ジェネリック医薬品について

全国大学生協連院生委員会  2018.08.29 Vol. 07

ジェネリック医薬品って何だろう?

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(図は厚生労働省ホームページより引用)

こんにちは!私は名古屋市立大学大学院薬学研究科M2のつかつかです。骨を壊す破骨細胞について研究し、骨粗しょう症などの骨疾患の新規治療法の確立を目指しています。

さて皆さんが病院に行った後、処方せんを薬局に出すと「ジェネリックにしますか?」と聞かれたことはありませんか?今回はその「ジェネリック医薬品」について紹介します。

ジェネリック医薬品は「後発医薬品」とも呼ばれます。新薬(先発医薬品)と同じ有効成分を使っていて、有効性・安全性・品質についての国の厳格な審査を受け製造販売を承認された薬です。ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に製造販売されるので開発費が抑えられ、薬の価格が新薬の半額程度かそれ以下になります。そのため薬代の自己負担は大きく軽減されます。自己負担分を除いた薬代は健康保険が負担しています。薬代の削減によって健康保険の支払額を抑えることで、健康保険の負担と健康保険に税金を投入している国の負担の削減にも貢献します。

ジェネリック医薬品の使用割合は年々増加し、2017年9月には65.8%となっています。2020年9月までに国はジェネリック医薬品の使用割合を80%までに引き上げることを目標としています。

ジェネリック医薬品の特徴を理解したうえで、ぜひジェネリック医薬品を活用してみてください!

発行元

全国大学生協連合会 全国院生委員会 院生委員長 小澤将也