全国大学生協連院生委員会 2019.03.20 Vol. 13
名古屋市立大学大学院薬学研究科M2のつかつかです!今回と次回は奨学金に関する話題を取り上げます。私は学部生の時、給付型奨学金の給付を受けていました。現在は日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の貸与を受けています。
今回のトピックは「学生・院生への様々な経済的支援」についてです。最も有名なのは「日本学生支援機構(JASSO)の奨学金」です。学部生の27.6%[1]、院生の39.5%[2]がJASSOの奨学金を受給しています。JASSOの奨学金は貸与型なので将来返済する必要があります。(2017年度から給付型奨学金制度が始まりましたが、受給者は大学進学者の約2%[3]にとどまっています。)ところが、院生の場合は「特に優れた業績による返還免除制度」があります。修士課程では奨学金受給者の約20%が半額免除、約10%が全額免除に認定されています(2017年度)[4]。
また、国公立大学では授業料免除制度があります。院生の約20%が授業料を一部あるいは全額免除されています[5]。さらに、企業や地方自治体が奨学金返還を支援する動きも増えてきました。例えば、徳島県内で就職する人の貸与型奨学金の一部を徳島県が代わりに返済してくれます[6]。
この他にも私立大学の特待生入試や財団等の給付型奨学金も経済的支援に挙げられます。このようにJASSOの奨学金以外にも様々な制度があるので、一度調べてみることをおすすめします!
全国大学生協連合会 全国院生委員会 院生委員長 小金澤光