あなたを守る大事な手帳

全国大学生協連院生委員会  2019.05.15 Vol. 20

お薬手帳持っていますか?

こんにちは。東北大学薬学部薬学科6年生のよーちゃんです。薬剤師になるために、病院や調剤薬局で実務実習をさせていただいています。

皆さんは「お薬手帳」を持っていますか?

「お薬手帳」とは、自分が使っている薬の名前・量・日数・使用法などを記録できる手帳です。副作用歴、アレルギーの有無、過去にかかった病気、体調の変化などについても記入できます。特に調剤薬局では、さまざまなデザインの手帳を用意したり、手帳カバーをつけたりして、患者さんに手帳を持ち歩いてもらえるように工夫しています。

なぜ、薬剤師は患者さんに「お薬手帳」を持っていて欲しいのでしょうか。それは、「お薬手帳」は患者さんを守る大事な手帳だから。

患者さんが現在飲んでいる薬を知ることで、重複して同じ薬を飲むことを避け、薬の効きすぎや余計なお会計をなくします。薬同士で相性が悪いものもあるため、相性の悪い薬を飲んでしまって具合が悪くなるのを避けます。

災害のときにも患者さんを守るのが「お薬手帳」。災害時は流通が滞り、薬が不足してしまいます。しかし、薬を飲まなければいけない病気の人は大勢います。そんなとき、薬剤師は、手帳を見ることで患者さんに同じ効果の薬を渡すことができます。いざというとき、あなたを守る大事な手帳。持っていてくださいね。

大学生協はSDGsを推進します

大学生協はSDGsを推進します 3. すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

発行元

全国大学生協連合会 全国院生委員会 院生委員長 小金澤光