以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった選出された委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です
□組合員とともに「社会的課題の」「解決」に向けて考え行動していきましょう
□「社会的課題×店舗」の取り組みを強めていきましょう
※1957年に大学生協運動の柱の1つとして「平和」が定められ、60年以上たった現在も大切にされています。
激甚災害支援・防災
三重大学生協では、食堂で石川県のご当地料理「めった汁」を提供し、1食につき20円を寄付につなげる取り組みを行っています。1日約100食を想定していますが、毎日ほぼ完売しています。
普段利用する身近な生協店舗で、いつもとは少し違うメニューを選ぶだけで災害支援に関わることができるので、組合員にとっては災害について考えて行動するきっかけになりやすいですね!
※この取り組みは東海ブロック全体で参考にされ、名古屋大学生協、静岡大学生協(浜松キャンパス)、名古屋工業大学生協、愛知教育大学生協などでも取り組まれています!
神戸大学生協では、年末に組合員の必要無いものを集め、年始に安価で販売する「GI冬のフリマツリ」という、リサイクルとリデュースを啓発する取り組みが毎年行われていますが、今年は災害支援として収益が全額寄付されました。
必要無いものを提供してくれた組合員には購入時に使えるクーポンが配布されるなどの工夫により、当日の来場が274名と多くの組合員が災害支援に貢献できている点や、支援募金総額とその送金について【大学生協のホームページ】で組合員向けに報告されている点がポイントです◎
環境
食堂での廃棄を減らすことを目的に、SDGsの12番目「つくる責任つかう責任」を意識した店舗運営となっており、食堂の混雑緩和のため、閉店10分前からフードロス削減のため、値下げして販売していました。店舗パートさんからは廃棄が減り、客数も増えていたという声がありました。
組合員が日常生活で利用している食堂でSDGsに触れる機会にもなり、組合員の参加によって組合員自身が環境活動に取り組んでいるという実感を持つことができました。
昨年度にエコネット新里工場<肥料・飼料>リプラ<RPF固形燃料製造>生ハム工房<生ハム加工施設>の工場見学を行い、組合員がごみの分別やリサイクルのしくみを知り、それらの環境問題に興味や関心を深めることができました。工場見学を通して、今起こっている環境問題が身近なものであると知ることができ、それを“自分事”として捉え、どのような行動をしていくかをポスターにまとめ、工場見学に行く前と行った後での変化や「これやります!」宣言を食堂ホールに掲示し、組合員に取り組みを周知することができました。
平和・国際貢献
近畿大学生協の3つの生協店舗(November・plum・leaf)にて、Hiroshima、Nagasaki、Okinawaの平和に関するクイズを作成し、Google Formを用いてクイズ形式で発信を行っていました。回答用の二次元コードだけでなく、平和に関する知識が載っているチラシも店舗に掲載していました。クイズに参加することで、店舗で利用可能なポイント獲得の抽選に参加することができます。SNSでの情報発信も駆使しており、多くの組合員の参加を促す工夫がなされていました。Peace Now!で得た学びを組合員が気軽に参加できる取り組みとして伝えることができていました。
組合員に「平和」に関する事柄に興味を持ってもらうきっかけを提供するため、留学生を含む広島大学生や教職員を対象に、パレスチナ・ガザ地区への大規模空襲と地上侵攻後の取材を行ったドキュメンタリーDVDの鑑賞を行いました。世界の紛争と平和について一般的な認識を提供し、知識を深め、ガザの現状についても想いを馳せることができていました。他にもパレスチナ人学生、卒業生による講演も行われ、平和について深く考える機会になっていました。
消費者
早期合格者向けの入学準備説明会において、中央労働金庫(ろうきん)の方が消費者リスクについて提起し、動画での説明を行いました。
東京ブロックでは、中央労働金庫と連携した消費者教育が活発になってきており、横浜国立大学生協の取り組みは新学期時期における新入生への消費者教育に関する事例でした。
自由が増える分、トラブルに巻き込まれるリスクも高まる大学生となる新入生への消費者教育は、今後注目したいポイントです。
大阪いばらきキャンパスの食堂「OIC Cafeteria」にて1月中、エシカル消費ポスターを掲示しました。エシカル消費に関する概要だけでなく、実際に立命館生協で実施されているエシカル消費として丼ペリ(リ・リパック)とウォーターサーバーの取り組みを掲載しました。身の回りの例をあげたり、リ・リパック弁当の販売やウォーターサーバー設置している食堂で掲示したりと、組合員がエシカル消費をイメージしやすいように工夫された事例でした。
「エシカル消費」は、社会をつくるわたしたちの消費行動として意識したい部分です。組合員にとって最も身近な店舗から広げていきましょう!