私たちが使っていたものが変わるかも?

全国大学生協連院生委員会 2023.12.20 Vol.66

あなたにはどんな存在でしたか?

みなさん、こんにちは!愛媛大学大学院のかいとです。
突然ですが、「ランドセル」と聞くとどのようなものを想像しますか?

ランドセルというと、小学生が背負っている、赤・黒・青・緑・茶・ピンクなどカラフルな色で作られており、日本の小学生が登下校に使用する背負いかご型の皮革製で、教科書や文具などを収納するための頑丈なバッグなのではないでしょうか。教室で「さようなら」のあいさつの前に、友だちのランドセルの錠前を外し、中身がすべてこぼれ落ちるようないたずらをし学校の先生に怒られて帰るのが遅くなることもあったのではなかったでしょうか。帰り道で疲れて、ランドセルを椅子の代わりにしておしゃべりしたことありませんか?

小学校入学前、ランドセルをもらった時のことを覚えていますか?かばんメーカーでつくる日本鞄協会ランドセル工業会が、令和4年度に小学校に進学した児童のいる全国の保護者1500人対象のアンケート調査では、購入したランドセルの平均価格は5万6000円余りで、4年前と比べておよそ4000円上昇しています。その要因として、祖父母が購入した割合が55%を占めており、孫への入学祝として装飾が付いたものや高価な素材でできたランドセルが選ばれていることや、少子化により子ども1人にかけられる費用が増えていることが関係していると考えられています。

小学校入学前、ランドセルをもらった時のことを覚えていますか?かばんメーカーでつくる日本鞄協会ランドセル工業会が、令和4年度に小学校に進学した児童のいる全国の保護者1500人対象のアンケート調査では、購入したランドセルの平均価格は5万6000円余りで、4年前と比べておよそ4000円上昇しています。その要因として、祖父母が購入した割合が55%を占めており、孫への入学祝として装飾が付いたものや高価な素材でできたランドセルが選ばれていることや、少子化により子ども1人にかけられる費用が増えていることが関係していると考えられています。

しかし、立山中央小学校の入学式では、全体のおよそ7割がランドセルでした。ランドセルに憧れていた女の子やランドセルを買ってあげたい親、祖父母。小学校で使うカバンは、法令や学校の校則などでランドセルでないといけないと決まっているわけではありません。しかし、固定概念としてのランドセルのイメージが広がっています。栃木県日光市の小学生の発想から生まれた「さんぽセル」(アルミ製のフレームで2本のスティックの先にキャスターが付いた商品で、ランドセルをキャリーバッグのように手で引くことができ、体感荷重を約9割軽減するもの)のみならず、ニーズの多様化や教科書重すぎる問題、ジェンダーレスモデルの増加、ランドセル商戦の早期化など、ランドセル業界のトレンドや課題は年々変化しています。今後、ランドセルはどのように変わっていくべきなのでしょうか。

【参考文献】(2023年7月17日最終閲覧)

NHK Web特集「進むか”脱ランドセル”」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230417/k10014040711000.html

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発行元

全国大学生協連合会 全国院生委員会