Book Best 10 2019年3月

3月は就職・資格書の売行きが好調な月でした。業界研究やSPI、エントリーシートの書き方に利用が集中しています。1位の「史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」はSPI対策本の中でも近年特に人気が高まっている一冊です。就職・資格書以外で注目なのは6位にランクインしたのが世界的にもベストセラーになっている「FACTFULNESS」。就活生や卒業間近の学生さんの利用が目立ちました。また一方で、研究職を目指す大学院生に人気だったのが9位にランクインしている「学振申請書の書き方とコツ」です。いずれにしろ、将来・社会に出るために役に立つ本の利用が多かった月でした。

3月いっぱい実務教育出版のフェアを行った為、上位に7点入っております。
9位の「古代史講義【戦乱篇】」は、3月の新刊ですが、新書では断トツの1位です。

『騎士団長殺し』第1部が上下巻ともランクインしました。第2部上下巻も発売になりましたので、4月は4点がランクインしそうです。1位の講談社「機械学習シリーズ」も新刊は引き続き好調に利用があります。2位の『FACTFULNESS』は3か月連続で2位に位置しています。世界で100万部の大ベストセラーの翻訳本、 40カ国で発行の話題作。

いよいよ新学期が始まります。入学式などのイベントで「大隈重信自叙伝」が売れております。

TOEIC対策コーナーを見ている方が多かったです。2月から引き続き『金のフレーズ』が好評でした。また、3月は読み物が好調でした。春休み期間中に読むためにじっくり選んでいる方が多かったです。

4位は機会学習の人気のシリーズ新刊。5位は学会編ですが名大の先生も書いています。6位はじわじわ売れ続けています。

上位はのきなみ京大ゆかりの著者(教員・学生)本が並んだ3月でした。4月の販売動向が今から楽しみです。

落ち着いてはきましたが、引き続き就活本が上位となりました。4位は2013年刊行の書籍ですが、改正入管法の関係でのランクインでしょうか。
7位は定番憲法書の最新版。10位は社会学だけではなく現代思想に興味のある方にもアピールする内容です。

春の教科書シーズンのため、毎年動きが早い高等司法・法学部のテキストが売れ出しています。TOEIC・就職関係本は相変わらず好調。

語学と就職関係に新書が3点入りました。「オスマン帝国」は九大の先生のものです。語学書は、相対的に旺文社が堅調です。