名古屋大学生協院生委員会では、新歓から始まる1年間の活動が大変熱心に取り組まれています。
今回は、同生協の今井昭弘専務補佐から院生の生活をサポートするさまざまなとりくみを紹介していただきました。
院生委員会の活動(2016〜17年)
院生委員会月例会議
名古屋大学生協院生委員会は、修士1年9人、修士2年12人、博士1人の22人で、毎月一回集まって会議を開いています。多忙な時間の中ですが、普段限られた世界(研究室)で研究に没頭しているため、月に一度の会合は良い気分転換になっているようです。
院生委員の活動期間は実質1年半で、世代交代が早いです。メンバーや世代の特色を出しつつ活動内容の継続性を保つことが難しいのですが、ここ数年は引き継ぎもうまく行われ、旺盛に活動しています。
現在の活動の柱は、⑴新歓活動⑵広報活動⑶交流企画⑷就活支援企画⑸店舗関連活動です。以下、順に紹介します。
新歓活動は冊子発行と歓迎企画の二本立てです。入学手続き時に配布している『院生生活サバイバルガイド』は、過去数年間の先輩の声がたくさん詰まっています。「研究」「論文」「生活」などテーマ別にアドバイスを掲載しており、新入院生、特に他大学から名古屋大学に進学した人には役立つ内容です。生協事業や院生委員会のこともここで紹介しています。歓迎企画は研究科を超えた友達づくりの場です。ゲームやパーティーを通して毎年盛り上がっています。
広報宣伝活動では、院生委員会のホームページ、フェイスブック、メールマガジンを運用し、新歓期や企画開催時に活用しています。
『院生生活サバイバルガイド』
新歓企画 新入院生交流会
交流企画には院生組合員が多数参加します。鍋パーティー、バーベキュー、カクテルパーティーを企画。「違う研究科の院生と話ができて良かった」「毎日の研究生活から解放されて気持ちが良かった」「こういう企画をもっと開催して欲しい」など好評を得ています。これらの企画には生協職員も参加し交流を深めています。
交流企画 鍋パーティー
(右)交流企画バーベキュー
(左)夏の交流会 カクテルパーティーのチラシ
就活支援企画は8年前から行っています。企業の協力を得ながら、広報宣伝や当日運営を担います。
企画内容は院生委員会が主体となって実施しています。時期や状況に合わせて内容を変えながら年に2〜3回開催し、毎回100名規模の参加となっています。院生に特化した内容なので毎年好評で、院生委員にとっては「みんなのためにも自分たちのためにもなる」活動と言えます。
就活支援企画
就活支援企画のチラシ
店舗利用懇談会
店舗関連活動としては、名大オリジナルグッズの検討や店舗利用懇談会を行っています。
院生委員が地区ごとに店長と懇談し、利用実態や感想、店舗への要望や改善点を出し、話し合いました。
「食堂ピーク時に行列の最後尾が分かりにくい」「外から見るとお店の案内が目に付きにくい」「コンビニショップにもよく使う文具を少し置いて欲しい」「新幹線のチケットが買えることを知らなかった」などたくさんの意見が出され、業務改善につなげています。
大学の中で長時間過ごす院生にとって、学内は学部生以上に生活の場でもあります。院生委員会と生協職員が一緒になって院生生活をサポートするとりくみを今後も続けていきたいと思います。
(編集部)
『Campus Life vol.52』より転載