き生活が変わることを確認できました。また、全国大学生協連が進める「戦後75年企画」の概要についても確認し、この状況下で、各ブロック・会員生協でどのような取り組みができるか検討しました。新型コロナウイルスの影響を受け、Peace Now!2020の日程変更・開催形態変更についても確認しました。例年と異なる時期ですが、平和について考える場を作ります。

② 地域報告

コロナ禍でも工夫した各地域の取り組みを交流しました。たくさんの「いいね」が飛び交う時間になりました。

注目した取り組み

お茶の水女子大学生協「冊子でのレジ袋案内」
お茶の水女子大学生協では、学生委員会の冊子でレジ袋に関するお知らせのコラムを掲載しました。購買で商品をレジ袋に入れず渡す理由を説明する際に、「日本人は1年間で約300枚ものレジ袋を使っている。」というデータを掲載し、組合員が社会に目を向けるきっかけを作りました。
通常は昼休みに手配りしている冊子ですが、新入生応援サイトに掲載し、Twitterでもお知らせしました。


静岡大学生協/広島修道大学生協「消費者月間に関する発信」
静岡大学生協では、学生委員が調べた消費者問題についてTwitterで発信しました。クレジットカードやブラックバイトなど身近なテーマを扱ったり、静岡大の学生に関わる消費者問題も取り扱うことで、消費者問題を自分ごととして捉えました。
広島修道大学生協では、5月の消費者月間に合わせて、消費者教育の体系イメージマップを基に定期的な情報発信を行いました。


岡山大学生協「Mottaca」
岡山大学生協では、大学生活のリスクやそれに対する備えを、自分ごととして捉える最初のきっかけとして、「Mottaca」というカードを作りました。カードには共済加入の有無に加えて、緊急連絡先や避難所、災害に備えた備蓄を記録できるようになっています。
背景には、岡山を襲った豪雨などの災害があります。災害の教訓を踏まえて、新入生が入学時に保護者と一緒に考える機会を作ることができました。

③ SDGs行動宣言のより一層の推進に向けて

昨年の全国総会で決定した「SDGs行動宣言」を踏まえて、今後の連帯組織の行動について考えました。7月中旬に向けて理事会での学習用冊子の作成を進めます!

④ 新型コロナウイルスの拡大を受けて社会的課題を考える

この間の新型コロナウイルスの影響で、社会構造が大きく変化しています。その結果、これまでとは異なる社会的課題に組合員が直面していることを確認し、これからできる推進について考えました。社会の変化について確認した上で、この状況下で一人の組合員としてできること・大学生協や連帯組織ができることについて意見交流する時間となりました。「コロナに負けない」ではなく、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」の世界に移行することを踏まえて、社会にアンテナを張り、今だからこそできることを議論しましょう!

⑤ チーム別協議共有

5月30日のチーム別協議を踏まえて、それぞれの分野で力を入れるべきことを確認しました。

⑥ 各種報告(ちょっきに選手権開催)

”日常生活の中で「ちょっと気になるけど自分で調べるほどではないなぁ」ということを調べてみたら、社会とつながっていました選手権“の開催と各地で広げることを確認しました。