全国大学生協連院生委員会 2025.01.22 Vol.74
皆さんこんにちは、まっさんです。突然ですが皆さんは何歳ですか?有権者ですか?選挙に行ったことはありますか??
18歳以上であれば、現在の日本においてほとんどの人が2つ目の質問の回答がYESにあたる人です。
「現在の日本において」と前置きした理由、わかりますか?
小中学校の社会の授業を思い出してみましょう。昔はお金持ちの人、権力のある人、男の人しか投票に行けなかったのです。今の政治に疑問を持っても「それは違う!」と立候補することも、「それは違うからこうしよう!」と言ってくれている人を支持することさえ、なかなかできない世の中でした。お金持ちで力のある人が決めた世の中で生活するしかなかったのです。
この話を聞くと、「確かに習ったかもしれないけど、でもそれって昔の話でしょ?」と思う人も少なくないかもしれません。
しかし戦後79年の今、そこまで大昔の歴史ということではないのです。私の母の実家は自営業をしており、母の両親・祖父母は「忙しい」という理由で授業参観や運動会、三者面談さえもなかなか来てくれなかったそうです。しかし、ある時祖母が珍しく出かけるのでわけを聞くと「選挙に行く」というのでした。母曰く、「昔は選挙にいけなかった、でも今は代議士さんを選べる、いい時代になったよ」と祖母に言われたそうです。つまり、選挙に行ける、投票ができる権利があるということは今までは全く当たり前のことではなく、みんなのおじいちゃんおばあちゃんや、ひいおじいちゃんひいばあちゃんの時代の人々の働きかけがあったからできるようになったのです。
さてここで、3つ目の質問の回答、あなたははどうですか?有権者であっても投票に行かない人が多くいます。選挙に行くか否か含めてそれは個人の自由ですが、権利行使をせずに文句だけ言う、それはいったいどうなのでしょうか。あなたの望む政治を実現してくれそうな人は誰でしょうか。今のあなたの選択が、あなたの今後、子どもや孫の世代の当たり前になる架け橋です。あなたの望む社会を実現してくれるのは誰でしょう?
先人が与えてくれた選挙権、生かすも殺すも自分次第。
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